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  • 2014.02.26

5年後独身だったら結婚しよう…約束した彼はハデな美女と婚約していた!『最後の晩餐』

 普段、ご飯は誰と食べているでしょうか?
冷凍食品をレンジでチン。テレビの音をBGMに一人でご飯。その反対に、テレビの中では男女が二人でご飯。これを攻撃だと感じる事があるかもしれません。

 実はこの映画のチャオチャオもレンジでチン派。そんな彼女の独身生活に終止符を打つように、5年後に結婚を約束した彼から連絡が来ます。
幸せへのカウントダウンが始まったと思いきや、なんと彼の隣にはまさかの婚約者が……。

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 中韓合作映画史上最高のヒットとなった本作がついに日本上陸です。
『ラスト・プレゼント』などで知られるオ・ギファン監督によるラブストーリー。“別れの契約”を交わした彼の5年後に動揺し、右往左往する姿がなんとも愛くるしいヒロイン・チャオチャオを演じるのはバイ・バイホー。映画『失恋33天 Love is not blind』の演技が高く評価された注目の女優です。
その相手役、リー・シンを台湾でトップクラスの人気を誇るエディ・ホンが演じ、5年前の約束とは違う彼の態度にやきもきするチャオチャオの可愛さを引き出しています。


お互い独身だったら結婚しよう!の真意とは

 【簡単なあらすじ】
 一流のシェフを夢見るリー・シン(エディ・ホン)と、食器デザイナーを目指すチャオチャオ(バイ・バイホー)は学生時代に出会う。二人は恋人同士になり、行きつけのカフェでプロポーズするリー・シン。だが、チャオチャオはお互いが夢を叶えるまでは嫌だと言う。そして、二人にとって特別な契りを交わす事に。

「5年後、もしお互いが独身だったら結婚しよう」

 その5年後、食器デザイナーとして独立し、北京で個展まで開くようになったチャオチャオの電話に、一流のシェフになったリー・シンから連絡が入る。「約束の時が来た!」と舞い上がる彼女。
しかし、それは自分ではない婚約者と近いうちに式を挙げるという最悪な知らせだった……。

約束と全然違う! 嫉妬と焦りがチャオチャオを襲う

「5年前の約束通り、ずっと好きだった彼とゴールイン」
映画は理想を描いてくれる。だけど、現実の人生はラブストーリーのように上手くはいかない。せめて映画だけでもそうであってほしい。チャオチャオもそんな気持ちだったはずです。

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 それなのに5年後のリー・シンは、ゴージャスな美女を隣りに置いて幸せそう。笑顔でこっちを見てくる。さらにその美女から強烈なフックが襲いかかります。

「あなたが別れてくれたから、この幸せがあるの」

 これにはチャオチャオ、もはや瀕死状態です。悔しさでいっぱいの彼女は、なんとか約束を遂行させようとリー・シンに迫る。その方法がなんとも可愛らしくて目が離せない。嫉妬させようとゲイの友人を強引に恋人に見立てたり、挙げ句の果てに色仕掛けをしてみたり。セクシーに肩を出してみた結果、「風邪ひくぞ」で一蹴。
空回りする彼女の姿に笑わせられるも、なんだか可哀想すぎて泣けてくる。

 しかし、その涙が後半は本気の涙に変わっていく。
リー・シンがずっと抱えていたウソと、チャオチャオの5年間秘めていた事実とは?
それを知った時、この映画のタイトルに『最後』がついている意味を理解してしまうのです。


男女は美味しいご飯と受け皿の関係であるべき?

 ラブコメディの前半とはうって変わって、後半はシリアスなメロドラマに変貌を遂げる。
あの日、チャオチャオはなぜ「5年後」と言い出したのか。その理由が分かると映画はたちまち涙を誘う。今まで笑っていた部分が涙に変わる。この二部構成がなんとも見事なのです。

 出会った頃、落ち込んでいたチャオチャオに「一人じゃ笑えない」と優しく声をかけたリー・シン。そのセリフが後半で対になる時、二人が叶えた夢が互いに作用する。
一流のシェフとして美味しい料理を作るリー・シンと、その料理を乗せるお皿を作るチャオチャオ。
二人の夢が叶う事でラブストーリーが成立し、そこで初めて彼の優しくて甘い味が喉を通っていく。受け止めるのは彼女の皿しかない。

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 笑顔も料理も、一人では意味がないのです。
男女は、美味しいご飯と受け皿の関係でいることが理想なのでしょうか。もちろん、”最後の晩餐”の時まで。
「好き」と「好き」の関係だけでなく、5年間で築き上げた二人の夢が「好き」を支えている。一生の恋愛を目指すすべての男女の夢に問いかけてくるのです。

最後の晩餐をともに過ごしたい人は?

 美味しいご飯があっても、そこにお皿がないと食べられない。二人の夢と夢が合わさる事で、ようやくお腹を満たしてくれる。そんな男女のあるべき形を『最後の晩餐』は教えてくれるはずです。
お皿の大きさは関係ないかもしれません。ただ、その受け皿が自分にとっての夢であるかどうかが重要なのでしょう。


3月1日(土)、シネスイッチ銀座、横浜ブルク13ほか全国順次ロードショー

監督:オ・ギファン
キャスト:バイ・バイホー、エディ・ポン、ペース・ウー、ジアン・ジンフー
配給:CJ Entertainment Japan
原題:A Wedding Invitation(分手合約)/2013年/中国・韓国合作映画/103分
URL:映画『最後の晩餐』公式サイト

Text/たけうちんぐ

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