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  • 2013.02.09

フランスと日本の男女が向き合う、震災の記憶『メモリーズ・コーナー』

メモリーズ・コーナー オドレイ・フーシェ デボラ・フランソワ 西島秀俊 阿部寛 フランソワ・パピニュ 國村隼 塩見三省 倍賞美津子 ディンゴ
©NOODLES PRODUCTION, FILM ZINGARO 2 INC., FRANCE 3 CINEMA, 2011

 1995年に起きた阪神・淡路大震災は、今もなお深く多くの人の記憶に焼き付いています。そんな被災地・神戸&淡路島を舞台に、フランス人女性と日本人男性の不思議で幻想的な関係を描いたドラマが生まれました。
主演は『ある子供』で脚光を浴びたフランスの女優デボラ・フランソワ。西島秀俊、阿部寛ら日本を代表する俳優たちがフランス映画で共演を果たしています。フランスの新人女性監督オドレイ・フーシェの手により、震災後の神戸を舞台に切なくて心を打つドラマに仕上がっています。

 フランスの女性ジャーナリストのアダ(デボラ・フランソワ)は阪神・淡路大震災の取材のため、神戸を訪れる。復興を遂げた神戸は、悲劇を乗り越えて活気溢れる街を取り戻しているように見えた。
通訳の岡部(西島秀俊)と共に被災した人の家を訪れていると、震災の後遺症に悩む無口な男・石田(阿部寛)と出会う。岡部から、石田が現世の男ではないと忠告されるアダ。石田が幻であることを悟りながらもアダは彼に惹かれ、彼の記憶に触れていく――。

 西島秀俊、阿部寛がフランス語と英語を披露していることでも話題の本作。
被災した人の心はいまだ癒えることなく、映画で描かれる孤独感や絶望が観る者の心に問いかけてきます。オドレイ・フーシェ監督が日本を舞台にこのテーマで描く理由が分かるはずです。
石田はどうして幻になってまでアダと岡部の前に現れたのでしょうか? そして2人の関係とその行方は……?
国境と時間を越えた男女の姿は、あなたの記憶に深く刻み込まれるでしょう。

メモリーズ・コーナー オドレイ・フーシェ デボラ・フランソワ 西島秀俊 阿部寛 フランソワ・パピニュ 國村隼 塩見三省 倍賞美津子 ディンゴ
©NOODLES PRODUCTION, FILM ZINGARO 2 INC., FRANCE 3 CINEMA, 2011


2月23日(土)よりシネマート六本木他、全国順次ロードショー

監督・脚本:オドレイ・フーシェ
キャスト:デボラ・フランソワ、西島秀俊、阿部寛、フランソワ・パピニュ、國村隼、塩見三省、倍賞美津子
配給:ディンゴ
原題:MEMORIES CORNER/2011年/フランス・カナダ映画/82分
URL:映画『メモリーズ・コーナー』公式Facebook
URL:映画『メモリーズ・コーナー』公式Twitter



Text/Michihiro Takeuchi

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たけうちんぐ
ライター/映像作家

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