• love
  • 2013.01.30

カラダを縛ることで、気持ちがラクになる私……『R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私』

R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私 竹中直人 平田薫 安藤政信 綾部祐二(ピース) 津田寛治 よしもとクリエイティブ・エージェンシー
©吉本興業

 ストレスの解消法は人によって様々ですが、縄で自分の身体を縛り上げることで快感を得る人も。そんな誰にでもある“秘かな趣味”を題材にした、OLの官能的なストーリーです。
『女による女のためのR-18文学賞』の大賞に輝いた蛭田亜紗子の『自縄自縛の私』を、個性派俳優として知られる竹中直人が約3年ぶりにメガホンをとって映画化しました。主演は透明感のある女優として同性からも支持が熱い平田薫。ほかにも、安藤政信やお笑いコンビ「ピース」綾部祐二など、個性豊かな面々が脇を固めます。

 立花百合亜(平田薫)は学生時代、インターネットで身体を縛る方法を知ってから秘かな趣味にしていた。そんな姿を彼氏の裕太(綾部祐二)にバレて別れを告げられてしまい、懲りた百合亜は5年間「自縛」を封印していた。しかし、広告代理店のOLとして働くようになり、次第に蓄積されるストレスを発散するため、再び縄を握ることになる。
百合亜は自縛を綴るブログを始め、そこで知り合った自縛マニアとメッセージを送り合ううちに、ますますエスカレートしていく。さらには自縛の上に手錠をかけ、思わぬ行動を移すことに――。

 一見どこにでもいる普通のOLである百合亜。好奇心から始まった自縛が、生活にまで影響を及ぼすなんて……。誰もがキケンな世界に入り込んでしまう“スキ”があることに、改めて気づかされます。
あなたはストレスの解放に何を求め、快感を覚えてしまう?
百合亜が決して特別なOLではないことを、映画を観て確認してください。あなたが気づかないだけで、秘かな趣味を抱えているかも……?

R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私 竹中直人 平田薫 安藤政信 綾部祐二(ピース) 津田寛治 よしもとクリエイティブ・エージェンシー
©吉本興業


2月2日(土)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー

監督:竹中直人
キャスト:平田薫、安藤政信、綾部祐二(ピース)、津田寛治
配給:よしもとクリエイティブ・エージェンシー
2012年/日本映画/106分
URL:映画『R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私』公式サイト


Text/Michihiro Takeuchi

主演女優の平田薫さんのスペシャルインタビュー!

 映画「R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私」で、ネットを通じて自縛の世界に魅了された働く女性、立花百合亜を演じた平田薫さん。ご自身の恋愛観や映画に対する想いを語ってくれました。

R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私 主演女優の平田薫さんのスペシャルインタビュー

―どこにでもいそうな普通な女の子が自縛に目覚める。少し変わった役柄だと思うのですが、実際にご自身はどういう思いで演じられましたか?

平田薫さん(以下敬称略):普通の女の子が自縛というと「それ普通じゃないじゃん!」って感じる方も多いと思うんです。でも、社会で生活している中で、「何が普通か?」という基準って意外と分からないですよね。
演技の面では、百合亜は大学の研究題材もサディズムなど変わった観点を持った子だったので、台本とか作品に散りばめられた百合亜の細かい設定や癖をなぞって、キャラクターを拾っていきました。脚本を読んだ時点では、“縛り”だけをピックアップした作品ではなく、自分を縛ることによって成長していく物語だということがとても理解できたので、自然に、百合亜として、そこにいることができました。

―劇中、縛るということに関しては、百合亜ならではのサディズムがあったと思うのですが、平田さん自身の快感、フェチズムがあったら教えて下さい。

平田:快感っていうと難しいですけど、フェチで言うと、血管が大好きなんです(笑)。
血管が浮き出ている人なら誰でも好きになるわけではないのですが、自分にないものに惹かれるというか。すっごい浮き出てる人の腕をプチって触ったら、パンって切れちゃうんじゃないかという危うさがとっても気になるんです(笑)。急所のようなところを全身に出していていいの? みたいな……。もし自分が好きになった人が血管出ていたら、すごいポイント高いです! 生命力も感じるし、血が足りてそう!って。

―今回いろんな男性が出演されましたが、平田さん自身はどういう男性をタイプですか?

平田:ファザコンというか、父親が大好きで。父親がしてきてくれたことを、相手にも求めちゃいます。「この人、家庭をもったら家族に尽くせそうだな」とか。そこまで結婚願望があるわけじゃないんですけど、結婚の対象に入らない人とは付き合えないなって思う。父親は、頑固で無口で寡黙な感じなんですけど、しっかり家族を支えてくれる。そういう、口で言わなくても、行動だけで示してくれる人がいたらいいですね。理想はなんでも言えますよね(笑)。

―理想とは逆に、「これはやめて欲しい」というような、恋愛に関してのタブーはありますか?

平田:浮気とか二股掛けられていたら嫌かな。
その人が、自分が許せるような相手だったら許すかもしれませんが、今そういう相手が目の前にいないので、「男の人に浮気されたらどうする?」って言われたら、「いやぁ、無理無理!」ってなります。とはいうものの、対応能力がハンパないので、浮気以外の細かいことはあまり気にならないです!

―百合亜のような、誰にも言えない秘密ってありますか?

平田:お互いをよく知っている親友になんでも話してしまうので、人に言えないようなことというのはないのかな。でも、酔っ払った姿が結構ひどいので、そこはあんまり人に見られたくないなとは思います(笑)。
最近は休肝しているんですけど、お酒を飲むとテンションが上がって、とてもハッピーになれちゃうんです。お家でも500ミリリットルのビール6缶飲んだりとか……。結構えげつない飲みっぷりなんですが、そのおかげでストレス溜まったときは流し出せてます(笑)。

―最後に、こちらの作品はどんな方に見てもらいたいですか?

平田:タイトルも「自縄自縛の私」と、インパクトが強くて、女性は見に行きづらいなって思ってしまうかもしれません。ただ、タイトルの驚きとはまた違う、とても深みのある内容になっているので、ぜひ多くの女性に見ていただけたら嬉しいです。縛りをやる、やらないとは別に、大変な毎日を必死に過ごしている女性であればきっと共感していただけると思います。


Text/AM編集部

プロフィール
R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私 主演女優の平田薫さんのスペシャルインタビュー
平田薫


1989年12月15日生まれ、宮城県出身。
中学2年より「CANDy」の専属 モデルを経て、ANB「魔法戦隊マジレンジャー」のヒロイン役で女優デビュー。2004年度ヤングジャンプ“制コレ”準グランプリ。
主な映画出演作は、『アヒルと鴨のコインロッカー』(07、中村義洋監督)、『マリア様がみてる』(10、寺内康太郎監督)。最新作は、『TSY タイムスリップヤンキー』(12、中川通成監督)、『るろうに剣心』(12、大友啓史監督)。 TVドラマでは「深夜食堂2」(11)、「踊る大捜査線 THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件」(12)「守護神~ボディーガード輝~」(12 ) など出演。
その透明感と屈託のない笑顔を武器に、CM・ドラマ・映画・ラジオへの出演など、活躍の幅を広げる。ブログも人気で、表紙イラストは中村佑介が手掛けている。

関連キーワード

ライタープロフィール

たけうちんぐ
ライター/映像作家

今月の特集

AMのこぼれ話