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  • 2012.10.10

中年女性が美少年に出会い、禁断の恋に落ちていく──『菖蒲』

菖蒲 アンジェイ・ワイダ クリスティナ・ヤンダ パベル・シャイダ ヤドビガ・ヤンコフスカ=チェシラク ユリア・ピェトルハ ヤン・エングレルト 紀伊國屋書店 メダリオンメディア
©Akson studio, Telewizja Polska S.A, Agencja Media Plus

 あなたは人生最後のとき、誰を愛し、どのように過ごしますか?愛に生きるすべての女性に贈る、味わい深い名作が誕生しました。
『地下水道』『灰とダイヤモンド』など数々の名作を世に送り出してきたポーランド映画界の巨匠アンジェイ・ワイダ監督の最新作。本作の主演クリスティナ・ヤンダの夫であり撮影監督のエドヴァルト・クウォシンスキは撮影半ばに病死してしまい、それによって内容が大きく改変されたそうです。テーマである”生と死”が現実と物語を交錯し、胸に迫る文芸映画となっています。

 ポーランドの小さい街で暮らすマルタ(クリスティナ・ヤンダ)は二人の息子を亡くして以来、医者の夫と距離が生まれていた。夫はマルタが不治の病に冒されていることに気づくが、マルタに言い出せないでいる。
亡き息子が忘れられないマルタは、ある日川辺のカフェで美しい少年ボグシ(パベル・シャイダ)と出会う。強く惹かれ、川辺で逢引を繰り返すマルタだが、ボグシが菖蒲の根に足を引っ掛けて溺死してしまう――。

 遅すぎる恋と、いつ訪れてもおかしくはない死。ボグシを好きになってしまうマルタの姿に、あなたは何を想うでしょうか。
きっと今そばにいる人をこれまで以上に愛し、長く連れ添っていたいと気持ちが強まるはずです。
いくつになっても、生きている限り、誰かを愛していたいですよね。
この映画をぜひ、人生を共に歩みたい人とご一緒に。

菖蒲 アンジェイ・ワイダ クリスティナ・ヤンダ パベル・シャイダ ヤドビガ・ヤンコフスカ=チェシラク ユリア・ピェトルハ ヤン・エングレルト 紀伊國屋書店 メダリオンメディア
©Akson studio, Telewizja Polska S.A, Agencja Media Plus


10月20日(土)より岩波ホールにて公開

監督:アンジェイ・ワイダ
キャスト:クリスティナ・ヤンダ、パベル・シャイダ、ヤドビガ・ヤンコフスカ=チェシラク、ユリア・ピェトルハ、ヤン・エングレルト
配給:紀伊國屋書店、メダリオンメディア
原題:Tatarak / 2009年/ポーランド映画/87分
URL:映画『菖蒲』オフィシャルサイト



Text/Michihiro Takeuchi

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たけうちんぐ
ライター/映像作家

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