• love
  • 2012.08.21

岩井俊二の8年ぶりの新作は、吸血鬼の純愛物語『ヴァンパイア』

ヴァンパイア 岩井俊二 ケヴィン・セガール アマンダ・プラマー 蒼井優 ケイシャ・キャッスル=ヒューズ レイチェル・リー・クック クリスティン・クルック
©VAMPIRE ©2011 Rockwell Eyes, Inc. All Rights Reserved.

 『Love Letter』『スワロウテイル』『花とアリス』など、繊細な映像美と確立された世界観で世界中を魅了する岩井俊二監督の待望の新作。
カナダで撮影し、全編英語という本作は岩井監督が脚本・監督・音楽・撮影・編集・プロデュースと一人6役を担い、『トランス・アメリカ』のケビン・セガーズや、アデレイド・クレメンス、クリスティン・クルック、ケイシャ・キャッスル=ヒューズら海外のキャストが集結。また、日本からは留学生ミナ役で蒼井優も出演し、“岩井ワールド”を作り上げています。

 アルツハイマーの母と二人暮らしの高校教師サイモン・ウィリアムズ(ケビン・セガーズ)は、自殺サイトで血の提供者を探していた。 “ヴァンパイア”と呼ばれ恐れられている彼だが、 飲んだ血は後で吐いてしまうし、他の殺人犯が女性を狩る姿を見てパニックになる、気の弱い男でもある。
サイモンはある日、標的として選んだ女性によって集団自殺に巻き込まれる。辛くも生き残った“レディバード”(アデレイド・クレメンス)という女性と共に森を脱出し、サイモンは自分がヴァンパイアであることを告白する。その後、もう一度自殺したがっていたレディバードはサイモンに血の提供を申し出るが、同じ頃、教え子のミナ(蒼井優)も自殺を企てていた――。

 これまでの吸血鬼とはまるで違い、血を求めて寄り添った吸血鬼がやがてピュアな愛へと昇華されていく純愛映画になっています。
サイモンが出会っていく女性の描写が繊細で、たっぷりと岩井俊二の世界観に浸ることのできる本作品。非現実なはずの吸血鬼がごく自然に描かれており、普遍的な男女の恋愛映画として楽しめるはずです。
秋のデートに甘くて切ないラブストーリーをお楽しみください。

ヴァンパイア 岩井俊二 ケヴィン・セガール アマンダ・プラマー 蒼井優 ケイシャ・キャッスル=ヒューズ レイチェル・リー・クック クリスティン・クルック
©VAMPIRE ©2011 Rockwell Eyes, Inc. All Rights Reserved.


9月15日(土)より渋谷シネマライズほか全国順次ロードショー

脚本・監督・撮影監督・音楽・編集・プロデュース:岩井俊二
キャスト:ケヴィン・セガール、アマンダ・プラマー、蒼井優、ケイシャ・キャッスル=ヒューズ、レイチェル・リー・クック、クリスティン・クルック、アデレイド・クレメンス、トレバー・モーガン
配給:ポニーキャニオン
原題:Vampire/2011年/アメリカ=カナダ=日本映画/119分
URL:岩井俊二最新作『ヴァンパイア』公式サイト



Text/Michihiro Takeuchi

関連キーワード

ライタープロフィール

たけうちんぐ
ライター/映像作家

今月の特集

AMのこぼれ話