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  • 2012.11.25

女性の体が持つエネルギーとは?『オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す』

オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す 三砂ちづる 光文社
By gogoloopie

 オニババと聞いて、あなたは真っ先になにを想像するでしょうか? 日本の昔話でオニババは、山の奥に住んでいて人を食べる恐ろしい妖怪を指します。もし自分が、恐ろしいオニババ化していると言われたら、あなたは何を考え、どう行動しますか。

 母子保健、国際保健を専門とする疫学者である著者の三砂ちづる先生は、本のなかで「社会のなかで適切な役割を与えられない独身の更年期女性が、山に籠もるしかなくなり、オニババとなり、ときおりエネルギーの行き場を求めて、若い男を襲うしかない、という話だった、と私はとらえています」と綴っています。

 本書のなかでオニババとは、女性としての性を無視してエネルギーを満たされない状態にしている人のこと。ハッキリ言ってしまうと、子供を産まない女性のことを指しています。

 著者は、本のなかで思春期、月経、性、出産という本質的な部分から女性の体について、ここ数十年の日本の状況と合わせて再考しています。

 生理不順、子宮に関する病気に悩む人。子供を生むということについて恐怖を感じている人が、自身の体について考えさせられる一冊です。

オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す 三砂ちづる 光文社

書名:『オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す』
著者:三砂ちづる
発行:光文社
価格:¥756(税込)

Text/Yuuko Ujiie

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