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  • 2012.09.23

すべてを手に入れて美しく生きたい女性たち『私に萌える女たち』

私に萌える女たち 米澤泉 講談社
By amyrod

 「欲張り女が美しい――女性ファッション誌は、40年かかってようやくそこにたどり着いた」著者で、甲南女子大学でファッション・ビューティー論を教える米澤泉さんは本書のなかでこう綴っています。

 一昔前、と言ってもそう古くはない過去。女性は結婚したら仕事を辞め、子供を産んだら美貌とはかけ離れた生活をすることが常識として考えられていました。しかし現在、アラフォー以下の女性たちは結婚、出産、仕事。すべてを手に入れたい、という気持ちで貪欲に生きているようです。

 本書では、アラフォー以降の女性の生き方、欲望や変化を『anan』から始まった過去40年の日本のファッション誌、女性誌を元に分析しています。
第1章『「何を着るか」と「どう生きるか」』、第2章『上昇婚より自分婚』、第3章『二五年後の雇用機会均等法』などからなる、第5章で構成。時代による服装のトレンドとともに女性の生き方を分析、結婚がゴールだった時代から結婚がスタートという考え方にシフトしていった背景、また、モデルで活躍した黒田知永子の半生とともに女性の社会進出についてなども書かれ、今をめいっぱい生きている女性にとって知りたいことが満載。

 また、40代、50代になっても美しく生きていきたい。年齢は関係なくいつまでも美しくいるための「今」の生き方を説明。「私萌え」まではいかずとも、ずっと輝き続けたい女性におススメの一冊。

私に萌える女たち 米澤泉 講談社

書名:『私に萌える女たち』
著者:米澤泉
発行:講談社
価格:¥1,470(税込)

Text/Yuuko Ujiie

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