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  • 2012.07.08

自分の立ち位置や居場所に不安を感じたときの処方箋『置かれた場所で咲きなさい』

置かれた場所で咲きなさい 渡辺和子 幻冬舎
©Flowers By Ethan Woods

 著者は85歳で現役のシスターでありノートルダム清心学園理事長を務めている渡辺和子さん。渡辺さんは、36歳で岡山県のノートルダム清心女子大学の学長に就任して以来、長年にわたり教壇に立ち、学生の心を支え指導し続けています。
 しかし、36歳という若さで学長に就任した当時は、苦労や困惑することもあり、自信を失いかけた経験もあるそうです。そんなときに、ある宣教師から手渡された英詩に「神が植えたところで咲きなさい」というフレーズがあったといいます。その言葉を受け、自分が変わるしかないと改心しました。

 生きていると、自分の置かれた環境に納得できない出来事や、悔しい思い、ときには逃げ出したくなることもあります。そんな際、人はどのような心を持つべきなのでしょうか。
 著者は「人はどんな場所でも幸せを見つける事ができる」「どうしても咲けない時は、下へ下へと根をのばす。つらい日々も、笑える日につながっている」「心にポッカリ開いた穴からこれまで見えなかったものが見えてくる」「信頼は98%。あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておく」などの言葉を綴っています。

 本書は、4月に発売されすぐに話題になり20万部以上の発行部数を記録しています。それだけ、「本当はこの場所で輝きたい」と考えている人が多くいるということではないでしょうか。
 愛する人に対して不信感を抱いたとき、物事が思い通りに進まないと悔しい気持ちになったとき、さまざまな困難を受け、生き方に迷ったときに紐解きたい一冊です。

置かれた場所で咲きなさい 渡辺和子 幻冬舎

書名:『置かれた場所で咲きなさい』
著者: 渡辺和子
発行:幻冬舎
価格:¥1,000(税込)









Text/Yuuko Ujiie

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