• love
  • 2012.02.26

恋に効くハーブ ~ローズマリー編~

755688_16914558

 14世紀、夫に先立たれ、70代の高齢で持病に苦しむ日々を送っていたハンガリー王妃、エリザベートがローズマリーを使ったケアで若返り、 20代のポーランド王から求婚されたという逸話をご存知でしょうか? 
血液の循環を促進、血管壁を強化して脳や体の機能を活性化する薬効があるとされるローズマリーには、その逸話を裏付けるように、肩こり、美肌、集中力アップ、疲労回復といった効果が期待できます。

 可愛らしい青い花をつけるローズマリー。
その名の由来は、地中海沿岸原産で、海岸近くに生えていたためラテン語の「ros(露)」と「marinus(海の)」からとも、
元々白い花をつけていたこの木に聖母マリアが青いマントをかけたら花の色が青く変わったという奇跡から「マリア様のバラ」と呼ばれるようになったともいわれます。

 そのような聖なるエピソードに加え、強い香りが長く持続し、
光沢のある深緑の葉を一年中付けることから、ヨーロッパでは昔から「貞節」や「永遠の愛」の象徴とされ、魔除けの力があるとも信じられていました。
結婚式の朝、ブライドメイトがシルクのリボンで束ねたローズマリーを「変わらぬ愛のしるし」として花婿に届ける習慣のほか、式で花婿と花嫁がローズマリーで作った冠をかぶるという習わしもあります。

 また、古代ギリシャの学生が髪の毛にローズマリーの枝を挿していたのは、そうすれば物覚えがよくなると信じられていたから。
実際、ローズマリーの香りは、記憶を司る海馬を活性化するとされています。独特の芳香はあなたのことを意中の彼に印象付けることにも一役かってくれそう。

 そんな美容にも健康にも、そして恋愛にも効果が期待できるローズマリーを手軽に取り入れるなら、ハーブティーがおすすめ。
大サジ1杯~1杯半程度の葉をフィルターに入れて熱湯を注ぎ、4~5分浸出して好みの濃さになるまで待てばOK。お茶の後の浸出液は化粧水や入浴剤としても使えます。
ただし、妊娠中は大量に摂取しないこと、高血圧の人は服用を控えるようにご注意を。

参考文献:
『ハーブティーバイブル』ヴィクトリア・ザック著 林真一郎監修 大橋マキ訳/東京堂出版
『アロマテラピー―「芳香療法」の理論と実際』ロバート・ティスランド著 高山林太郎訳/フレグランスジャーナル社
『ハーブ事典―ハーブを知りつくすAtoZ』レスリー・ブレムネス編 樋口あやこ訳/文化出版局

Text/Sayuri Kobayashi

関連キーワード