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  • 2012.03.12

あなたも作品の一部! 体験型の展覧会『Power Sources―力が生まれるところ』

水戸芸術館1
「ゲルダ・シュタイナー&ヨルク・レンツリンガー ―力が生まれるところ」
水戸芸術館現代美術ギャラリーでの展示風景 Gerda Steiner & Jörg Lenzlinger
photo: Keizo Kioku
写真提供:水戸芸術館現代美術センター

最近、現代美術の展示方法でよく見られるのが、「インスタレーション」と呼ばれる手法。
絵画や彫刻のように一点一点の作品を鑑賞するのではなく、展示会場や屋外にオブジェや装置を配置して、鑑賞者が空間全体を「体験」するというものです。
自分も作品の一部となりながら、自由な解釈で作品を楽しめるインスタレーションは、まさにデートにうってつけ。
 中でも、展示会場となった空間のためだけに毎回異なるダイナミックなインスタレーションを作り上げることで知られるのが、スイスの現代アーティスト、ゲルダ・シュタイナーとヨルク・レンツリンガーのコンビ。
そんな2人による史上最大規模の個展『Power Sources―力が生まれるところ』が、5月6日(日)まで茨城県の水戸芸術館で開催されています。
 本展開催のために、1か月以上水戸に滞在してインスピレーションを受けたという彼らの作品は、頭で考えるのではなく、全身の感覚や想像力を使って自由に感じることのできるものばかり。
鑑賞者が世話をすることで、会期中クリスタルが植物のように成長を続ける作品や、自分の涙の結晶が数日かけて変化するようすを観察できる作品など、鑑賞するタイミングによって見え方が変わる展覧会なのです。
 しかも、この展覧会では会場内の写真撮影もOK。
詩的で奇妙な世界の中で、2人で記念撮影をしたり、感じたことを写真とともにネットにアップしたりもできるんです。
また、4月8日(日)までは高校生ウィークを開催しており、ギャラリー内には高校生に限らず誰でも利用できる無料カフェ「苗床喫茶」がオープン。
読書やワークショップなどのさまざまなプログラムが毎日楽しめるので、展覧会とカフェで1日ゆっくり過ごせそう。
 都心から水戸芸術館まではちょっぴり距離がありますが、出会ったばかりの2人なら、“わざわざ足を運ぶ”という特別感のあるデートで、距離をグッと縮められるかも。


会期中に2度3度と足を運ぶことで、作品の変化や成長を楽しめる展覧会だけに、「あの作品、どうなったかな?」と再び相手を誘う口実にもなるかもしれませんね!

名称:ゲルダ・シュタイナー&ヨルク・レンツリンガー ―力が生まれるところ
日時:2012年2月11日(土・祝)~5月6日(日)
   9:30~18:00 ※入場は閉館の30分前まで
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー(茨城県水戸市五軒町1-6-8)
休館日:月曜 ※ただし4月30日(月祝)は開館、翌5月1日(火)休館
入場料:一般800円 団体(20名以上)600円
電話:029-227-8111(代表)
URL:http://arttowermito.or.jp/gallery/gallery02.html?id=115

Text/Fukusuke Fukuda

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