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  • 2013.01.25

女の“期限”をめぐるヒリヒリした人間模様! 劇団宝船『撫で撫で』

 近年、小劇場演劇の世界では、主宰や演出家として、女性が劇団の中核を担うカンパニーが増えてきています。

 以前、当サイトで紹介した演劇ユニット・ブス会(http://am-our.com/date/50/3294/)もそのひとつ。
前回公演『女のみち2012』では、作・演出のペヤンヌマキさんが描く、女性同士の自意識ぶつかりあうリアルなやりとりが、たいへん話題を集めました。

劇団宝船 撫で撫で

 そんなペヤンヌマキさんが外部演出を務める、劇団宝船の番外泥船公演『撫で撫で』が、1月30日(水)から2月3日(日)まで、座・高円寺1で上演されます。

 この劇団を旗揚げし、今回の脚本を担当する新井友香さんは、人の心の奥に潜む本音や悪意、機微を描いた過剰な人間ドラマが作風。
とくに本作は、アラサー・アラフォーの女性に向けて、女の恋愛観や結婚観、果ては人生観にまで踏み込んだ作品になっているとか。

 物語は、同じマンションの違う階に住むふたりのアラフォー女性、マリカとメグミの人生を描いています。
結婚しているけど子供ができないことが悩みのマリカ、いつも大恋愛をしながら結婚できずにいまだ独身のメグミ。
学生時代からの親友だったふたりは、お互いに憧れを抱きながらも、心のどこかで「自分のほうが恵まれている…」という優越感を抱いていました。
そんな女同士の本音が、ひょんなきっかけで炸裂してしまう……というお話です。

 恋愛、結婚、出産……など、さまざまな局面における“女の期限”を扱った本作は、随所に笑いをまじえながらも、女性ならば誰もが心をえぐられるはず。
また、それに対する周囲の男性たちの攻防やあがく姿も見どころだとか。

劇団宝船 撫で撫で

 そんな、さまざまな人間模様が渦巻く新井友香さんの脚本を、ペヤンヌマキさんがどう丹念に演出するのかにも注目したいところ。

 ちなみに、劇団のブログ(http://bune.jugem.jp/)では、おふたりによる「おんなの人生泥相談」という記事がアップされており、こちらも読み応えたっぷりです。

 『AM』読者のみなさんなら、必ずササること間違いなしのこの舞台。
ぜひ気の許せる女性同士で見に行ってみては?

公演名:第5回演劇村フェスティバル参加
劇団宝船 番外泥船公演「撫で撫で」
作:新井友香 演出:ペヤンヌマキ(ブス会*)
出演:西牟田恵、黒田大輔(The SHAMPOO HAT)、岩瀬亮、島田桃依(青年団)/飯田一期、伊藤俊輔
(ONEOR8)、川面千晶(ハイバイ)、川本直人、佐久間麻由、高松呼志響、山崎和如/高木珠里
期間:2013年1月30日(水)~2月3日(日)
会場:座・高円寺1(〒166-0002 東京都杉並区高円寺北2-1-2)
開演時間:水木金19:30 土14:30/19:30 日14:30(開場は開演の30分前)
料金:全席指定4000円(前売・当日ともに)
問合わせ: 03-6804-0384(平日11~18時/ハイレグタワー)
URL:http://bune.jugem.jp/

Text/Fukusuke Fukuda