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  • 2012.05.07

世界が恋した和柄の魅力を再発見!『KATAGAMI Style』展

katagami展
型紙 梅に変り芝翫縞 リバティ社 ©Liberty Art Fabrics

 デートでショッピングに行くと、女性が雑貨やインテリアを見るのに夢中になっている間、男性はうんざりした顔で待ちぼうけ…なんてことがしばしばありますよね。
興味・関心が違うから仕方ないとはいえ、男性からすれば「買いもしないものを見ているだけで、なにがおもしろいの?」と思ってしまうみたい。
それなら、2人で楽しめるこんな展覧会はいかがですか?

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リバティ商会 シラン・シルク見本帳 1900-05年頃 リバティ社  ©Liberty Art Fabrics

 19世紀後半に、万国博覧会などを通じて日本の美術工芸品が海を渡ると、その斬新な構図やデザインに欧米人たちは大いに驚き、“ジャポニスム”と呼ばれる日本趣味・日本心酔のムーブメントが沸き起こりました。
浮世絵が、モネやゴッホなど印象派の絵画に影響を与えたことは有名ですよね。
でも、当時の欧米で浮世絵と並んで高く評価された日本の伝統品が、実はもうひとつあるんです。
それが「型紙」。
といっても、洋服を作るためのものではなく、これは着物の生地などに文様を染めるために用いるもの。
三重県鈴鹿市で主に生産されているため、別名「伊勢型紙」と言われています。

 この型紙が、アール・ヌーヴォーをはじめとする欧米の美術・工芸デザインに与えた影響を紹介する日本で初めての試みが、5月27日(日)まで東京の三菱一号館美術館で開催されています。
本展ではまず、型紙染の着物など、日本における型紙の歴史と展開を紹介。
そして、19世紀末から20世紀初頭にかけて花開いた英米のアーツ・アンド・クラフツ、フランスのアール・ヌーヴォー、ドイツのユーゲントシュティールといった芸術運動において、型紙の影響がみられる作品を一堂に集めています。
ガラス、陶磁器などの工芸品や、絵画、家具、ポスターといった幅広いプロダクツからは、当時の欧米人がいかに型紙に魅了されていたかがわかります。

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アーデルベルト・ニーマイヤー 花器 1907-08年 ニンフェンブルク磁器製作所

 たしかに、格子柄や松葉模様、花を意匠に用いた文様などは、幾何学的でありながらどこか温かみがあり、現代の私たちから見てもすぐれたデザイン性を感じるものばかり。
歴史や背景知識がわかると、男性もきっと食いついてくれるはずです。
型紙の文様をデザインしたかわいいレターセットやクリアファイル、マグネットなどの展覧会グッズも販売しているので、あなたの生活にもぜひ和柄を取り入れてみては?

名称:KATAGAMI Style 世界が恋した日本のデザイン
会期:2012年4月6日(金)~5月27日(日)
会場:三菱一号館美術館(東京都千代田区丸の内2-6-2)
開館時間:火・土・日・祝10:00~18:00 水・木・金10:00~20:00 ※最終入館は閉館30分前まで
休館日:毎週月曜 ※ただし5月21日は開館
観覧料:大人1,400円 高校・大学生1,000円 小・中学生500円
問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL:http://katagami.exhn.jp

Text/Fukusuke Fukuda

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