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  • 2012.04.17

世界が愛した日本の至宝が里帰り! 特別展『ボストン美術館 日本美術の至宝』

ボストン美術館1
雲龍図(部分) 曽我蕭白筆 江戸時代・宝暦13年(1763) ボストン美術館蔵

 英会話を習ったり、海外留学で見聞を広めたりして、国際的な感覚を身に付けたいという人は多いはず。
ビジネスだけでなく恋愛もグローバル化が進み、ダーリンが外国人だという人も増えています。
でも、ちょっと待って。自国の文化を知らずして、真の国際人を名乗ることはできません。
「ニッポンの仏像や浮世絵、素晴らしいネ!」と言われたときに誇りを持って紹介できるように、海外で日本文化がどのように理解されているかを知っておく必要があるでしょう。

 そこでおすすめしたいのが、現在、東京国立博物館・平成館で開催中の『ボストン美術館 日本美術の至宝』です。
アメリカ最古の美術館のひとつボストン美術館は、海外に渡った日本の美術品約10万点を収蔵し、「東洋美術の殿堂」と言われているところ。
日本の伝統文化をここで知ったという欧米人も多いでしょう。
本展は、かつて海外に渡ったまま日本人の目に触れることのなかった“幻の国宝”92点が一挙に里帰りするという貴重な機会なのです。


ボストン美術館2
法華堂根本曼荼羅図 奈良時代・8世紀 ボストン美術館蔵

 場内は6つのセクションに分かれています。奈良時代の『法華堂根本曼荼羅図』をはじめとする仏画・仏像。
『吉備大臣入唐絵巻』『平治物語絵巻 三条殿夜討巻』という絵巻物の傑作を全巻公開。
初期狩野派に代表される中世の水墨画から、狩野派、長谷川派、雲谷派など近世を賑わせた屏風絵の数々。世界に誇る刀剣と染織の技術。
 中でも、エネルギッシュな筆致にどこかユーモア漂う異色の作風で知られる、江戸時代の奇才・曽我蕭白の作品群は最大の見どころ。とりわけ、ひときわ大迫力で私たちを圧倒する『雲龍図』は必見です!
 日本とアメリカが手を組んだ大規模な修復事業の末、日本初公開、世界初公開の作品も多い本展。
めったに見ることのできない貴重なチャンスにデートで訪れて、日本を愛する心と、グローバルな視野を持った、真の“国際人カップル”を目指してくださいね。

名称:特別展『ボストン美術館 日本美術の至宝』
会期:2012年3月20日(火・祝)~6月10日(日)
開館時間:9:30~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
金曜日は20:00、土・日・祝・休日は18:00まで開館
会場:東京国立博物館 平成館(東京都台東区上野公園13-9)
休館日:月曜日 ※4月30日(月・休)は開館
観覧料:一般1,500円 大学生1,200円 高校生900円 中学生以下無料
問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL:http://www.boston-nippon.jp/
【巡回会場(予定)】
名古屋ボストン美術館:2012年6月23日(土)~9月17日(月・祝)
           2012年9月29日(土)~12月9日(日)
九州国立博物館:2013年1月1日(火・祝)~3月17日(日)
大阪市立美術館:2013年4月2日(火)~6月16日(日)

All photographs © 2012 Museum of Fine Arts, Boston.

Text/Fukusuke Fukuda

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