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  • 2017.01.04

「逆にウケる」でほとんどのことは解決する メンヘラモンスターの知恵

元コテコテのメンヘラのうろんちゃん。愛されたいのに、あるいは愛されたいがゆえに暴れてしまう自分のなかのメンヘラモンスターをどうやって鎮めたらいいのか、その具体的な方法についてAM読者に提案してくれました。自分の不安を完全に消し去ることなんて他人には出来ないということを理解するためのワンステップです。

 新年明けましておめでとうございます。2016年のクリスマスに無事入籍を済ませ、この度、晴れて夫婦として初めての年を迎えることができました。今年が皆様にとって幸多き一年になりますよう、心よりお祈り致します。本年もどうぞ、よろしくお付き合い下さいませ。

 さて新年早々ではありますが、前回に引き続き、メンヘラモンスターについてのお話です。メンヘラである自分を認めたはいいが、そのあとは一体どうすればいいのか。

自分の中にいるメンヘラモンスター

うろんちゃん 恋愛道場 メンヘラ 破壊願望

 前回もお伝えしたが、メンヘラモンスターの目的は、全てを叩いて叩いて叩いて叩いて叩き壊すこと。でも、自分の本来の目的は、彼に愛されることである。しかし、メンヘラモンスターに自分を乗っ取られると、本来の目的を見失い、彼に罵声を浴びせたり泣いて喚いたりして暴れ、その後、結局彼に嫌われてしまうんじゃないかと不安に苛まれる。メンヘラモンスターの破壊行動のせいで、自分の本来の目的や本来の正当な怒りが有耶無耶にされてしまう。メンヘラモンスターには、何としてでも抗わなければならないのだ。

メンヘラモンスターの鎮め方

 わたしは自分が何を考えているのか、何を望んでいるのかをしっかり考える訓練をはじめた。
感情をとにかく紙に書き出してみるのだ。初めは本当にぐちゃぐちゃに書きなぐっていいし、文章にならないなら記号を使ってもいい。自分になぜ? と何度も何度も問いかけ、本質にたどり着くための訓練である。恋人と喧嘩して伝えたいことがモヤモヤして、感情が渦巻いているときには、今でも書きなぐるようにしている。破ってすぐに捨てられるので、A4判のコピー用紙が便利だ。失恋で辛いときにも有効である。自分の怒りや悲しみといった感情や不安を言葉にして吐き出せば、メンヘラモンスターは暴れずに済む。

 メンヘラモンスターは、いつも暴れる理由を探している。何もなくても、何かしらの因縁をつけて怒りや不安を相手に押し付け、暴力的に愛を試そうとする。自分の不安や怒りの根本と向き合うことが出来れば、自分の中のモヤモヤが見えてくる。あとは、相手に伝えたいことが伝わるように、きちんと努力をするだけだ。

 嫌なことは嫌だと言っていい。淋しいから会いたいけど、彼が忙しそうだからと会うのを我慢している自分を褒めて欲しいときはそう言えばいいし、彼とは全然関係のない仕事のことや家族のことでも、落ち込んで慰めてほしいときは、そう伝えればいい。メンヘラモンスターをただ暴れさせているだけでは、理解されることも理解してもらえない、聞いてほしい話も聞いてもらえない。

殆どのことは「逆にウケる」で乗り越えられる

 それからオススメしたいのは、逆にウケるという視点を手に入れること。わたしは、この世の殆どのことは、「逆にウケる」で乗り越えられると思っている。逆にウケるとは、客観的に状況を捉えた上でユーモアに変換するという、大変ポジティブな作戦である。彼に、めっちゃキレてる自分、逆にウケる! とか、めっちゃ愛を試そうとしてる! ちょっとメンヘラってる!! とか、出た! わたしのこと本当に好きなの?攻撃!! ウケる!!! という視点だ。メンヘラには基本的に客観的視点がない。世界には、彼とわたし二人だけである。二人きりの密室だからこそ、暴走が止まらない。怒りや不安に火がついた瞬間には難しいかもしれないが、ふと立ち止まって「もしかしてこの状況、逆にウケるかも?? いやいや、自分必死すぎでは?? 実際、とくに怒ることなくない??」と思えればこっちのもんだ。メンヘラモンスターはぐっと落ち着く。

一人の夜、メンヘラモンスターとどう対峙するか

 最後に、彼と一緒にいるときは平気なのに、一人きりの夜になると、メンヘラモンスターが暴れ出すという方もいらっしゃると思う。わたしは、好きの気持ちが溢れすぎると紙に「好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き…」と無限に書き殴る。むちゃくちゃ怖いとお思いだろうが、別に誰にも迷惑を掛けてないし、スッキリするのでとてもオススメである。あとは、掃除と筋トレ・ストレッチも、精神衛生にかなり効く。水回りの掃除はとくにいい。成果が目に見えるので自己肯定感が高まり、おまけに肉体的にも疲労するので質の良い睡眠にも繋がる。

 最後に、それでもダメなら般若心経である。べつに仏教にこだわる必要はないのだが、祈りは誰にも迷惑をかけない上、心が慰められる素敵な手段だと思う。不安や辛いことがあるときに唱えると心が救われる。だって冷静に考えてみて、わたしの不安を完全に消し去ることなんて、他人には出来ない。それでは、彼に何をしてもらえば満足だろうか? 背中に名前を彫ってもらう? 愛の証に小指をもらう? 本当にそれで満足するのだろうか? そんなわけはないと思う。
つまりわたしは、不安の解消ではなく、不安の受け皿を求めているのだ。それなら、不安の受け皿としての役目を彼だけに負わせるのではなく、神様仏様にも担ってもらえばいい。

 己の中のメンヘラモンスターはきっとこの先も完全に消えはしない。これからも共存し、楽しく生きていけるように努力したいと思っている。ご自身のメンヘラ問題でお困りの女性に、少しでも参考になれば幸いです。ご自愛ください。


Text/うろんちゃん

次回は <付き合う前にセックスしても傷つかない人と傷つく人>です。
「付き合う前のセックスはしてはいけない」というのが恋愛の定説。だけど、うろんちゃんに言わせれば「見返りを求めてセックスするなら、やめときなさい」とのこと。そんな考えのうろんちゃんが提示するのは、“賭け”としての付き合う前のセックス。幸せを得るために負うべきリスクについて見つめなおしてみませんか?

ライタープロフィール

うろんちゃん
元メンヘラ、元婚活ポエマー、既婚29歳(婚活卒業しました)

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