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  • 2016.07.28

恋を忘れた北川景子似36歳、初カレに風俗代を渡していた黒歴史

新橋で出会った美女2人組と初めましてで4時間恋バナ。2人目はどの角度から見ても美しい北川景子似36歳美女。「もう恋できない」という彼女の初めての真剣恋愛が壮絶エピソードすぎて一同あ然。酒と話が進むにつれ見えてきた”30代独身女性”の恋愛におけるキーワードとは?

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©Poiboy

 「色んな人の恋バナ聞きたい!」と女子をナンパし、5分後には酒を酌み交わすというこの企画。初のナンパとなった新橋駅で出会ったのは、≪真面目な恋愛推進ニスト のまみこさん≫ とそしてもう一人、今回お届けする、ちささんです!

ちささん、36歳エステティシャンの場合

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 長い髪にはっきりとした顔立ち。似ている芸能人は?と問われれば10人中10人が北川景子と答えるだろう。意志の強そうな気品のある顔立ちは、どうにもガード下の焼き鳥屋は似合わない。
そんな彼女が、外見に似合わない情けない声で言う。

「人を全然好きにならなくて。キュンと来ないし…どうしたらいいんだろう」

 ちささん、36歳美人は、恋を忘れてしまった女だった。

「どんな人に対しても、なにかしら悪い部分がもう予測できちゃうからなのかもしれない。クソ男な部分が見え隠れしてしまう。…もう一周まわって誰でもいいかも! うん誰でもいいよ! ホントもう誰でもいい!」

 聞いているこっちが物悲しくなってしまうようなことを繰り返す。しかもグチグチするでもなく、「もう恋できないから」と宣言して己の話はせず、まわりの人間の恋バナに最高の相槌を入れて盛り上げるちささん。
一体全体、どんな恋をしてきたんだろうか……。

「やだね、振り返ると。ろくな思い出がなくて思い出したくない」

 どうかどうかそんなシミッタレタこと言わずに聞かせてくださいと、まず初めての恋から聞いてみた。

彼氏に風俗代を手渡していた、初めての真剣恋愛

「18,19の専門生の時に付き合った人が、すごいクソ男だった。私以外にも女が沢山居て、被害者の会があるくらい。そして、私がエッチをうまく出来なかったから、お詫びで風俗行くお金を渡してたんだよね。もう、純粋だったよ私も!」

 いやいやいや、そんな笑顔で言われても! え? 風俗代を渡していた? 彼氏に? どういうことですか? 全員、詳細を聞きたくてウズウズしているのに、当のちささんはちょっと照れてまだ残っているのに次のビールを注文する。男くさい仮面を被っているけれど、実はものすごくシャイな人なんだ、この人は……。

 ちささんにとっての初めての真剣恋愛は、こんな風だった。
日本海側出身のちささんは、高校卒業後東京の専門学校に入学。そこでクラスメイトに告白され付き合いだしたのだが、その男は同じクラス内で複数の女を作っているほど猛烈にモテる人だった。そのカレと、ちささんは初めての性体験をすることになる。
でも、どうしてもちささんは抵抗を持ってしまった。

「彼のモノを見てびっくりしてしまい、とてもじゃないけど舐めるなんてこと出来なかった」

 そうしたらカレに言われた。「じゃあ、風俗行くから一万円ちょうだい」
…そんなことを言われて、疑問に思わなかったんだろうか。

「だってもう完全に好きだったし、できない自分が悪いんだと思って、自分を責めたり悩んだりした。彼も、“お前ができないからしょうがないんだぞ、お前が悪いんだぞ”的なこと言うし。それで、私のお金で風俗に行ってきてはその感想を聞かされて、反省させられてた」

 はんぱない……。風俗代を渡すのみならず、その感想まで聞かされていたなんて…。「まあ、バカになっちゃってるからね、あの頃は。もう洗脳されちゃってるようなもんだから」とケタケタと笑うちささん。
そんなにも女を惹きつけるそいつは、一体どれほどの男であったのかと、眉をひそめながら一同ちささんを問い詰める。

「TOKIOの松岡に似てて、ぎらぎらしてるけど爽やかというか。で背も180とかあって。でも東北訛り。だべ?とか語尾についちゃうの」

 あ、そりゃモテるわ。そりゃ、10代の女子はほっとかないわ、と一同思わず納得してしまった。
どんなにクソ男だろうと他のものが揃っていれば、歯止めが効かなくなる時期はある。
≫歯止めの効かない恋をしよう≪

元カレ全員から連絡が来る美女

 それにしても、だ。風俗代請求男は衝撃的だったものの、「恋がもう出来ない」なんて言うちささんがどうも気になる。なぜそんな風になってしまったんだろうか?

「私、元カレから別れた後に連絡が来るんだよね。今まで付き合った人全員。こいつだったらまた遊べるんじゃないかみたいに思われてるんだと思う。キープされてるのかもしれない」

 出た、キープ。まみこさんも気にしていた、キープ!
なんとなく、30代独身女性のキーワードが見えてきた。それは、“キープされてるんじゃないか”という不安。
つまりそれは、「この年齢の、つまりこの条件の私を本命として扱ってくれる人は居ないのではないか」という不安。まみこさんもちささんもこんなにもいい女なのに、ただ年齢がいっているというだけで、その不安から逃れられていない。
そりゃそうだろう。自分たちが“崖っぷち”であるという自覚とともに、自分たちを対象とする男たちもまた“崖っぷち”であるという当たり前のことを、充分に知っている。そんな人たちが、愚直に自分だけを真剣に相手にしてくれているとは、簡単には信じられない。

 いやもっと言うと、男性以上に女性の方が若さを重要視されるからこそ、ハンデがデカイのを知っている。それは、“若い方がかわいい”なんていうおっさんが言うような意味の若さではなくて、“若い子にある柔軟さや素直さを持っていない自分”を自覚している。自分自信の条件の悪さを知っている。だからこそ、出てきてしまう、不安。

 

「これから先、私に対して本気度高めな男と会うこととかあるのかなあ?」

 

 決して暗めではなく、明るく笑いながらちささんは言う。

 “恋を忘れてしまった女”そんなちささんの鎧が本当の意味で外れたのは、宴が始まって3時間ほど経ってからだった。それまで、自分のことは出来るだけ語らずまわりを盛り上げてばかりだったちささんが、口を開いた。
そこで見えてきたのは、“恋を忘れてしまった女”なんかではなく、
“元カレに恋をし続けている女”そのものであった。

 次回、“自称恋をしていない女”に「お前は絶賛恋をしやがってんだよ!」と詰めてみたら、涙なしには聞けない「既婚者となった元カレとの切ることもできない関係」が見えてきた。
あけてはいけないパンドラの箱には、有象無象が入っている…。
街ゆく人のリアルな恋バナが、ここにある…。宴はまだまだ止まらない!
そして次回のナンパは、8月10日に決行決定!タダ酒を飲みたい諸君よ町で会おう!
≫本能で恋をしよう≪

Poiboyとは

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 AM編集部がプロデュースした女の子のための恋愛応援アプリ。女性が男性をお気に入り登録(通称ポイ)することからコミュニケーションが始まる安心の女性主導設計。好みの男性をみつけたり、女性同士でオススメしあって盛り上がったり。恋愛中の感覚を擬似体験することができます。

ライタープロフィール

舘そらみ
脚本家・俳優。1984年神奈川県生まれ、トルコ・中米育ち。映画「私たちのハァハァ」の脚本を執筆。Twitter:@_sorami

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