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  • 2016.07.28

「こんなに尽くしてるのに」と思ったら危険サイン?承認されるための愛はやめよう

承認欲求について語るトイアンナさんのAM人気連載。今回は恋愛をするうえで恋人に抱いてしまう怒りについて語っています。彼氏にわく怒りの感情は2パターン、しかしそのうち一方は「私を認めてくれなかった」という自分に回帰する感情だといいます。やっかいなマイナス感情から逃れることはできるのでしょうか。

円満に終わるとは限らないのが恋ですが

トイアンナ 承認欲求 コントロール
©mkd.

 すべての恋愛が円満に終わるわけではありません。時には相手を恨んだまま終わってしまう恋や、こちらが傷つけて終わるものも。古傷をこさえて強くなるのが恋愛ではあります。

 そんな中でも「こんなに尽くしたのに、ひどい」と思いを引きずった過去があるならば、このコラムをのぞいてみてください。大丈夫です、人を恨むのは良くないよ!なんて正論はここにありません。

 私は人を恨むのも全然アリだと思います。浮気された、暴力を振るわれたといった相手と付き合ったなら、思い出すたびに「アイツ……!」とメラメラ青い炎が燃え上がることもあるでしょう。私もかつて5股をかけられた過去があるために、いまだに不倫を扱ったドラマや小説に触れることもできません。

恋愛で抱く怒りは2種類

 ただ、相手を許せない感情の中には大まかに2つの気持ちがないまぜになっていませんか。

1.絶対に許さない、私の時間を返せという純粋な怒り
2.こんなに尽くしたのにひどい、という悲しみの怒り

 前者の純粋な怒りは、ほとんどの人にとって時間が処方箋となります。次の彼氏が自分を大事に扱ってくれたら、自分の欠点にも目を向けて「私もちょっと悪かったな」と思えたら、怒りは少しずつ小さくなっていきます。

 しかし後者の「こんなに尽くしたのに!」という悲しみの怒りは別物です。尽くしたのに尽くしてもらえなかった、愛したのに愛してもらえなかった気持ちの元は、承認欲求だからです。

認めて欲しかったと思ってはいけないの?

 カップルのほとんどは、お互いを承認することで愛情を確かめ合います。「いつもありがとう」といったお礼や「いいじゃない、その夢目指してみなよ!」という肯定がよくある承認の例です。しかしそんな関係は、相手が浮気や暴力で一方的に裏切るならガラガラと崩れ去ります。

「私はあんなにあなたのことを承認していたのに。私だって、あなたからもっと認められたかった!」

 そんな感情が、怒りとなって残るのです。

 そして承認欲求から来ている怒りは、なかなか風化しません。たとえ別の男性に愛されて幸せな結婚をしても「あの時にツケで貸した私の承認」は彼から戻ってこないからです。

奪われた承認は、自分で補充するのが一番

 では、あの時こんなに尽くしたのに! という怒りはどうやって鎮めればいいのか。
答えは自分の中です。
まずは「なぜあんなに尽くしたいと思ったんだろう?」と問いかけてみてください。私の場合は、尽くせば尽くすほど承認してもらえるはずだという打算もあって尽くしていました。

 本来の愛は、相手からお返しなんて期待せずただ与えたことに満足するもの。口ではわかっていてそのつもりなのに、実は心の底で見返りを求めていたなら……。恨みを晴らすことを考えるよりも「よく頑張ったね、苦しい恋だったけどこうして無事に生きてるね、偉かったね」と承認してあげましょう。

 承認欲求と愛を一緒くたにすると、怒りはいつまでも風化しません。けれどそんな怒りを抱いたのも一度は大恋愛をしたからこそ。あなたがいつかは「そういえば、そんな元カレいたっけな」と彼を過去の人にできますように!


☆次回は「攻撃的なあの人も実は承認されたいだけだった!本当は殴りたくないDV加害者」をお伝えします。


Text/トイアンナ