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  • 2016.04.07

勝手に結婚のハードルをあげてない?「運命の人」はフィクションです

いまや3分の1組の夫婦は離婚する時代。それなのに「失敗したくないから!」と、自分で結婚へのハードルをあげていませんか?トイアンナさんが「平成の結婚論」を語ります。

結婚のハードル、ガン上げしてません?

トイアンナ 結婚 メリット デメリット
©Jaÿa

 こんにちは、トイアンナです。

「いい人がいない」
「私なんか、○○だし××だから結婚できない」

 この2つは婚活でよく聞かれるネガティブワードです。
ステキな男性が少ないと相手のせいにするか、私のせいだと自分を責めるか。この2つは相反するようですが、実際のところ良く似ています。
なぜならその背景には「結婚のハードルをはるか高みに設定している」という共通点があるからです。

結婚って昔はもっと適当に決まっていた

 時代を少し遡れば、結婚は親同士が勝手に決めるものでした。

村人1「倅も無事に七五三を迎えましてね」
村人2「うちにも娘が今度生まれるんですよ」

村人1「おやめでたい! では娘さんが女学校を卒業したあたりで、どうですかウチの倅と」
村人2「うちの娘でよけりゃぜひ。いやあ有難い」

 大金持ちの政略結婚なら政治的な意味もあったでしょうが、一般庶民の結婚なんてこんなノリです。
この後、娘と息子の相性が悪かろうが、隣村の娘と恋に落ちようが知ったこっちゃありません。結婚は家同士の結びつきですから、たとえ失敗しても本人が100%責任を負う必要もなかったのです。

運命の人に出会おうとすれば「失敗できない」

 しかし時代は変わり「自分で運命の人を探しなさい」と年頃の男女が恋愛マーケットへ放り出されることとなりました。

 この「運命の人」というのはまた厄介な言葉です。あたかも世界に唯一無二の人がいて、愛し合えるかのように見えてしまうからです。
だとしたら「この人こそ、世界にただ1人のマイ・ダーリン!」と信じられるまで、恋愛砂漠をさ迷うしかありませんよね。
しかももし運命の相手に出会えた! と思ってしまったが最後、その相手とは失敗できません。
なにせ「運命の人」には代わりがいないからです。

 結婚で失敗できないと思うと、自分へも「結婚する資格」を求めてしまいます。
結婚するなら料理くらいできなくちゃ、子供を○○歳で産まなくちゃ、きれいなママにならなくちゃ……。張り詰めた人生設計に、胸がパンクしそうです。

 そして相手へも同じ負荷を求めてしまいます。
あなたが私の「運命の人」なら東京出身だよね、趣味を押し付けてきたりしないよね、家事育児は率先して手伝ってくれるよね……と、結婚まで至るハードルをガン上げしてしまいます。

 でも私たちって、月の光に導かれて何度もめぐり合うプリンセスじゃない。
 

残念な事実は、負担を軽くする

 残念な事実ですが、人は何度でも誰かを愛することができます。

 彼しかいない、あなたしかいないなんてありえません。
この現実は、あなたの結婚にかかる負荷を軽くします。

 もし何度でも誰かを愛して幸せになれるのなら、今は目の前にいた大勢の男性の中で「ちょっといいかも」という男性と付き合ってみればいいのです。結婚しても3分の1は離婚しているのに「運命の人」へしがみつくのはナンセンス。
私たちは何度でも幸せになれる。
だから、失敗しなくていい「完璧な男性」を求めることもないし、「完璧な結婚相手としての自分」を求めて苦しむ必要もありません。

 月のプリンセスの座を譲り「運命の人」探しをやめるだけで、結婚のハードルがあなたにも、彼にとっても手が届くものとなるはず。
運命から解き放たれて、自由になりましょ。

★次回は「すぐ相談できてしまう」ネットの闇? 自己決定を迫られる現代の恋愛ストレスに迫ります。


Text/トイアンナ

ライタープロフィール

トイアンナ
外資系OL。恋愛をザクザク分析するフェミニストのアラサーです。

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