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  • 2016.03.10

「SNSでドヤりたい!」キラキラ婚に憧れた女性の末路/平成の結婚論

いまやSNSでの結婚報告は当たり前。高級そうなウェディングドレスに豪華なホテルでの華麗な披露宴…。でも、そんな自慢ばかりしているのって疲れませんか? トイアンナさんによる現代の結婚論です。

SNSで競われる結婚

トイアンナ 結婚 メリット デメリット
©Rich Bowen

「近年の結婚事情について語ってください」と、取材でぽんと投げられる質問。簡単にはとてもじゃないけどお答えできませんが、1つだけハッキリ言えることがあります。

「SNSの目」を気にする婚活女性が増えています。

 Facebookの登場は、婚活に革命をもたらしたかもしれません。「結婚しました♡」の写真にタグ付けされた彼の氏名をタップするだけで、出身校から就職先、共通の友人まで一瞬で分かるようになってしまったのですから。

 単なる彼のステータス勝負なら可愛いものですが、SNSでは「彼からどれほど愛されているか」まで晒し合うさらに熾烈な競争に発展しています。そこで生まれたのが婚約指輪のアップロード。

 一般女性が笑顔で手の甲を見せ、指に光る指輪を撮影する「婚約指輪ドヤァのポーズ」なんてFacebookさえなければ生まれることもありませんでした。

ほしいのはハリーの指輪か「300万円を貢がれる私」か

 でも婚約指輪の差なんて、素人にはわかりっこありません。「このダイヤ、10倍拡大鏡で見てもキズがない最高級品だわ!」なんて友達の指輪を鑑定して回るわけでもないし。

 そうなると大事なのはブランド名。よく「婚約しました♡」ポストにはブランド名が分かるよう容器の写真や、ご丁寧に紙袋まで添えられていることが多くあります。

「貴様、この紋所が目にはいらぬかっ!こちらにおわす指輪を何だと心得る。恐れ多くもハリーウインストン様であるぞ!」とやられた日には、さすがのブランドに疎い私も「このHWのご紋、確かに平均単価300万の指輪であった! はは~っ!」と頭を垂れます。

 しかし、彼の気持ちが嬉しいのは当然として、そこでほしいのは本当に「ハリーの指輪」なのか、それとも「300万円を貢がれてドヤァできる私」なのかは、精神と時の部屋で一度考え直してみたほうがいいかもしれませんよ…?

SNSドヤァが結婚後に身を滅ぼした例

 結婚が決まってテンションがマッドマックスなときは問題ありませんが、結婚生活にはドヤァ要素はありません。その後に続くのは平凡な日々です。

「SNSの目」を気にするなら、彼って優しくて公務員の年収2000万で私はパン作りが趣味…とえんえん羨ましがられそうな人生を更新し続けねばなりません。息切れしませんか、それ?

 特に人の目を気にするタイプなら子供を産みたくなるでしょうが、子供はあなたの思い通りには育ちません。知人に「理系男子をゲットしてドヤァしたい」という理由で見合い結婚を果たした女性がいました。彼女は無事にハイスペ男性と結婚しました。が、娘が小学校受験に失敗したショックで不登校に。

 こうして「SNSでドヤァできない子供」を抱えた知人夫婦は、なんと「娘の存在をなかったことにする」ことで今でもキラキラし続けています。趣味のパン教室、ネイルアート、夫が買ってくれたプレゼント…家族写真にはいつも、娘さんがいません。

 もう一度だけ書きますが、SNSの目を気にした結婚って息切れしませんか、それ? SNSの目を気にして、自分を誉めそやしてくれるハイスペ男性を追いかけてもいいでしょう。でもその結婚は、地獄の始まりでもあることを知ってからダイブしたいものです。

★次回は三高・三低、結局どっちが好きなの?平成の結婚論の今に切り込みます!

Text/トイアンナ

ライタープロフィール

トイアンナ
外資系OL。恋愛をザクザク分析するフェミニストのアラサーです。

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