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  • 2016.06.01

少女漫画のお約束!女子の脳内にだけ生息する「ユニコーン系男子」の実態

「少女マンガ」を見て育った読者の皆様も多いはず。しかし、最近の少女マンガは何かが違う…今回はそんな少女マンガから考える理想の男性「ユニコーン系男子」について。その男、頭の中にだけしか生息してないですか?「甘い言葉を囁いてくれる男子」は居ますけど…

舘そらみ 応用のきかない恋愛論 Poiboy ユニコーン系男子 少女漫画 ジャニーズ 王子 男 モテ イケメン
by anang_erwin

 舘そらみといいます。だてそらみと読みます。

 脚本を書く仕事の関係で、最近の少女漫画を色々読み漁ってみた。
いや、エロイ。
びっくりする。少女漫画がこんなにもエロイのか!

 いやいやいや、
片思いドキドキの告白があって、色々あって付き合いだして、やっとこさクライマックスでキス、が定石ではなかったのか!
もしくはベッドシーンがあったとしても、
キスをしたらもう割愛されて、次のシーンでは手繋いでベッドに横になっていて鳥がピチチチチってのがお約束だった気がするのだが!

 今連載しているような少女漫画、ガッツリベッドシーンが描かれる。
喘いじゃったりもして、「いいよ声出して」みたいな、「え、AV?」って思うような状況まで書かれていたりする。マジか、少女漫画、マジか!

 そんな風に漫画を何種類も読んでいると、主人公が恋する男像に定型が見えてくる。
まず、スポーツ万能。
これは、いつの時代もそうでしょうね。
しかも多いのはやはりサッカー部やバスケ部。
シュートの瞬間が分かりやすい競技の方が良いみたいですね。
ガツンガツンに容易にシュートを決めますね。

 あと、高身長。まあ、そうでしょう。
大体180以上あれば良いようです。182~186くらいの記述が多いですね。188とかは無いですね。
たまに、書き手の適当さがなせる技なのか、主人公の女の子がガチで男の半分くらいの身長なのかのように書かれているコマとかあって、「どんだけ身長差が大事なんじゃい!」と突っ込みたくなる。

 あと、意外にもほとんどの作品で、男がモテる。
しかも、尋常じゃなく。キャーキャー言われる。
ファンクラブとかできそうなくらいモテて、「学校はじまって以来」の歴史に残るレベルのモテ男。
へえ~と思った。
モテ男が最近の子は理想なのか、と。
アイドル並みにモテる男が理想なのか、と。

 そして、Sだ。必ずSだ。行動までSだ。
主人公をまるで物かのようにひょいと持ち上げたり、抱きかかえたりする。
言葉のSはもうそんじょそこらのSじゃなくて、言葉責めもすごい。高校生がこんなに言葉責めするなんて。
こんなにも俺様な男がいいなんて、どんだけMなんじゃい読者!

<こんなイケメン男子がいるの!?>


女子の脳内にしか生息しない“ユニコーン系男子”

 あと展開として必需らしいのが、「不可抗力」と「トラウマ」
なぜか突然、第三者のパワーで主人公と男は“結婚”もしくは“同棲”が強いられる。

 そうなんだ、好きになる前に、2人は一緒にさせられる。
親の借金の肩代わりとか、親同士の強い思いとか、なんか家の二重契約とか、そういうどうしようもできない事情から一緒にさせられる。
初めはお互いにいがみ合ってるのに、一緒に生活をしていく中で惹かれていき、いつか本当の恋人同士or夫婦になるというストーリー。
これが本当に多い。

 すげーー。
そうか、自分の力でゲットではなく、不可抗力が欲しいのか!運命のいたずらが欲しいのか! 好きでもない男と一緒に住む状態に萌えるのか! 昭和生まれは驚きがたくさんだ。

 あと、大体男はトラウマを持っていましてね。
しかも、大層なやつ。
母親が幼い時変な感じで死んでたり、虐待の過去があったり。なかなかなトラウマがあって、主人公がそれを癒すのだ。
全く、どうやら大きなものに翻弄されるのが好きなようだ。
男に翻弄されるだけじゃ飽き足らず、何か大きな、よんどころないものに翻弄されるのが好きなようだ。

 そんな、お約束が色々見えてきた。
理想の、男像。

 そういうのを、なんだか「ユニコーン系男子」とか言うらしい。
聞いたことないぜ! よくもまあ名前を何でもつけるもんだな!

 ユニコーン系男子とは、“女子の脳内にしか生息しないファンタジー的な存在”。
言い得て妙!

 もし実際にユニコーン系男子が存在したらどうなんだろう。
理想そのままみたいのが、出てきたら。

 理想的過ぎる(タイプ過ぎる)人って、敬遠してしまうのは私だけだろうか。
あまりにも理想的な人は、少し怖くなって敬遠してしまう。
「こんなすごい人が私を好きになるハズがない」なんて病的な気持ちが発動されてしまって、「遊ばれるのがオチだから好きにならないでおこう!」とかって自制しちゃう自信のなさがさせる技。
かなしい。ここにも何かトラウマが垣間見える。

 しかし最近の男子は、どうしたらいいんだろう。
漫画でこんなにもキザなセリフを見ていたら、実際でも「これ言われたい」になっちゃうんじゃなかろうか。
それを男子諸君は引き受けられるのだろうか。
そういえばジャニーズも、手越祐也君やら山田涼介君やら中島健人君やら、とんでもない言葉を放つ方々が目白押しだ。
今は、キザなセリフが大事みたいだ。

 こういうのってイケメン以外が言っても本当にいいんでしょうか! いいんでしょうか!
勇気出して言ってみてもいいんでしょうか!

 そんなジャニーズ王子たちの名言を最後に記して終わろうと思う。

「俺にどうされたいか言ってごらん?…え、キス?…俺はもっと激しいことを二人きりでしたいんだけどなぁ…?」
「姫、お迎えに参りました」
「こいつ俺のだから触んないで」

 いや、うん、いやあ、笑っちゃ、ダメ。

Text/舘そらみ

甘い言葉で囁かれたい…!

Poiboy
©Poiboy

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ライタープロフィール

舘そらみ
脚本家・俳優。1984年神奈川県生まれ、トルコ・中米育ち。映画「私たちのハァハァ」の脚本を執筆。Twitter:@_sorami

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