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  • 2015.08.13

「愛され女子」の呪い…!真面目な子ほど不倫でしか幸せを感じられない/外資系OLの恋愛沼(5)

「愛され女子」の呪いによって不倫にハマりやすくなってしまった女性たち。真面目でいい子ほど同世代の男性では恋に火がつくことができず、職場の上司と不倫してしまう理由とは?トイアンナさんの分析に注目です!

「愛され女子」の呪いって、知ってますか?

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anton petukhov

 一時雑誌にこれでもか!と出てきた「愛され女子」。
無難なレースワンピにローヒールなんていうファッションが一世を風靡していたあのころ、世間は女子にある「呪い」をかけました。それは《愛され女子でなければ、幸せを感じられなくなる呪い》です。

 たった一人の男性に愛されるならともかく、世界中の誰もから「愛される」なんて絶対に無理。でも、真面目な女子はこの呪いをまともに受けて、誰にでも愛されるようなことを実践してしまいがちです。
Facebookを見ていると、真面目で「いい子」な女子ほど、コンサバファッションを身にまとい、朝活をし、仕事も全力で取り組み、ヨガを試し、愛され人生を邁進…。でも「いいね!」が100件ついたところで、彼女は幸せを実感できるのでしょうか。

セックスする前からセックスレスな20代

 実は、女子は「周りから愛されたい」と思うと、恋ができなくなります。
そもそも、愛は普段なら絶対にできないことをさせてしまうほどの強烈な感情です。しかし、「誰からも愛される」ことはその真逆で、ルールを守り、理性を保たなければなりません。だから愛され女子になろうと努力すればするほど、皮肉にも恋愛体質からは離れていきます。

 そして、この呪いをかけられているのは、女子だけではありません。
男子もまた「愛されたい」と思いながら真面目に会社で働き、友達と飲んで、親とも旅行に行き……まさに「世間から愛される」ような健全男子のできあがりです。そして同じように「親から反対されたっていい!君を愛してる!!」と叫べそうな恋愛から遠ざかっていくのです。

 こんな女子と男子が混ざると、あら不思議。なんと、何も起きません。

 私も大学生のころ、男女混ざって旅行したことが何度かあります。バーベキューをして、温泉に浸かり、男女混合で泊まりましたが、何もありませんでした。
深夜に恋愛トークをしても「次に会った人とは結婚したいと思って」「子供は30歳で産みたい」といった、世間体を見据えすぎた話題ばかり。ドキドキどころか安心感に、セックスする前からセックスレスです。

……このように愛され女子の呪いによって、同世代の男子との恋の火がつきにくくなってしまうのです。

「愛されたい!!」と火が付くのは仕事に疲れたとき

 しかしある時、湿った花火のような20代女子に変化が訪れます。就職です。
仕事を始めるとのんびりした大学時代と違い、うまくいかないことがでてきます。時には理不尽なストレスにさらされることも。

 そこで助けてくれるのが職場の先輩だったり、趣味で知り合う年上男子だったりします。
仕事で失敗をして「社会に、仕事に、世間に愛されていないかもしれない」と不安を抱き始めるころ、「大丈夫か?」と奢ってもらう1杯のコーヒー。思わず先輩社員がいつもの3倍カッコよく見えます。差しのべられた手にすがりつきます。でもすがりついた手の薬指に、光る指輪。

愛のために記憶を改ざんしてしまう

 残念ですが、仕事に疲れ、「誰にも愛されてない…」という女子を救えるほど余裕のある男性は、たいてい既婚者です。
しかし、世間を気にする真面目な女子は「既婚者であることを知りながら恋をした」自分なんて許せません。するとどうでしょう?

 不倫女子は、自分の記憶を改ざんします。

 アラサー女子の不倫に「ずっと気になってた人が、たまたま既婚者だった」なんてケースはほとんどありません。たいていは「自分が苦しいときに助けてくれた既婚者の先輩とできてしまった」という顛末です。

 しかし、不倫を始めると必ず「最初会った時からこの人だと思っていた。好きになった人がたまたま既婚者だっただけ」というストーリーを生産します。
お前3か月前には同期のサトル君が手堅いって言ってたろ。という思いを堪えて、私たちは不倫女子を見守ることになります。

 それにしても、私たちが心では「不倫かよ」と思いながら、友達の不倫を一般的に止めないのはなぜなのでしょう。
その理由は、「同期のサトル君で手堅く生きる20代」より上司との不倫のほうが愛されて幸せであることを知っているから、かもしれませんね。友達の幸せを、たとえそれが世間体に反しているからと言って止められるでしょうか…。

 というキレイな気持ちと同時に、不倫女子とその友達の間には隠したい秘密の感情も生まれるのでした。

☆次回は、不倫女子とその友達に生まれる秘密の感情について迫ります。

Text/トイアンナ

ライタープロフィール

トイアンナ
外資系OL。恋愛をザクザク分析するフェミニストのアラサーです。

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