誕生日にバカ騒ぎはもったいない!ひとつ大人になったあなたにして欲しいこと

伸びをする女の子 ヤシの木 誕生日 大人になる PIXELS

 私は5月が誕生日なのですが、基本的には「お誕生日会」というのが苦手でやってきませんでした。
思い返せば小さい頃から派手なお誕生日会というのは開いたことがないですし、
夕飯にカットされたショートケーキがあればラッキーくらいのイベントでした。
ここ数年はお店に入るようになったので、お誕生日会をやったこともありましたが、苦手なので、去年なんかもスキップしました。
プライベートではもちろん毎年地味に過ごしています。

 私はいつも思っているのですが、
誕生日は祝われる人、祝う人をハッキリ分け過ぎです。
もっと甘いだけでなく、味わい深い日であると思うのです。

誕生日=出産日・独立記念日

 まず、産んだ親の立場になって考えると、誕生日=出産日ということです。
十月十日もの間、お腹で育ててくれた親が、しんどい季節の変化に耐え、体調の管理をしてくれて、
最後は痛みにも堪えて、ようやく出産をした日です。
身重の体でやりたいことも思うようにできなかったでしょう。
それを超えて産んでくれたのです。
まずは自分の誕生を祝う前に両親に感謝すべき日です。

 ただ、感謝の念を表すのはとても良いと思いますが、
感謝や孝行の名の下に親の言うことを聞き過ぎるのは良くないことだと思います。
出産日というのはそれまで一心同体だった親と子が、臍の緒を切って、この世で独り立ちを始めた記念日でもあるからです。
誕生日=独立記念日ということです。
もちろん生まれてすぐに独立ができたわけではありませんし、家族としての絆は続きますが、
出産日から、独立した生物として、別々の人生が始まったのです。
いつか離れるということを意識しながら、距離を保って付き合うということを考える日でもあるのです。