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  • 2016.06.28

「自分らしさ」とは「自分ならでは」のことができるかどうか

「自分らしさ」って、本当に大事なものでしょうか?本当に大切なのは「自分ならでは」のことをできるか、であるとニクヨさんは言います。「自分らしさ」が恋に与える影響、過去の自分の活かし方、いっしょに考えてみましょう。

自分らしさの檻

肉乃小路ニクヨ 恋愛 ニューレディー おネエ 淑女
©Alessandro Valli

 以前、テレビの取材でインタビューを受けたことがあります。
その中の質問で、ニューレディー時とおっさん時のどちらが「自分らしい」ですか? ということを聞かれました。

 私は「自分らしさ」にこだわることにあまり興味がありません。
なので答えとしては、「自分らしい」ということはあまり意識をしていない。どちらの時も同じ自分で、大事なのはそれぞれの状況下で「自分ならでは」のことをできるか、ベストを尽くせるかだと思っている、と回答しました。

「○○らしさ」について、結果として周りが「あの人らしいやり方だ」と言う事はあっても、自分で「自分らしさ」にこだわることは、あまり良いと思えません。

 こだわるべきは
「自分ならでは」の能力が発揮できているか?
その状況は楽しいか?

ということだと私は考えます。

「自分らしさ」にこだわり過ぎると、「自分はこうであるべき」と自分を縛る檻になります。
状況は絶えず変化しますし、時間が経てば考え方や気持ちも変わってきます。
私は自由を愛するニューレディーなので、自分の自由さに制限を与える考え方というのはあまりよろしくないなと思うのです。

 だから、私は「あなたらしく」とか「あなたらしさを大事に」なんてもっともらしいアドバイスを言う人を胡散臭いなと思いながら見ています。
その人を既成の枠に押し留めようとしているように思うのです。
自由でもっと新しく、今までにないやり方というのも試していいと思うのです。

自分の知らない自分に会う旅

 たとえば恋愛についても「自分らしく」なんてことにあまりこだわっていると、過去の成功体験を踏襲した恋愛しかできません。
恋愛は自分にはない相手のある部分に惹かれたり、触発されて自分の気付かなかった部分を引き出してもらうのが楽しかったりします。
付き合う相手でいろいろ変わる方っているじゃないですか。それを見て私は微笑ましいなって思うんです。

 たとえば仕事も同様に、今までの自分にこだわっていたら、自分の中の隠れていた才能や能力に気付かないまま終わってしまうかもしれません。
「自分らしく」にこだわって、これと決めた仕事だけするのも良いのかもしれませんが、私は違うことをするチャンスや、違うやり方を試す機会があればどんどんやってみた方が良いと考えます。
20代、30代くらいまでは自分を決め付けるのではなく、いろいろな経験をして、自分の可能性や幅を広げるのが良い時期だと思うのです。

過去の自分の活かし方

 かと言って、過去の自分は無視して、新しいことだけを全面的に受け入れろということでもありません。
新しい考え方や人に触れて影響を受けたものは自分の中で消化する必要があります。
その時に過去の自分というものが生きてきます。
 
 過去の自分と照らし合わせて、より素敵で楽しくて好きだなと思うものを自分の中に取り入れていくのです。そして新しい私を作っていきます。
新しい私がやりたいことをやっていくと、そこには結果として「自分らしさ」というものが残っていく気がするのです。
最初から「自分らしさ」ありきで考えると変化や成長というのはあまり期待できないように思います。

 みんながみんな成長や変化をする必要はないかもしれませんが、私はせっかくいただいた命ですからほんのちょっとでも成長したり、変化したりしたいなと思うのです。
女装家なのに前向きですみません。
ふふふ。

Text/肉乃小路ニクヨ

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ライタープロフィール

肉乃小路ニクヨ
東京の片隅でひっそり生き続けるちょっぴりしょっぱくてサワーなニューレディー。オーバー40歳、崖っぷち女装

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