過去は変えられる!未来への展望が劣等感を解き放つ

新しい年、過去のことは忘れてしまおう

肉乃小路ニクヨ 恋愛 ニューレディー おネエ 淑女 Jamesy Pena

 あけましておめでとうございます。
本年も当連載を引き続きご贔屓のほど、
よろしくお願いします。

 さて、年が明けましたね。
折角の新年なので今年のことを考えましょう。
去年のことは忘れてしまっても良いですよ。
だって、過去を振り返ったって、あまり意味がないですし、
過去は自分で変えられますからね。

 今、大事なことをポロッと言いましたよ。
そう、過去は変えられるんです。
そんなの嘘や妄想だろうという人もいます。
私も過去の事実を変えるとは言いません。
でも自分の中の位置付け、意味付けは
後からいくらでも変えることができるのです。

アナタの考え方次第で。

ニューレディーの忘れた過去

 私は就職直後に一ヶ月半入院するくらいの病気を患い、
体力的にキツくなって、新卒で入った会社を辞めました。
そして、アルバイトをしながら、資格試験を目指しましたが、
両立が上手くいかなくて、気がつくと
何もないままに二十代も後半になっていました。
慶應大学を卒業したのに、
周りの友人や、後輩までもがイキイキ暮らしているのに、
私だけ風呂なしの狭小のアパートに住んで、
劣等感と挫折感で世界から取り残された気分になっていました。

 あのとき病気にならなければ、とか、自分の不幸を呪ったこともあります。
過去を呪う間は現実を忘れることができますから、
麻薬みたいなものなんですね。
酷い時は鬱になり、アルバイトも辞め、引き篭もった時期もありました。
健康保険がなくて、病院に行けなかった時期もあります。

 結局、過去を恨んで、呪っていた時間に
私に何が残ったのかというと貧しさと劣等感だけでした。