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  • 2015.09.01

お金がなくても将来の自分へ投資!貧しい20代に学ぶべきレディーの最低条件

ニューレディー・肉乃小路ニクヨが提唱する「ニューレディー」の生態、痴態、生き難さ、そして上品でいることの大切さ。今回は、貧しさについて。貧しい不遇の時代だからこそ学べた、生きるために大切なこととは?

貧しかった私

肉乃小路ニクヨ 恋愛 ニューレディー おネエ 淑女
by Eryne!

 良い学校行って
良い会社入って
何不自由なく生活して
女装を続けてきたんでしょう。

 なんて、思われがちな私ですが、
病気をしたり、血迷っていくつも仕事を掛け持ちしたりして
体や心を壊したりして、不遇な時代も多かったのです。
とても恥ずかしがりであることと、苦労を売りにするキャラでもないので、
あまり周囲に言わなかっただけです。

 私は新卒で就職する直前に大病を経験しました。
入ったばかりの会社を入院のために退職し、
療養を終えて再び東京に戻ってきた時には
風呂なし4畳一間のアパートからでした。

 地方からツテもなく、貯金もあまりない若者が
東京に上京するってそういうことです。
しかもそれが29歳くらいまで続きました。

 それでも東京を諦めたくなかったのです。

 もう少しで風呂の無いまま30歳になってしまう
と思っていた頃、ようやくお風呂付のアパートに引っ越すことができて
凄く嬉しかったのを今でも覚えています。

 それから先は頑張って働いて
それなりに暮らせるようになりましたが、
20代の貧乏は私にいろいろなことを教えてくれました。

投資をするしかなかった20代

 オシャレなものが欲しいなと思っても
思うように物を買えない。
そんな時はそのエッセンスを考え、相似したものを探しました。
その服は何が素敵なのか?
その服を着ることで、どんな層に近づけるのか?
と、考えていました。

 食べ物でも、食べる価値があるものは何か?
栄養素で大切なものは何か?
コストパフォーマンスが良いものは何か?
たくさん研究をしました。

 また貧しい中でもお金を捻出して
ゲイバーにも通ったり、そこで働いたりして、
文化や流行の知識を仕入れたり、
素敵な先輩方のお話を聞いたり、
ブックオフや図書館を活用してたくさんの本を読んだりして、
話題の蓄積につとめました。
汚い格好ではお店に行けないので
カツカツでも不細工に見えないようによく考えました。

 お金を使うあらゆる場面で、そこに意味を見いだそうとしていました。
今考えると、それらの行為は投資そのものだったのです。
将来的なリターンを意識してお金を使うという癖は
投資の基本そのものです。

 私は20代前半までぽわんとして育ったので、
貧乏を経験しなければそういうお金の使い方は
身につかなかったかもしれません。

貧しさは大リーグボール養成ギブス

 貧しさや不遇な時代は
そこから抜け出そうとする人にとっては適度な負荷となり
生きる力の基礎的な部分を引き上げます。
まさにスポ根マンガの古典、巨人の星に出てくる
大リーグボール養成ギブスです。

 ただ、中には貧しさや不遇に安住してしまう人もいます。
それはそれで、良いと思いますが、
私とはお話が合わないかもしれません。

 貧しいことは恥ずべきことではないですが
貧しさから脱しようとしないことは
私には恥ずかしいことに思えるのです。

 好奇心や探求心を失ったら人間ではありません。
ある程度のお金を持ち、
文化的な生活を目指すことはレディーの最低条件です。
そのために、歯を食いしばって、
にっこりがっちりお金は稼ぎたいなと思うのです。
私って、お下品かしら。ほほほ。

Text/肉乃小路ニクヨ

ライタープロフィール

肉乃小路ニクヨ
東京の片隅でひっそり生き続けるちょっぴりしょっぱくてサワーなニューレディー。オーバー40歳、崖っぷち女装

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