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  • 2015.08.04

人と違う=新しい!考え方を変えるだけで女の人生は何倍も生きやすくなる

ニューレディー・肉乃小路ニクヨが提唱する「ニューレディー」の生態、痴態、生き難さ、そして上品でいることの大切さ。今回は、新しいという切り口についてお届けします。「人と違う=新しい」という意識に変えたら何倍も生きやすくなる…?

新しいという切り口

肉乃小路ニクヨ 恋愛 ニューレディー おネエ 淑女
by Helga Weber

 この連載は40歳の崖っぷち女装が書いていますが、
女装の割にぶっ飛んでいなく
古典的なレディー道に通じることばかり言っている
というご意見もあるようです。

 その通りです。
私、基本的に学校も保守的に選んできましたし、
本来はとても保守的な人間です。
でもね。保守(コンサーバティブ)というのも
時代に合わせて新しい要素を取り入れて変わらなければ、
ただの極論へと陳腐化してしまうのです。
時代の流れに合わせて、自分が使い易いように絶えず変えていく
それが私のニューレディーのニューの部分です。
ご都合主義という批判もありますが
実用されない考え方は意味がないのも事実です。

体毛問題


 さて、私のニューレディー的要素で
もっとも特徴的な部分といえば私の体毛です。
私は毎週土曜日にお店に入っているのですが
お客様からも
「どうして毛を生やしっぱなしにしているのですか?」
というご質問を多々いただきます。

 また、私は今年、東京マラソンを女装で完走した
スポーティーレディーでもあるのですが、
そのせいか脚力があり、脚もそれなりに筋肉がついています。
その事についてもしばしばご質問いただきます。

 では、逆に質問です。
女性が毛を生やしてはいけないのでしょうか。
女性は無駄毛があってはいけないのでしょうか。
女性の脚が筋骨隆々だといけないのでしょうか。
誰がそんなことを決めたのでしょうか。

 私が中学生の頃、
ソウルオリンピックの女子マラソンで
ロサ・モタというポルトガルの選手がいました。
ぶっちぎりの強さで金メダルを獲得したのですが、
ゴールテープを切る間際にバンザイポーズをした時、
腋の下に黒々とした腋毛が生えていて、
そのまま軽快にゴールを駆け抜けたことを今でも鮮明に覚えています。

 当時、それを見ていた私は
女性でも腋毛を生やしていい時代なんだなと
何故かとても興奮したことを覚えています。
それは性的なものではなく、新しい女性像を見せ付けられた興奮です。
そしてその光景がニューレディーになった、今の私に大きな影響を与えているように思えます。

異質なものの受け入れ方


 日本人は異質なものを見た時、排除する傾向が強いようです。
みんな同じでみんな平等という精神が強く根付いているからでしょうか。
でも、私は思うのです。
異質だと決め付けるのではなく
いったん新しいというカテゴリーに入れるのはどうでしょうと。

 そして、よく観察した上で
取り入れても良いことなら取り入れる。
慎重な日本人もそういう風にして西洋の文化を
取り入れてきたではありませんか。
同じことを自分でも行うのです。

 あらゆる異質なことを一旦新しいという切り口で仕分ける。
そうすることによって排除するのではなく、自分に取り込む心の準備ができます。
そしてそれはやがて、自分の中にある異質なものを
受け入れる時にも役立ちます。

 人と違うのではなく、私は新しいのだ。

 そう考えることで人生は何倍も生き易くなります。
新しいって何かわくわくする言葉ですよね。
だから私は新しいという言葉が大好きです。

Text/肉乃小路ニクヨ

ライタープロフィール

肉乃小路ニクヨ
東京の片隅でひっそり生き続けるちょっぴりしょっぱくてサワーなニューレディー。オーバー40歳、崖っぷち女装

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