• love
  • 2015.07.09

結婚式は恋と友情の終わり?ついに迎えた当日/バリキャリ女子の結婚(4)

憧れのヴァージンロード、涙の結婚式……なんてことになるはずない!結婚式は戦場だった!?アラサーバリキャリ女子の結婚までの心の変化をトイアンナさんが書き下ろし!今回は最終回。待ちに待った結婚式編です!

1人で赤字10万円!ドタキャンの恐怖

トイアンナ 結婚 プロポーズ バリキャリ アラサー 独身
by Gavin Schaefer

 もしあなたにどうしても許せない相手がいるならば、相手の結婚式をドタキャンすることをオススメします……と、いきなり物騒なことを言ってしまうのにはわけがあります。

 大抵の式場では、参加者数が1週間前に最終確定します。その後に人数が変更になると、なんとドタキャン1名で約10万円もお金がムダになります。
ご祝儀がもらえないにも関わらず、料理代はキャンセル不可。さらに席次表などが作り直しとなるからです。嘘だと思った人は下記、私が実際にドタキャンで計上した赤字をご覧ください。

食事・ドリンク・引き出物代 3.0万円
席次表の購入・印刷 2.5万円
テーブル数が減って無駄になった花代 0.7万円
ご祝儀のマイナス分 3.0万円
---------------------------------------------------------------------------
合計 9.2万円

 とはいえ、ドタキャンを0人に抑えることは難しいのも事実。突然の体調不良に出張命令、はたまた「日付、間違えてたゴメン」など"責められない理由"もありますよね。
それに友情をお金ではかるなんて、という気持ちもあります。だからこそ「私は友情と10万円、どっちを取るの!?」と苦しむことに繋がります。

 これが友人の結婚祝いや出産祝いだったら、合計10万円くらい喜んで出したかもしれません。でも「誰も食べない食事」「誰も使わない花」に消える10万円 VS 友情。つ、つらい。

 私は結局、ドタキャンした友人へちょっと距離を置かせて、と宣言することになってしまいました。「ハハッ、たかが10万円、気にするな!」と言える身分になりたかった!誰も悪くないが貧乏が悪い!私に10億円あげるという方、いつでもお待ちしてます!

恋が終わり戦友(とも)になるとき

 ドタキャンで生じたのは金銭的な損失だけではありませんでした。席次表の印刷や各種手配など、仕事上がりに舞い込む雑務はまさに「サービス残業」。夜中の印刷会社に駆け込んで誤植チェックをしながら、気持ちのやり場もなく泣きそうになりました。

 しかし、そこで輝いたのが彼だったのです。即座に深夜営業の印刷所を突き止め、席次表を購入し、入力作業を行い……と大活躍。恋は再度燃え盛り「たのもしい!しゅてき!だいひゅき!」になると思うじゃん?逆です。こういうときに「恋」は終わります。

「○○に誤植があるから即時修正して。5分以内にデータ再送?まだできてないの?」
「納期は明後日だってわかってる?なんでまだやってないの?」
「キャンセルの手配は終わったの!?」

ビジネスモード、入ります。

 外資系社員としてプロフェッショナルにスキルフルでデライトフルな業務をこなしてきたのがアダとなり、気づけば完全に彼はプロジェクトを共に歩む「戦友(とも)」となっていました。あのときの私が会社の上司だったら、ジブン、辞めてますわ。

迎えた当日、失われた記憶

 そこで向かえた結婚式!の、記憶が後半からぶっつりありません。

 と申しますのも、わたくし極度のアガリ症でして、笑顔になるためには酒が必要なタイプ。会社では1ミリも笑いません。(しらふで仕事してるってことですよ!健全!)
でも、結婚式は「笑わなくてはいけない24時」。

 仕方がないのでスタートからかなり飲みました。会う人会う人に乾杯してグイグイいきました。テキーラ5杯目くらいからそうですね、どこにいるか判らなくなりました。タクシーには乗ってました。支払った記憶ありませんが。

 後日届いた写真には、ばっちり笑顔で幸せそうな私が残っていたのでとりあえずいいのではないでしょうか。写真の女、誰だこれ?

 というわけで、波乱万丈の結婚式というプロジェクトを済ませた後日は、よく眠りよく食べました。あの日から3キロ以上増えましたが、私は幸せです。もう2度と、結婚式したくありません!

※本連載は今回で最終回です。ご覧くださりありがとうございました!

Text/トイアンナ

ライタープロフィール

トイアンナ
外資系OL。恋愛をザクザク分析するフェミニストのアラサーです。

今月の特集

AMのこぼれ話