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  • 2015.07.02

男をなぎ倒すアラサー騎士が、強制的にお姫様にされるとき/バリキャリ女子の結婚(3)

夜景の見えるレストランで、バラの花束の中にダイヤの指輪、そしてロマンチックにプロポーズ…なんて夢を見てはいられない!アラサーバリキャリ女子の結婚までの心の変化をトイアンナさんが書き下ろし!今回はウェディングドレス購入編です!

ウエディングドレスを選ぶときに言ってはいけないタブー

トイアンナ 結婚 プロポーズ バリキャリ アラサー 独身
by Beth Olson

 小さい頃「お姫様願望」ってありましたか?

 今のアラサーといえば、セーラームーン世代ど真ん中。月のプリンセスには地球の王子、タキシード仮面様がいました。

 私にもいつか王子様が、と思っていたのも今は昔。ドライアイと二日酔いを引きずりながら、アラサーが向かった先は「ウエディングドレスのお店」でした。

 この世には『そろそろプロポーズされそうだからドレスを予約しに来ました』というツワモノもいるようですが、大抵の女性は結婚式場を決めてから探すのではないかと思います。

 そして、ドレスのイロハも知らないのに、100着はあろう候補から選ばされるわけです。私も入店してみたものの何もわからず「どれがよろしいかしら?」と迫ってくるやり手の店員に恐怖を覚えました。

「ど、ど、どどれでもいいです・・・・・・」

「オーマイガ」(やり手の店員が硬直)

 数秒後には般若の形相で「あなた、それでもお姫様になる準備ができてるのっ!?!?」とお説教されました。カネを払いに来て怒られるなんて、オラ初めてだ!

 ウエディングドレスは女性がこだわるポイントだと信じられているようですが、私は日本中の女性に聞いてみたいものです。「お前にドレスの差がわかるのか?」と。

 だいたい姫になる準備なんて、できてるわけねーだろ!戦場のアラサーなめてんのか!?と思ったところで我に返りました。

アラサー騎士がお姫様になるとき

 いつでもお姫様になる準備はできている。そう思っていました。「選ばれたら」いつでもドレスを着られるわ。ハリーウィンストンどんと来い、と。

 でも「選ばれたら」って、いつ来るんでしょうか?バリキャリの道を選び、他の男性と決闘する日々。いざ振り返って「さあ、私を姫に選んでよ!」と叫んでも、気づけば王子様には別のお姫様がいたり、する。

 だからバリキャリであるということは、騎士になって、お姫様の可能性を捨てることだと信じていました。結婚するということは「私を守ってくれる王子様」ではなく「背中を任せられる別の騎士」を見つけることだ、と。

 ところが「結婚式」はバリキャリに「お姫様」を求めてくるのです。ウエディングドレス、ケーキ、お花。かわいいと思わないわけではないけれど『それはお姫様のものだから』と除けてきたものたち。今更「女らしく」ってどういうことなの。デスクワークでむくんだ足に、シンデレラの靴をはけと言われても、情熱を持って取り組めるのは予算調整、決定事項のスケジュール、招待客を合理的に整理するシステム構築・・・・・・って仕事か!

お姫様じゃなくても、結婚式はできる

 そんなときに、友達から「結婚式に行くの、楽しみにしてるね!」とLINEが。行くのが楽しみ…そうだ、これは私のための結婚式ではない。友人のLINEが心を洗ってくれました。確かに私はアラサーで、ボロボロの体形で、誰が見て喜ぶんだ、この身の程知らず!な花嫁です。

 友人は私だけのために来ているわけでない。きっと旧友との再会や料理が楽しみなはず。私はぐるぐる悩むのをやめました。「お姫様じゃなくても、結婚式はできる!」と。お姫様になれなくても、プロジェクトとして結婚式を楽しもう。その結果、従来の予測から10%の予算カットを実現すると同時に、顧客満足度を最大化するイベントをご提案できま(略)

 なお、ウエディングドレスは店員に選んでもらった結果、40万円かかりました。みなさまも結婚式をされる際は「わからなくても価格はチェック」しておくことを強くオススメ致します・・・・・・☆私って、ほんとバカ。

※次回はいよいよ最終回、ドタキャン!?それでも迎えた当日編 です。

Text/トイアンナ

ライタープロフィール

トイアンナ
外資系OL。恋愛をザクザク分析するフェミニストのアラサーです。

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