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  • 2015.06.25

結婚感度ゼロのアラサーが式場見学で干からびた/バリキャリ女子の結婚(2)

結婚式は、「恥ずか死イベント」?公開結婚式で泣きだす女たちと干からびた○○?アラサーバリキャリ女子の結婚までの心の変化をトイアンナさんが書き下ろし!今回は結婚式の式場探し編です!

結婚式、するの?しないの?

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Ally Mauro

 私は、人に注目されるのが苦手な方です。
だから、仕事ではハキハキとプレゼンできるのにプライベートでは人が苦手。石膏で作ったようなぎこちない笑顔しか作れないので、彼とのツーショットも5枚以下。友人の証言なしには本当に付き合っているか証明できない有様でした。

 そんな「人前苦手マン」にとって結婚式は強いて言うなら「恥ずか死イベント」。Facebookで屈託ない笑顔の花嫁を見る度に「こんな風に笑えたら・・・・・・」と病んだ羨望をぶつけていました。

 それでも結婚式をしようと思ったのは、既婚者の先輩がつぶやいた「結婚式で集まらなかったら、次に会うのは葬式だよ?」という恐ろしい一言でした。
確かに、卒業以来、友人で集まる機会がなくなったなあ。授業の後に連れ立って食べたラーメンの青春よ、もう一度。

 その代わり結婚式では、「注目される時間は最小限にしよう」と約束しました。ケーキカット、ブーケトスといった新郎新婦が中心になるイベントはなし。「みんな」で美味しくご飯を食べられればいい。多くの新郎新婦もそう思って式を企画するものだと思っていました。勘違いでした。

「結婚感度」が低い女の補習授業

 結婚式場の見学と聞いてイメージしたのは施設をぐるっと回って、ちょっと試食して1時間でサヨウナラという流れ。
1日3件訪問して、その日に1番美味しかった場所で決めればいいかと思ってました。が、どうやら私は「結婚感度」がかなり低い女だったようです。

 探していたのは銀座・東京エリアでしたが、まず、見学会場にアラサー・アラサー以下がいやしねえ。アレか?若い子は港区がええっちゅうんか?麻布十番の一軒家かァ?と心のオッサンが顔を出しましたが、気にしても仕方ありません。
ハイブランドを颯爽と着こなす美女の群れに「ざ、ZARAで失礼いたしまァす」と足をそろり。ホテルはさすが老舗と思わせる上品な設えに、少しワクワクしてきました。

 しかし、そのワクワクは3分で消失。
スタッフが「ではこれから4時間ほどお時間いただきまして」と口を開いた瞬間に死にました。TOEICの試験でさえ2時間で終わるんだよ!?この式場にすることで、TOEICより人生変わんの!?ねえ、みんな!と思って周囲を見渡したところ、みんなキラキラの笑顔で写真撮影してる・・・・・・。
諦めて頭を垂れました。これはきっと、恋愛偏差値があまりに低い私の補習授業なんだと。

アラフォーの涙と打ち上げられた魚たち

 さて、なぜ結婚式場の見学に4時間もかかるのか、ここでご説明いたしましょう。
「模擬挙式」といって実際の結婚式のフローを、雇われモデルさんが一通り見せてくれるのです。美男美女の入場にご挨拶、ケーキカットにエンドロール・・・・・・なんだか友達の結婚式に来たようだ。めでたいなあ、なんて思っていたら周囲から鼻をすするような音が。

 な、泣いてるーー!!??

 なんと、女子が模擬挙式に感極まったのか、涙を流しておりました。
それを見て私の心はしおっしおに干からびました。雇われの美男美女に自分を投影して感情移入なんてできない、私が同じ服で歩いても白ブタですわ。でも周囲は映画のクライマックスのような顔だ、どうしよう。

 と、思ったけど仲間を見つけました。男性陣です。
アラフォー女子が泣いている横で、岸辺に打ち上げられた魚の目をしている男性たち。額にマジックで「早く終わらないかな、コレ」と書いてあるのが読めますよ!私には!

 感動の沸点にわきたつ女子の群れと、その横の干上がった魚たち。
冷静と情熱のはざまでパサパサの鯛を試食して、結婚式場はそこに決まりました。嘘です。会場が決まったのはそれから1ヶ月後のことでした。

☆次回は、ウエディングドレスの打ち合わせ編です。

※年齢、場所などは一部修正して個人情報がばれないようにしています。ご了承頂けたら幸いです。

Text/トイアンナ

ライタープロフィール

トイアンナ
外資系OL。恋愛をザクザク分析するフェミニストのアラサーです。

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