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  • 2015.05.18

LGBT企業| 夜の仕事だけじゃないんです

 LGBTのためのコミュニティサイト「2CHOPO」の記事をAMでご紹介させて頂けることになりました!
今回は、如月音流さんの「LGBT基礎知識~私たちの事情」の記事です。

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mind on fire


 こんにちは 如月音流です。
今日は私が過去に経営していた会社のお話。

 2004年頃、いまからもう10年近く前になりますね。

 取締役が全員LGBTで構成されている会社を経営していた事があります。
当時は、まだ、今のようにLGBTの認知も高くなく そもそもLGBTという言葉を知らない人も沢山居ました。まだまだ、LGBTへの偏見に満ちた時代だったと思っています。

 その後「オネエ」という言葉が一般的になり、テレビ等でも沢山の「オネエ」を見かけるようになります。
ですが、オネエが一般社会に進出する事が難しく、夜の仕事をしていると一括りにされる事が普通だった時期です。

 私がニューハーフだけの会社を作った理由はそういった偏見をなくす為、ニューハーフでも普通に昼間の仕事ができるんだという事を実践してみようと思ったからです。
夜の仕事をしたくてしている人ももちろん居ますが、元々、普通の会社で働いていたのにカミングアウトと同時に退職せざるを得なくなったり、技術はあるのに正社員として雇用してもらえなかったりといった、昼間の仕事をしたいにも関わらず夜働くしかない人も居るというのもまた現状でした。


 色々なLGBTの方に出会い就職の問題や現在の職業に関してお話を聞いているうちに、昼間に働けない理由は単純に受け入れる体制が企業側に無いという事だけだと感じるようになり、それなら自分でそういう会社の1社目になろうと思った訳です。

 私自身は元々インターネット関係の仕事をしていましたし、所謂、手に職があるという状態でしたし、自身でシステム開発の会社を経営していた経験を生かし、”LGBTのIT企業”を作る事にしました。

 私はLGBTだけの企業というのが話題になれば、世間的にLGBTへの理解を深めてもらえるキッカケになるのではないかと思いました。
そして実際にスタートしてみれば、やはりメディアから取り上げられたりする事も多く、夜の仕事だけのイメージだったニューハーフという人のイメージも少しずつ変わり始めたかなと感じられるようになりました。

 起業したての頃は、オフィスを借りるのも大変で、普通の企業と同じように使うつもりなのですが、風俗店と間違われたり、名刺交換の度に「どこのお店?」等と聞かれていたのですが、次第に「どういったお仕事を?」という質問に変わり、私たちの様な企業を認めてくださって普通の企業と同じように取引して頂ける企業も増えました。

 私はこの会社を経営した事によって、多少なりともLGBTの認知に貢献出来たかな?と思っています。

Text/如月音流

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