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  • 2016.08.31

アラサー独女が陥る「自分大好き」の罠にご用心

ここ最近「腹筋女子」が流行っていますがAM読者の皆さんはジムに通ったり体幹トレーニングを行ったりしていますか?今回は、そんな女性のジム通いから見える「自分大好き」の罠についてゆっちさんの体験を基に考えてみます・・・お腹がスッキリすると同時にオトコ関係もスッキリしてしまうかも?

「痩せる」と「恋愛」の両立

ゆっち 独身女性 現役高校教師がいく地獄の恋散歩
©ejmc

 私事ですが、一ヶ月前からパーソナルジムで本格的なダイエットを始めました!
ジムに通うことは、彼氏的な人とお付き合いが始まる前から決めていたことだったので、「痩せた後に出会いたかった」というのが正直なところ(笑)。

 だって一緒にお酒も飲めないし、美味しいものも食べられなくなるしね。ジムに入会することを彼にカミングアウトすると、「おー、頑張って!俺だけ美味しいもの食べちゃうね」と特に重く受け止めてない様子。
確かに、食べるものや飲むものを選んで摂生すれば、2ヶ月の間ぐらいやっていけるか…と、この時の私は思っていたのです。

上手くいかない彼との関係

 本格的にトレーニングと食事制限が始まり、初めの1・2週間は「ツライ…」と彼に泣き言を言っていました。カフェに入ってもカフェラテが飲めない。居酒屋に行っても唐揚げが食べられない。彼が気を遣ってくれるのも申し訳ないし…。と、初めはこんな感じだったんです。

 しかし自分の体や食事と真剣に向き合い、その生活が日常になり、そして結果が伴ってくるにつれて、自らそういう誘惑を断ち切る選択を取るようになったんです。友人の誘いは断り、飲み会の誘いも断り、休みの日も誘惑を目にしたくないので外出しない…。与えられた時間を、食事・トレーニング・睡眠に充てたいと心から思うようになりました。(良いのか悪いのかは別にして…。確実に人付き合いが悪くなり、つまらない人間に成り下がったことだけは確か)
「体を絞る」ことが、人生の優先順位の中で一番な今、美味しい食事・男・恋愛・セックス…今まで大好きだったもの全部、手放せる。というか手放し始めてる!

 そんな風に悟りを開き始めた私は、毎週末の彼とのデートが苦痛になりました。

「わざわざ食べられないものが置いてあるレストランに行く意味ある?だったら私は家で、自分の食べたいものを自分の食べたいように作りたい」
「わざわざ深夜にバーに入って、お酒も飲まず彼と話す必要ある?私はシンデレラタイムには絶対寝ていたい」
「食事をしないデートをしようって言うけれど、そんな時間あるんだったらジムに行きたい…」

 私を気遣い彼が色々提案してきたプランを、上記の言葉で全て却下。
「すごいストレス溜まってんじゃん、程々にしなよ」という彼の言葉に対しても、「今の私には、イレギュラーなイベントが発生することが一番のストレスなの!」と心のない返し…。改めて自分の言葉を振り返ると、本当に最低な女だ…。

自信のなさを彼で埋めていた

 で、ふと私思ったんです。彼となんで付き合ってるんだろう?って。

 今の私、自分のために時間やお金を割くことが楽しくて、幸せで、充実してて、見返りもあって…容姿とか自分の嫌いなところはたくさんあるけど、でも自分が好き。こんな風に一つのことに集中できる、自分が大好きなんです。彼と付き合ったのは、彼が好きだからじゃなくて、自分の自信のなさを、「好き」と言ってくれる彼で埋めようとしていただけ。自分で自分のことを好きになり始めている今、そんな男性の存在はいらない。そして、もっと自分を肯定できるようになった時、そんな自分が胸を張って「好き」と思える人と私は付き合いたい。そんな風に思う。

 これ、アラサー女子が趣味に打ち込んで、謎に自己評価が高くなり、理想も高くなるってやつ?やばいじゃん私(笑)

「あと一ヶ月は自分のことに集中したいから会いたくありません」とメールを送り、彼とのフェードアウトを狙っている今日この頃。私、「彼氏」じゃなくて「好きな人」が欲しかったんだね、本当は。

Text/ゆっち

次回は<考えるより感じろ?「考えて」始めた恋愛の失敗>です
結婚してもラブラブな夫婦が実は交際1ヶ月のスピード婚だったり、何年も付き合った人と結婚してみればすぐに離婚に至ったり…恋愛において理由付けをしたり、自分の感覚を信じきらないと失敗する、というのは常套句ですが、ゆっちさんも例外ではないよう。彼氏的な存在との関係を省みて、あらためて考えるのはアラサーの恋愛観についてでした。

ライタープロフィール

ゆっち
高校で国語を教える傍ら愛とか恋とかについて考えるアラサー。

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