「良いママ」の呪縛から逃れられない……粉まみれの母子の写真の謎

「いいね」が映し出す友人の内面

「良いママ」の規範から逃げきることができない母親の画像 Josh Willink

いったい何が面白いのかさっぱりわからないものの、そこだけで繋がっている人たちがいるからという理由で、わたしはほぼ惰性でフェイスブックを続けています。

本名で登録してあるわたしのフェイスブックの友達リストにいるのは、学生時代の友人と親戚、それにたまたま見つけてくれた現在の友人があわせて37人だけ。タイムラインは、子どもの運動会での勇姿、手作りのご馳走が並ぶ誕生日パーティーの食卓、週末にまとめて作り置きした惣菜のタッパーがずらりと並んだ清潔なキッチン……そんな、ささやかな幸せと喜びに満ちた日々が切り取られてたまに流れてくるくらいで、基本的には静かなものです。

あまり頻繁に新規の投稿がないからでしょうか。代わりに、友人が「いいね」やコメントをつけた投稿が、シェアされて表示されることがよくあります。その「いいね」の先は、わたしの友達リスト外の、見知らぬ誰かだったりもします。

こういうちょっとしたアクションでシェアされた投稿こそが、むしろ本人の投稿よりも赤裸々に、友人の内面を映し出すことがあることに気がつきました。

謎の粉まみれの親子

先日、一週間ぶりくらいにフェイスブックを開いたところ、目に入ったのは、見知らぬ女性の姿でした。子どもと向かい合って、大きく笑っているけれど、なぜか母子ともども、頭から白い粉にまみれていました。「え、これ誰?」と一瞬悩み、すぐに、友人の投稿ではなく、友人がアクションをした人物の投稿だと気がつきました。

それにしても、なぜ、この女性は粉にまみれているのでしょうか。