なぜバンドマンと付き合ってはいけないのか…私怨で言います、クソが多いからです

付き合ってはいけない職業3B

バンドのボーカル男性が熱唱しているサムネイル画像 Unsplash

 最新刊は激薄で、本編はなんと3話のみ、ドラマも低空飛行で終わったことで、すっかりブームが去った感のある『東京タラレバ娘』。それでも、作中のフレーズでいまだに目にするものがあります。それは、「女が付き合うと痛い目に遭う職業3B 、“美容師”“バンドマン”“バーテンダー”」というセリフ。付き合っている女性がいるのに調子よく言い寄ってくる元カレのバンドマンに揺らぎそうになっている、女友達の香に、クールなキャラながら不倫沼にハマっていく小雪が注意を促すかたちで出た発言です。

 なぜこの3つの職業の男と付き合うと痛い目に合うのか。残念ながら作中では語られていなかったように記憶しているのですが、勝手に推測すると、この3つに共通して言えるのは「女性との出会いが多い上に、モテる職業」ということだと思います。その他の理由としては、美容師は忙しくてあまり構ってくれそうにないとか、バーテンダーは休みが取れずに記念日に寂しい思いをするとか。あと、バンドマンはとにかくクソが多いってことでしょうか。

 まるで、バンドマンにだけ私怨でもあるかのごとく、ちょっと酷いことを言っていますが、そもそもこの3つのうち、バンドマンだけは職業ではない(ことが多い)。例え1円も金を稼げていなくても、バンドさえしていれば「バンドマン」という属性を身に着けることは出来る。ゆえに、言い方を変えれば、付き合うと、女癖以外にもさんざ苦労させられそう――とくに金銭面で――なのが、バンドマンという人種なのではないでしょうか。