幼い頃の「性的トラウマ」で食べられなくなったあるもの

かくれんぼで見つけた某M社の「マーブル」

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 皆さま、某M社の「マーブル」というお菓子をご存知ですか?
筒状のパッケージが特徴的な、七色の糖衣を纏ったチョコレート菓子ですが、いまだにコンビニやスーパーなどで売られているので、「一度くらいは食べたことがある」という人も少なくないと思います。
しかし、わたしは、ある時以来、このお菓子をどうしても食べることが出来なくなってしまった――今回は、そんな性的トラウマの話をしたいと思います。

 小学校の真ん中くらいには、自然と、大人の男と女がする「セックス」という行為があるということを知っていました。
しかし、詳細までは理解できておらず、知識としては、「布団の中で裸になって抱き合ってすること」で「すると子供が出来る」ということくらい。
具体的に何をどうすることかは、誰も教えてくれなかったし、想像も出来なかった。
ただ、セックスを匂わせる行為や言動や肉体のパーツにタブーと好奇心を抱くとともに、その興奮する気持ちのことを「エッチ!」という言葉で表していました。

 小学生の頃、夏休みは、仕事のある父親を抜かし、母、弟、妹、わたしの四人で祖父の家に行き、三週間ほど過ごすのが我が家の毎年の定番でした。
祖父の家には、母の弟である叔父家族が一緒に住んでいて、そのひとり息子である三つ年下の男のイトコと、うちのきょうだいとで、虫獲りをしたり、蝉の抜け殻を集めたり、当時流行していたドラゴンボールごっこ(わたしはプーアル役)をしたりと、牧歌的な遊びに興じていたある日のことです。