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  • 2016.02.27

吟味して結婚したのに現れる?男女の「性格の不一致」について

この人とならずっと一緒にいられる。そう思い結婚したにも関わらず…「性格の不一致」というものに襲われることが…、「結婚して、落ち着いたね」と世間では正義のように言われる風潮もあるなかで、見えないところでは「落ち着いていない何か」があるのかもしれません。

結婚してから気が付くことあるある?

大泉りか 夫婦 セックスレス ロマンチック イベント 花
©by BLW Photography

 いまの夫と結婚する前は、夫婦が離婚する理由としてなぜ“性格の不一致”が挙げられるのが、さっぱり理解できませんでした。
だって、付き合って「この人とだったら」と思ったから結婚するわけであって、結婚してから“性格が不一致”なことに気が付くってどういうことなのか。
普通はそこを吟味して結婚を決意するんじゃないの?……と思っていたわけですが、今となってはものすごくよくわかります。
“性格が不一致”だってことを、結婚してから気が付くこと、あるある!

 共に暮らしを重ねていくうち、自分の素が出てくると同時に、だんだんと相手への気遣いがなくなっていくことはよくありますし(例:女「『俺、すごいだろ』トークをニコニコ笑って聞けなくなる」男「靴下をその変に脱ぎ散らかすようになる」)、「釣った魚に餌はやらない」というはっきりした悪意まではなくても、「もう頑張らなくていいかな……」とも考えることもある(例:女「結婚前は一緒に出掛ける時に履いていたヒール靴、もう履く気になれない」男「新鮮なデートのプランを立てるなんて面倒くさい」)。
そのすべては「気遣いがない」という相手へと不満につながり、「こんな人じゃなかったんだけど……」と“性格の不一致”を感じることになる。


 もうひとつは、結婚生活というものに関しての、互いの考え方やスタンスの違いが、いざスタートしてから発覚することもあるということ。
「結婚した以上、理想の家庭を築きたい」と思うのは当然でしょうが、その望みが相手にとってはストレスになる場合もある。
例えば、「週末は一緒に過ごすのが当然だから、一緒に楽しめない趣味は辞めて欲しい」という要求だったり、「結婚したんだから、異性の友人の連絡先なんてもういらないよね。消して?」までいくと少し息苦しい。
「震災以降、徒歩で帰れる10キロ圏内までしか外出不可」を課せられている友人がいますが「よく守れるな、それ」といつも思っています。
しかし、その要求をのむことを、「結婚して、落ち着いたね」と世間では正義のように言われる風潮もある。
「フツーは結婚したら……」の枕詞で自由を奪われる際に“性格の不一致”をこれまた感じることになります。

 これを避けるために、結婚相手として、パートナーに自分の望みを託す人を選ぶのは避けろ……と言いたいところなのですが、しかし、結婚して、互いに自由でいすぎるのもこれまた問題があります。
とにかく金が溜まらないし、相手の浮気問題が浮上する可能性も高い。
だから、いざ生活を始めたものの、いつまで経ってもフワフワとしていることに不安を覚えて「やっぱり結婚したんだから、きちんとしよう」とスタンスを変えると「結婚したら妙に支配的になった」と“性格の不一致”が生まれる。

 性格の不一致のというたった六文字の言葉の裏には、これだけの要素がギュッと詰まっているんです。
結婚して幸せであることって、本当に大変です。
それでもわたしは結婚を勧めたい。
その理由は来週のコラムで。

…次回は《「きちんとした幸せな家庭」の行き先が離婚だとしたら》をお届けします。

Text/大泉りか

ライタープロフィール

大泉りか
キャバ嬢、SMショーのM女、ボディペインティングのモデルなどの経歴を経て、現在は官能小説家、ライトノベル作家。

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