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  • 2015.11.14

隠し切れないモテの戦略!?女をイラッとさせる「おエロマウンティング」

マウンティングされたことに気が付いていても、自分のプライドのツボを刺激されることがなければ、イラッとすることはないはず。しかし、エロに関するマウンティングだけは、どうしてもイライラしてしまうのは一体なぜでしょうか。

エロに関するマウンティング

大泉りか 官能小説 人妻は不倫の夢を見るか 肉 性欲
Scobee Photography

 すっかりメジャーになった『マウンティング』って行為がありますよね。自分のことを上だとアピールすることですが、している方が自覚的なこともあれば、無自覚なこともあるし、される側も気が付かないということもある。あと、「ひょっとして、これ、マウンティングされてる?」と思いながらも、自分にとって、どうでもいいことすぎて、マウンティングされたとしても、カチンとした気分にまったくもってならないこともあります。

 以前、知人女性とルミネで洋服を観ていた時に、「普段は伊勢丹でしか買い物しないから、ルミネってわたし的にはないなって思ってる(苦笑)」みたいなことを言われたことがありました。その際、わたしが帽子を試着した後に「わたしにも被らせて、ね、どうかな、わたし、世界で一番帽子が似合うって言われたことあるんだよね」と自信満々に微笑まれたりもして、しかし、相手はマウンティングしているつもりかもしれないけど、こちらにしてみたら、どうてもいいことすぎて、なんにも気にならないどころか「面白い」としか言えない。
あと「もしかして、この方は、わたしのことが嫌いなのかな」とも思いましたが、別に嫌われている様子はなく、ただ、彼女はそういう性格の人らしいです。

 ようするに「マウンティングされ(たことに気が付い)てイラッとする」というのは、こちらの何かしらのプライドのツボを刺激されるからであって、ツボさえ外れていれば、イラッとすることはないのです。
例えば、わたしがルミネでお洋服を買うことにプライドを持っていたら「なんでそういうこと言うの?」と腹が立つでしょうし、帽子が似合うと自認していたら「は?わたしのが似合いますけど」というふうにです。

 さて、話は変わりますが、職業柄か、よく女性からエロに関してのマウンティングをされることが多くあります。「わたし、めちゃくちゃ濡れる方なんで」「わたし、よく、エロいって言われるんですけど」「わたし、フェラチオが上手なんです」と言ったふうにです。
もちろん、相手に、「セックスの話で赤裸々に盛り上がりたい」という思いがあって、そのためにまず自分を開示してくれてることもあるし、こちらに合わせて気を遣って、あえてシモの話題を選んでくれていることだってあります。けれど、そういう場合は、だいたい二人きりの時に小声でこっそり教えてくれるもの。そうではなく、男性を含む多数で会話している最中に、明らかに「わたしのほうがおエロですけど?」という挑戦的な態度で来る人がいる。アレはいったい何が目的なんだろうか。

男性にモテるためのおエロマウンティング

 ちなみに、わたしは官能やセックスをテーマとしたコラムや小説を書くことを仕事にしているだけであって、肉体的にもテクニック的にもそれほど優れているわけではありません。だから、「濡れやすい」だとか「フェラ上手」とはそもそもチャンネルが違うわけで、ゆえに別に「ルミネ」や「世界一帽子似合う」の人と同じように聞き流しておけばいいと思いつつ、イラッとするのはなぜなのか……と考えてみたところ、なんとなく答えが出ました。たぶん、わたしがイラッとするのは、多くの「わたしおエロなんです」発言は男性にモテるための戦略であり、そこに媚びが隠しきれていないからです。

 というのも、『自称おエロ』からすると、わたしが男性とエロい話(=わたしにとっては仕事の話)でワイワイと盛り上がっているように見える。ただ割り込めばいいものの、そこに「わたしおエロなんです」とマウンティングを入れるのは、自分が注目を引きたいから。
ええ、成功しますよ。だって、男性は、職業エロババアよりも、素人のエロ告白のほうが好きですから。別にいいですよ、わたしは既婚なんで、モテは未婚の方に優先順位を譲ります。

が、

「話題を取られたようで面白くない」と思うのも人間の当たり前の感情ですよね。というわけで、エロマウンティングで話題泥棒される度に、「はぁ……」とモヤモヤした感情を持て余して、溜息をつくのでした。

…次回は《決して他人には見せてはいけない「自分だけのオナニーのオカズ」》をお届けします。

Text/大泉りか

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ライタープロフィール

大泉りか
キャバ嬢、SMショーのM女、ボディペインティングのモデルなどの経歴を経て、現在は官能小説家、ライトノベル作家。

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