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  • 2015.10.24

甘~い前戯なんて必要なし!「でかいアソコ大好き女子」が世界を変える

セックスが上手い人は、イコール前戯が上手い人と言い換えることができるかもしれない。しかし、世の中には「前戯なんて必要ない」という女性、つまり「でかいチンコだけあればいい」という女性もいる。そんな彼女達には男のセックス観を変える力があるのかもしれない。

セックスが上手い人、下手な人

大泉りか 官能小説 人妻は不倫の夢を見るか でかいチンコ
Katie Tegtmeyer

 「セックスの上手な男性と下手な男性で、どちらが好きか」と聞かれたら、もちろん「上手な男性」と答えますよね。というと、「わたしは、セックスに慣れている男性よりも、慣れていない男性のほうが可愛いから好き。童貞も好きだし」という意見も出てくるかもしれませんが、それはちょっと違う。
というのも、必ずしも「セックスに慣れている=上手」、「セックスに慣れていない=下手」というわけではないですよね。ここでしたいのは、その人のキャラクターや経験の大小、慣れているいないに関係なく、上手い人と下手な人の話なのです。

 といってもまぁ、世の中には様々な性癖の方がいらっしゃるので、本当に「セックスが下手な人がいい」という女性も、たまにはいるかもしれません。「コンプレックスを感じなくて済むから、ブサイクな男性がいい」のと同じように「コンプレックスを感じなくて済むから、セックスが下手な男性がいい」ということだってあるでしょうし、あとはなんですかね。「相手がセックスが下手なほうが主導権を取れる」という利点もありそうです。

 けれど、誰かが放流した『ブサイクな男』を次に掴まされたとしても、ブサイクは目に見える以上、納得の上となるのでいいですが、『セックスが下手な男』は実際に身体を重ねないと判断できないのが厄介です。しかも、セックス以外はいいという場合は、努力して、一から育て上げなくてはならないという面倒が……否、それも悦びと言えるかもしれませんが、それは、経験豊富な女性だけが持てる余裕であって、なかなかフツーの女のコには荷が重い話ではないでしょうか。

 更に、「セックスが下手な男」を再教育するためには、その男性のセックスに意見する気概だけではなく、

「もう少し優しい方が好きだな」
「挿入する前には、きちんと手マンなりクンニなりで濡らして欲しいな」
「いきなり脱がそうとするんじゃなく、ちゃんとキスをして抱きしめて欲しいな」

といったオブラートに包んだ言葉に変換する技術までもが必要とされる。

 そういうことを考えたら、各々「セックスなんて、下手なままでいい」と男性を甘やかしておかずに、女性全体が連帯して、男性たちのセックスのクオリティアップに励んだほうがいいのではないかなぁ……と思ったのは、先日、とある女性と話した際、「わたし、クリトリスは感じないし、だから、前戯なんていらないよね。でかいチンコだけあればいいわ」ということをおっしゃっていたからです。

「でかいチンコだけあればいいわ」という女子の役目

 もちろん、痛い、くすぐったい、感じない愛撫を延々と続けられるほどの苦痛はないでしょう。が、それを「前戯なんていらない」とバッサリ切るのはいかがなものか。「面倒な手続き(=前戯)」なしで「自分が気持ちいいこと(=挿入)」だけで済むのは、男性にとってはある意味で都合がいいかもしれませんが、結果、「挿入だけ男」を増やすこととなり、それが自分以外の女たちの首を絞めることにもなりかねない。

 では、『セックスの上手な男』とはどんな男かというと、それはなんといっても『相手に寄り添える男』です。不器用であっても、寄り添う気さえあれば、なんとかなる。
しかし、実際には、相手に寄り添うことよりも、「こうすると、女は喜ぶ」「こうしたら前の彼女は喜んでくれた」という思い込みや経験則に従ってセックスしてしまうことのほうが多い。そんな男性の意識を改革できるのは、誰なのか……というと、もしかして、「わたし、クリトリスは感じないし、だから、前戯なんていらないよね。でかいチンコだけあればいいわ」と言える女性たちかもしれません。

 というのも「わたし、クリトリスは感じないし、だから、前戯なんていらないよね。でかいチンコだけあればいいわ」という発言自体が「愛撫せねばならぬ」という男性のセックス意識を多少なりとも改革しているから。
ただし、その前に「これはわたしの場合に限ってであって、愛撫をして欲しい女もいるのよね」と、女性の望みの多様性のアピールを付け加えることが、必要不可欠でもあります。それが「でかいチンコだけあればいいわ」なんてことをアケスケに言える女性の役目なんじゃないのかな、なんてね。

…次回は《肉!セックス?いや肉が食いたい!すべての女性の性欲は肉を以って解決する》をお届けします。

Text/大泉りか

ライタープロフィール

大泉りか
キャバ嬢、SMショーのM女、ボディペインティングのモデルなどの経歴を経て、現在は官能小説家、ライトノベル作家。

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