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  • 2015.09.26

セックス中に感じる快感の量が大幅アップ!?「女性用バイアグラ」の謎に迫る

男性がバイアグラを服用しているというのはよく聞く話だが、女性がバイアグラを服用している、という話はあまり聞いたことが無い。しかし、確かに存在する女性用バイアグラ、果たしてその効果はどんなものなのだろうか…

女性用バイアグラとは

大泉りか 官能小説 人妻は不倫の夢を見るか バイブの日
martinak15

 今年の夏ごろ、新しい『女性用バイアグラ』がアメリカの米食品医薬品局(FDA)から認可されたというニュースが流れた。その時、「おおっ!試してみたい」と思うと同時に「あれ、今までにもあったような気がするけど、どう違うの?」という疑問がふと沸いた。

 もともと媚薬の類というものは、古くから出回っている。十五年以上昔にオランダ・アムステルダムのポルノショップで見つけた『エクスタシーなんちゃら』という錠剤を試したことがあるし、渋谷のアダルトショップに勤める友人から「これ、媚薬」といって、怪しげな液体をいただいて飲んだこともある。
錠剤のほうは効果があったかどうか覚えていないし、液体はやはり怪しいものだったようで、気持ちが悪くなった記憶だ。とにかく『媚薬』といってもそれはマカだとかマムシだとかスッポンだとかの強壮剤類とさして変りのない「気の持ちよう」程度の代物であるか、もしくは半年後に発売禁止になるような「たぶん本当は飲んじゃいけないもの」であると思っていた。

 しかし、20世紀末。男性のED治療薬としてバイアグラが発売されると、日本中のEDに悩む中高年男性たちが飛びついた。日本で認可されるまでに半年ほどのブランクがあったため、海外から個人輸入を試みて、高額な偽物をつかまされたり、またわざわざバイアグラを買いに行くハワイツアーなども組まれるといった狂想曲が繰り広げられることとなった。

 そして、時は流れて2015年。まわりには「バイアグラ?あぁジェネリックだけど飲んでるよ」という男性も少なくないが、「女性用バイアグラを服用することがある」という女性には会ったことがない。

 実際に流通している女性用バイアグラはどういうものなのだろうか。調べてみたところ、現時点では、バイアグラと同じ主成分を含んでいて『膣内、外陰への血流の流れを良くして、膣内に潤いを当たえ、それにより女性が性交中に感じる性的快感の量を間接的に増やす効果』というもの、もしくはカンジタ膣炎用の治療薬により、『女性器の潤いを取り戻して性交痛を解消する』というものの二種類があるようだった。

インドから届いた怪しい錠剤

 では、その効果はどうなのだろうか。それは実際に自分で試してみるに限る。そう思い、さっそくネットの個人輸入サイトで適当に見繕って注文をした。特に潤い不足に悩んでいるわけではないので、カンジタ膣炎の治療薬ではなく、バイアグラ成分と同じほうで二種類1シート4錠で1180円の『ラブグラ』と1シート10錠で2800円の『マレグラ』を頼むことにした。

 さて、しかし頼んで数日、待てど暮らせどまったく届かない。最近のネット通販って普通、3日以内くらいには届くのに……と思い、発送メールを確認したところ、到着まで10日ほどかかるという。「なぜそんなにかかるのだろうか」と疑問に思っていたある日のこと、郵便受けに郵便局からの不在連絡票が入っていた。その発送元を見ると、なんと『インド』となっている。考えてみれば、個人輸入であるから当たり前なのだが、まさかインドから届くとは思わなかった。

 もちろん個人輸入の経験くらいはあるが、英語のサイトで四苦八苦して取り寄せたことばかりで、日本のネットショップとなんら変わりのないサイトだったから、個人輸入での取り寄せになることをすっかりと忘れていた。便利な世の中になったものだ、と思いながら小さな段ボールを開けると、透明なプラスチックケースの中に、衝撃吸収材に包まれた錠剤のシートが2枚。しかし、『マレグラ』のほうは2錠ほど真ん中あたりで真っ二つに割れていた。

 シートと衝撃吸収材を取り出すと、一番底には、二枚の紙。一枚は日本語と英語混じりで書かれた納品書で、もう一枚はヒンディー語と英語混じりで書かれた販売証明書、海外輸出証明書のようなものらしく、薬剤師や責任者らしき女性の顔写真もプリントされていた。そこで急に、医師の処方箋が必要な薬を自分の判断で飲む、ということに不安を覚えた。

【後編に続く】

Text/大泉りか

ライタープロフィール

大泉りか
キャバ嬢、SMショーのM女、ボディペインティングのモデルなどの経歴を経て、現在は官能小説家、ライトノベル作家。

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