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  • 2015.02.20

完璧主義者のセックスレス!解消には30点セックスで性欲をアピール

多くの男女が陥るセックスレス。完璧なセックスを求めるあまり、「今日は疲れているから元気な時に」とセックスを先延ばしにしていませんか?そんな完璧主義者だから陥る怠惰に注意です!30点のセックスでもこまめにすることがセックスレスを未然に防ぐコツです。時には志を低く、力を抜いていきましょう。

追いつけない夢ばかり見る いつだって君があっちを向いて寝た日は(佐々木あらら)

セックスレス セックス AM3周年記念 完璧主義的怠惰 佐々木あらら 短歌
Jenavieve

 セックスレスの話をします。

 でも、その前に質問。

 たとえば部屋の片付けだとか宿題だとか「やるからにはちゃんと最後までやりたいが、それが面倒なのでまったくとりかからない」という方、いませんか。

 それは「完璧主義的怠惰」と僕が勝手に呼んでいる事態です。部屋を汚部屋にしてしまう人にはそういう人が多い印象があります。

 母親が家事などを完璧にこなすタイプの人だとなりやすい傾向があるようです。「あなたはやればできる子」と言われて育ってきた人なのかもしれません。まあ原因はこの際どうでもいい。

 完璧主義的怠惰の人は、全部を完璧にこなす理想の自分を思い描きすぎるあまり、結局、そのタスクのあまりの多さ・複雑さから、タスクにとりかかるのに高いハードルをつくってしまっています

 どう考えても、早く始めたほうがいい。そして、途中で終わったり、雑になってしまうリスクを認めればいいんです。何もしなかったり、とりかかるのが遅くなるより、少なくともタスクは進む。

 メールの返信とかもそうですね。「ちゃんとした返事を書かなきゃ」と思うあまり、返信を書くのが遅れてしまい、結局「無視」に近い状態になってコミュニケーションがちぐはぐになってしまう、とか。

 というか、僕がそうなんです。

 僕の座右の銘は「志を低く」です。これは、こんな風に何もできなくなってしまう自分を戒めるために掲げているものです。

 お、全然セックスレスと関係ない話になってきた、とお思いの方、大丈夫。次のページでちゃんと、つながってくるから。

 セックスというのも人間活動の一部だから、この手の性格は強く影響してくるんです。

セックスというのは まさか オナニーを手伝いあっているのか まさか(佐々木あらら)

 たいていの男女は遅かれ早かれ、セックスレスの危機を迎えます。迎えない人、ほんとに偉い。もしくは相性がとてもいい。うらやましいです。

 セックスレスになるパターンはいろんなケースがあるので一概には言えませんが、いろいろな方の話を聞くと、中には「完璧主義者のセックスレス」というパターンもあるようです。たとえばこんな感じ。

「セックスはしてもいい。でも、やるからにはいいムードをつくったり、相手を満足させて、自分もたっぷり尽くしてもらう、完璧なセックスがしたい。

 でも、それを最初からやるのには今日は疲れてすぎている。明日の仕事も早いから早く寝ないといけない。相手も疲れてるのにいろいろやってもらうのは申し訳ない。中途半端で雑なセックスをする自分勝手な人間だと思われるよりは、今夜のところは、寝てしまおう。

 いつか、時間のとれる連休にでも、いい雰囲気のリゾートなどに行ってたっぷりやればいいや


 これは一見正しい考えに見えますが、実は「完璧主義的怠惰」にハマってしまう危険をはらんでいます。

 仮に休みがとれて、そんな決意でリゾートに行ったとしても、他に楽しいことが山ほどあります。うっかり喧嘩になったりしたら、結局セックスなしで帰宅、ということだって考えられます。そうして、じょじょに「セックスするきっかけ」が消えていき、「お互い性的に不満はあるが、なんとなくこの人とはもうセックスの話をしない」という状態になっていく。

 どっちか、あるいは両方がもともとセックスがあまり好きじゃないなら、まだ仕方ないと思います。でも「どっちもセックスしたいのに、完璧なセックスを求めるあまりセックスレスになっていく」なんて、もったいないというか、ちょっとちぐはぐ過ぎませんか。

 そんな失敗を避けるためにこそ、僕の座右の銘「志を低く」をあなたのセックスライフにも提案したい。

 完璧なフルコースのセックスはめんどくさい。だから、日常のお惣菜だけで済ます夜食のような「なんとなく二人の欲を満たす、30点ぐらいのセックス」をこまめにする。

 具体的には、うーんと、たとえば、相互オナニーとかはどうでしょう?

バイブよりいいとほめられTENGAよりきもちいいよと返してあげる(佐々木あらら)

 オナニーのいい点は、セックスより手軽なところと、自分の快楽に最短距離で向かっていけるところ。

 相手に気持よくしてもらうのは、結構めんどうです。お願いすることがたくさんあって相手に負担をかけますし、いちいち声や態度で最適な動きを誘導したり、あるいは多少の演技をして盛り上げていかないといけません。

 そこで「志を低く」。

 隣で寝ているときに「ごめん、今日はなんかむずむずしてるから、ちょっと一人でしてもいい?」

 どこかでこっそり一人で済ませられるぐらいなら、自分の隣でやってほしい。そういう関係をつくってしまえば、もう、しめたものです。

 相手に「自分に性欲がある」ということをアピールすることにもなります。

 うまくいけば、最後の最後だけちょっと手伝ってもらうこともできるかもしれません。お互い興奮してくれば、たまにはそれ以上のことができるかも。

 そうじゃなくても、終わったあとに隣に好きな人がいるのは、慣れると割と悪くないです。

「自分もいつも一人でしてるから、たまにはあなたもしてくれると嬉しい」と頼めるようなら、もう、「お惣菜的セックス」はできたようなものです。

 そして、これは大切だと思うのですが、好きな人が自分のベストの快楽に向けてする手法を知るのは、今後の「完璧なセックス」の達成のためのいいヒントにもなるものです。どこが感じるかとか。どういう風な順番でどう触ればいいのかとか。どういう声を出すと本気なのかとか。

 まあ、ドン引きされるかもしれませんけど、どっちにしろセックスレスになるんなら、自分の性欲の存在をアピールして、自分だけでも気持ちよくなる性生活だって、いいんじゃないでしょうか。

またしてもおんなじ味だ 泣き濡れる女の横でするオナニーは(佐々木あらら)

 単に僕が特殊な性癖なだけという可能性があるのでこわごわ言いますが、好きな人の隣でするオナニー、最初にするときはとても勇気が要るけれど、僕は大好きです。

 では。幸せなセックスライフが、私たちに末永く続きますように。

Text/佐々木あらら

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