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  • 2014.11.29

非モテでも今から巻き返せる!「彼氏三人理論」と「サードボーイ理論」/岡田斗司夫×山田玲司対談(後編)

非モテがモテるための理論とは?「オタキング」の名で知られる岡田斗司夫さんと、AMで連載中の漫画家・山田玲司さんによる対談イベント「男の恋愛道」の後編をお届けします!


 2014年8月に開催された、「オタキング」の名で知られ、数々の著書を持つ、岡田斗司夫さんとマンガ家で、AMで「山田玲司の男子更衣室へようこそ」を大人気連載中の山田玲司さんの対談イベント「男の恋愛道」のダイジェスト版をお届けします。
後編では、より実践的なモテない人がモテるための方法について話していただきました!

前編「9割の男子は学生時代に恋愛を諦めている!恋愛不景気の日本」も合わせてどうぞ。

女子は、「彼氏三人理論」で恋愛先進国にキャッチアップしよう!

AM 恋愛不経済 モテ 岡田斗司夫 山田玲司


岡田斗司夫(以下、敬称略):では、僕の方から「彼氏三人理論」と、「サードボーイ理論」をお話しします。
彼氏三人理論というのは、元々僕が東京大学で教えているときに「高校時代に彼氏がいなくて恋愛したこともないんです。どうすればいいですか?」と聞かれて、お前のライバルは中学くらいから彼氏がいたような女の子だから、恋愛先進国にキャッチアップするためには、かなりスピードアップしなきゃいけない、というところから考えた話なんです。

 それと恋愛経験がない女の子ほど男の子に高いスペックを望んでしまうんですよね。
もし全てを求めるんだったらいっぺんに彼氏を三人作れと。
あと、さっき言っていた恋愛経済が不景気になっているので、「彼氏を三人作ってくれよ」と言いたくて(笑)。
車一台しか買えなかったらこの車じゃなきゃイヤだというのがあるだろうけど、車三台だったら変な車でも買ってくれるんじゃないかと。
実際、話してみると、恋愛に対してアクティブな女性はすでにこれをやっている場合が多かったです(笑)。

山田玲司(以下、敬称略):なるほど(笑)。

岡田:三人彼氏がいたら、誰か1人と関係が怪しくなっても、慌てずに済む。
他の二人に重心をおいておいたら、今度は向こうの方からコンタクトを取ってきたりするので、長期安定政権というのができるんですね(笑)。

山田:なるほど。これって自分から口説くんですか?

岡田:これまで付き合う男は一人でなきゃいけないと思っていたから、封印していたやつを解くだけでいいんです。
新しい友達ができたからと言って前の友達と別れる人はいない。だから、彼氏が常に一人という状態の方が不自然なんだよね。
これも80年からの呪いだと思うんだよね。生涯の一人を見つけようっていう、恋愛の価値を過剰に上げちゃった。
僕が思っているのは、恋愛をもっと安物化しようってこと。これが女の人向け。

男子は、「サードボーイ理論」で対抗せよ!


岡田:これに対抗して、男はどうすべきかというので考えたのが、「サードボーイ理論」です。

山田:迎え撃つ男はどうすればいいのか気になりますね(笑)。

岡田:では、サードボーイ理論は、モテない男がモテるための究極の手法なんです。モテるの定義は何かというと、「相手にしてもらえる状態」になる。
まず、向こうが自分のことを好きになったらありかもしれないという女性を20人出してみる。そんな女が周りにいないというやつは、すぐそういう環境に行きましょう。読書会は女の子が多いのでオススメですよ。
男って向こうから好きだと言われたら、ありかどうかを反射的に考えてしまう生き物なんだ。

 これは何かというとヤリゲーの世界です(笑)。
みんな知っていると思うんだけど、本命がいるんだけど、一回ゲームをクリアするごとに別の女の子ともやるじゃん。
では、それを利用して、ありだと思う女の子に片っ端から「僕は何番目ですか?」と聞く。
これ間違えちゃいけないので、1~3枠のどこかの枠に入れてくださいと聞いたらいけないし、真剣に聞くのではなく、あくまでゲームとして聞く。数字が大きければ面白がる。

 俺は大阪のお店で女の子に4000番と言われて大爆笑したんだけど、それぐらいでいいんだよ(笑)。
いきなり女の子に好きですって言ったら、「ない」って言われてしまう。つまり、ゼロでテーブルにも乗らない。
でも、4000番だったら、その女の子のものすごい端っこに領地を確保できるわけ。
いったん領地を確保さえすれば、その女の子に会うたびに話しかけていれば、順位をあげていけるんです。

山田:いいですね(笑)。

岡田:たぶん聞いたときに面白い数字が出てくるだろうけど、へこまない。
それを適当なタイミングで聞いて言って、徐々に徐々に上がっていく。そうすると、よく分からない男がいつの間にか知っている人になって、恋愛チャンスが上がっていくんですよ。

山田:相手にしてもらえるんですね!

岡田:そう!あと、女の子には「男だったら誰でもいい」って年に二回落ち込む時期があるから、そのときに素早く動く。

山田:最終的には2番目か3番目までいけるんですか?

岡田:「あなたが一生の相手」と言ってもらえる確率はほぼゼロですね。
ただ、生涯付き合う女の子がゼロよりは、5番目、20番目と言ってくれる女の子が20人くらいいた方がたぶん楽しい。そして、これが恋愛市場の活性化になる。
こういう風に考えているんですけど、どうでしょう?

山田:面白いんですけど、男の子が実際にできるかどうか問題ですよね。
問題はメンタルじゃないかなと。初めて会った女の子に聞けるのかどうか。

岡田:これを職場とか、日常的に言う諸星あたるのような行動が最もやりやすい。
本当にこいつバカだなって思われると、ちょっと現状よりモテるようになる。

山田:あと問題は、もし3番目の男になれたとしても、2番目がいるわけじゃないですか。
恋愛の何が怖いかって、上手くいかないときよりも上手くいったときの方が怖い気がするんですよ。
もし家のベッドに石原さとみがいたら、その体験がなかった男よりもはるかにキツイ人生になると思うんですよ。
彼女はいつかいなくなるだろうし、その爪痕系の何かっていうものに耐えられるかどうか、というところがあるじゃないですか。

岡田:僕は、振られることは財産だと思っているからさ。

山田:いいこと言いますね(笑)。

岡田:その資産が僕たちにまず足りないんだよね。モテるための資産をまず貯めなきゃいけない。それってスペックじゃなくて、振られた数なんだよね。

山田:僕は女の人がモテるためマンガ描いているじゃないですか。
それを描くにあたって『大好きな彼氏の一番の女になる方法』というような本を読んでみたんですよ。
そこには、「私はこんな男が好き」というのが書いてあるんですよ。どんな男かというと、そこで言われていたのが、「自信がある男」なんですよ。
余裕があって、聞き上手、はいはい、いつものやつですねと思って(笑)。それができりゃ世話ねぇよっていう話ですよね!
そう言わないで余裕たっぷりで聞ける男かどうか。これをずっと試され続ける。

 ただ子どもの頃からリア充側にいる男たちはずっとこれを試されているんですよね。
「あいつイケメンだからっていい気になっているよね」と言われたり、向こうから言い寄ってきた女に逃げられて、クリスマスに一人で過ごしたり、そういう経験の積み重ねもあるんですよ。

 でも、デスクトップ側はその間ずっと明石家サンタを見ているわけじゃないですか(笑)。
だから、痛みを知らないわけです。「あいつら、いいよな~」と言っているうちに、イケメンリア充側と経験の差がついてしまう。
30~40歳になったときデスクトップ側とリア充側の差ってものすごいんですよ。深刻な問題だと思います。

自信があればモテるって本当?

AM 恋愛不経済 モテ 岡田斗司夫 山田玲司


山田:僕は、ちょっとどこか壊れていて、昔キムタクみたいだったんですよ。
「ちょ、お前待てよー」とか(笑)。けっこう壁ドンしてますからね(笑)。

岡田:うわぁぁ…(笑)。

山田:壁ドンしているとき何考えているかっていうと、「この子帰っちゃわないかな」って本当は焦ってるんですよ。
実はあれ、男のマウントで、最後の自己弁護でもあるんです。
ごり押しで何とか女の子をねじ伏せようとしてるんだけど、「やばい、俺、捨てられっかな」みたいな状態がいわゆる壁ドンなんですよ。
変に冷静になっちゃうより、恋愛=恥って割り切って、ちょっと壊れちゃった方が恋愛は楽かなって。それで、自信をつけるにはっていう問題なんですけど…。

岡田: まず、自信がつけることがいいことなのか軽く検証したいんですけど。自信のある男ってモテますか?

山田:女の人から見たら、自信がなくてキョドっているってだけで、アウトじゃないですかね。

岡田:自信があって内容がない男でも、自信がない人よりはまし?

山田:それに騙されちゃうところはあるんじゃないですかね。いわゆるオラオラ系の何かエラそうな雰囲気に。

岡田:僕ら男ですら騙されるんだから、女の子は騙されるんだろうね。

山田:女の子も自信がないんだと思う。

岡田:自分がいい女だと思い込んでいる女の子って僕らいい女に見えるじゃん。
自信がない女の子って都市迷彩みたいな服を着るでしょ。いかに目立たないかっていう地味な色に地味を重ねてくる。
でも自分のことをいい女だと思っている人って同じ店に行っても一番華やかなものを選んでドレスアップしていって、周りからいい女に見られる。
「ブスのくせに、いい女ぶっている」なんて言われる人は意外といない。
だから、男女ともに自信をつけるのが一番効率のいい方法なんでしょうね。

山田:「俺ってすごい」っていう設定でいいんじゃないかな(笑)。
自分で思い込んでいるだけでいい。そして、それを否定するような気分や理論を駆逐するところから始めた方がいいと思うんです。

岡田:自信をつけるというのは、自信をなくすことを止めるだけだっていう論理がありますよね。
僕、自分に自信があるとあまり思ってないですよ。
正当に評価していると思っていて(笑)。だから、自信をなくすというのがよくわからないんです。
山田さんはどうやって自信をつけていますか?

山田:大前提として、親に褒められていたやつと、けなされていたやつで、最初から人生が別れちゃっているのかもしれません。
岡田さんは、王子として育てられたわけじゃないですか。僕も割とそうなんですよ。
そうすると、勘違いしているので、自分のことを一切疑ってないんですよ。
僕は以前『絶望に効くクスリ』で、成功した人に話を聞いてきたんですけど、大体みんな王子でした。「なんか上手くいくんですよね~」と言っている人ばかりですよ(笑)。

岡田:自信がない人は例外なく親にけなされて育ってきている。
そういう人たちは、親にけなされた経験をいかに無効化させるかがポイントなわけですよね。

山田:もう親を客観視できたらいいんですけどね。
自分の親だから信じたい気持ちがフックになるし、長い時間をかけてその洗脳されているので、愛着、執着みたいなものもある。
だから、僕は、親は自分で選んだ方がいいなと思っています。

岡田:つまり初代親は外れだったとしたら、二代目の親というのは、自分をとにかく褒めてくれる人を見つけるってこと?

山田:憧れる人でいいと思うんです。こうなりたいという人を見つけられたらいいと思いますね。

岡田:矢沢永吉でも大仁田厚でも、誰でもいいわけですね(笑)。俗世の親と、心の親というのを作るわけですね。

山田:これが自信をつける一個の方法ですね。
ここでパラドックスなんですけど、恋愛ほど自信をつけさせてくれるものはないだろうっていう(笑)。

ロマン派男子は自信貯金を!「自信をつけるには与える」が鉄則


山田:好きな女の子が自分の前でだけ脱いでくれる体験ってどんだけ自信になるかっていう話ですよ。
それが女の人に軽々とパンツを脱いでほしくない理由の一つでもあるんですけど。
岡田さんが言っていた数撃て理論も一つの策であると思うんですけど、質量やロマン、幻想みたいな思い込みも…。

岡田:ダメダメダメ、それはモテるやつのたわごと!(笑)

山田:そうですか?僕相当ひどい目に合ってきていますよ!

岡田:そういうひどい目に合えるだけの経験があるってことじゃないですか!(笑)
その経験値が全くない人間が同じような本当の愛を求めたらみんな不幸になるでしょう!

山田:なるほど…。パンツ脱いでくれるところまでいかなかったとしても、手を握ってくれたとか。
僕の知り合いで5浪して大学に入った人がいるんですけど、同じサークルの女の子に恋に落ちたわけです。
でも彼女には全く相手にされていなくて。
で、ある日彼の家に行って机の引き出し開けたら、飴の紙包みが出てきたわけですよ。
何なんだこれは?って聞いたら、彼女と一緒に食べた飴の包みなんだよって。そのときに、俺、泣きそうになって、これがロマンだと。

岡田:でも、それは男に感じるロマンで、女の子から見たら気持ち悪いなんですよ(笑)。

山田:それは許してください(笑)。
ロマン派として生きれば、飴の一つだけでも生きていけるんじゃないかと。
僕は飴をもらった男というところから貯金していこうよっていう自信貯金ですね。
あと、僕のゴールは寅さんなんですよ。「今日もかわいいね」ってスッと言って愛を振る舞えるようになったらいいなと。
「かわいいな」って言ってもらって、「ふざけんな」って言ったとしても嫌じゃないと思うんですよ。
もっと言おうよ、それで戦争を終わらせようよっていう。

岡田:男性にとって、女の子は、「女の子」というだけで価値があるんだから、そこを認めて、褒められるはずなんだよね。

山田:そこでのシミュレーションなんですけど、彼女たちは家をでてくるときに服選びから始まり、メイクどうするんだ、色んなこと考えて、歩くの大変なヒールとか履いてくるわけですよ。
苦行ですよ、彼女たちがやっていることは。
それを報われる瞬間って「いいね、それ」っていう一言じゃないですか。タダなんだったら言おうよ。

岡田:一方的な愛を与えるのはって自信がない状態では難しいですよね。

山田:空っぽのコップから何が出るんだって話ですよね(笑)。

岡田:でも、ここで法則があって、「一番欲しいものは与えろ」なんですよ。
つまり、自信をつけるために最も有効で確実な手段は、自信を与えることなんです。
男の子で自信がない人ほど、女の子に自信を与えりゃいいんですよ。でもこの逆転がいつも難しいですよね。

山田:その中から自分と付き合ってもいいという女の子は現れるんじゃないですかね。

岡田:でもこれって運命な人に出会うっていう山田玲司的な恋愛ではないですよね(笑)。

もう一つのモテる方法は、デリカシー


岡田:モテるためには、やっぱり自信をつけるしかないんですかね?

山田:あとは、デリカシーじゃないですかね。
巨乳が好きとか言わないとか(笑)。全体に死ぬまで言っちゃいけないことがあるのに、それを平気で口にしちゃっている恐ろしさ。
あと、女子だったら、イケメン好きと言わない。

岡田:イケメン好きといって得をするシチュエーションって実はないですよね。

山田:ないんですよー!イケメンすらそれを聞いちゃうと引いちゃいますよ。

岡田:男性も女性も損でしかないと理性では分かっているけどね。

山田:レリゴー問題ですね。それには、ありのままでも線引きがあるよっていう(笑)。

岡田:おっぱいが大きいねって言いたいわけじゃないんですけど、どこを褒めたらNGなのかわからないんですよね。
目が大きいねがOKで、おっぱいが大きいねがNGなのか。理屈ではわかるんだけど、感覚ではつかめない。
デリカシーってすっごい難しい。場数を踏めばいいってわけでもなくて、場数を踏めば踏むほどセクハラ親父になる可能性もあるし。
モテるためにはデリカシーが必要だということに気づきましょうっていうことですよね。

 モテない女になってもいいなら男にキモイと言ってもいいし、モテない男になってもいいならブスと言ってもいい。
デリカシーって何なんでしょうね。全否定されている感じ?

山田:あと、生まれながらにしてどうにもならない部分に対して否定されるというのは、努力してどうにかなる問題じゃないんだよってことです。
胸の大きさにしろ、足の長さにしろ。顔がいいから私は好きって言うと、俺じゃ無理なんだって言って撤退するの人も多いし、イケメンが聞いても「この女安いな」と思ってしまう。
年収いくらがいいよね~ってキャッキャ言っている女がモテるわけないだろうっていうのと同じですね。

岡田:自信とデリカシーだけで大丈夫かな?(笑)

山田:女性が王子様待っているって言うじゃないですか、あとはそのパンパンに膨らんだ幻想にいかに答えられるかが日本男児には試されているかと思います(笑)。

Text/AM編集部

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