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  • 2014.11.05

ディスられないともはや不安?10年選手の炎上野郎はあちゅう/はあちゅう×田端×本田対談

田端信太郎さんと本田哲也さんの共著である『広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。』発刊を記念して、おふたりとはあちゅうさんのトークイベントレポートをお伝え。炎上ガールのはあちゅうさんが語る、自己プロデュースの極意とは?

どこからが炎上だ問題

今回は、田端信太郎さんと本田哲也さんの共著である『広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。』発刊を記念して、下北沢B&Bで行われたトークショーのレポをお届けします!

はあちゅう 田端信太郎 本田哲也 広告 メディア

本田哲也(以下敬称略):今日はちょっと僕アウェイなんですけど、『広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。』という本を書いた、本田といいます。よろしくお願いします。

田端信太郎(以下敬称略):この本を本田さんと一緒に書かせてもらっておりまして、日頃はLINE株式会社で広告とか法人ビジネス全般をやっています。
LINEの売り上げでいくと、ゲームが半分くらいで、残り3割ぐらいが有料スタンプの売り上げです。
残りは、企業が提供している無料のスタンプで、実はあれ3000万します。そういう広告のことをしております。

はあちゅう:私は、この本には何も関係ないんですけど、今日は本田さんからこの本を女性に売りたいという、そんな魂胆で呼ばれました(笑)。
5万部も売れてるからいいじゃないかと思うんですけど。本田さんがPR野郎で、田端さんがメディア野郎だとすると、私は炎上野郎です(笑)。

田端:僕がずっと思っているのは、「炎上ってなんなんだ」っていう問題なんですよ。
炎上って本人が炎上してないって思ったら、炎上してないんですよね。
どんなに盛り上がっても、涼しい顔していたら、炎上じゃないじゃないですか。

本田:はあちゅうさん的にこれは炎上、これは違うみたいなものがあります?

はあちゅう:Twitterをリロードする度にあふれかえる読み切れないぐらいのリプライがあるときっていうのが私にとっての炎上ですね。
ただ、いい炎上は賛否両論ある状態です。冷蔵庫の中に入って写真を撮ったというような誰もが悪とするものは、ディスりであって炎上じゃないですよね。
でも、反対意見がないと鎮火しちゃうんですよ。敵だけ、味方だけでだとバトルが始まらないんです。
多くの人が引っかかるようなことを書かないとダメ。
だから、わざと言い切ることもあるし、ツッコまれビリティって呼んでいるんですけど、リツイートされるときにどんなツッコみが入るかというのを考えて、必ずツッコまれ要素を入れて書きますね。

田端:オフィスで会社員が書いたものが計画通りに実行されるようなキャンペーンって面白くないんですよ。
ある程度、ツッコまれビリティがあって、思っていた以上に盛り上がるとか。

ネガティブなレスは不快ではないか?

はあちゅう:ネガティブなレスは、10年間毎日毎日ディスられているので、不感症になってきたというか。
逆に私はディスられてないと不安になります(笑)。そんな話題になってないの?って。

本田:それスゴイですね(笑)。

田端:愛の反対は無関心であって、憎しみではありません、みたいな(笑)。

はあちゅう:そうですそうです(笑)。
いいことってスッと流れていくじゃないですか。誰の心にもひっかかってないって思っちゃうんですよ。
やっぱり、話題になるものって賛否両論で、この間のアイスバケツチャレンジに関しても、最初にいいという波がきてから、悪いという波がきて、鎮火したと思うんですよ。
その両方がないと、私は話題にもなってない、みんな無関心だって思っちゃいますね。

本田:今、個人も企業も一番恐ろしいことは無関心なんでしょうね。

田端:アイスバケツチャレンジとかは、春夏秋冬みたいなネットのバズりのサイクルがあって、ポジが増えると必ず後からネガがくるし、今度ネガがきすぎると、案外あいつもいいやつじゃんっていうポジも増えるし。
絶対ぐるぐる回るサイクルがあって。みなさん、2ちゃんにスレ立てられたことあります?
あんまりないと思うんですけど。2ちゃんは本当にフェアで、大体バランスをとる議論がある程度遅れてでてくるので、相対的にみたらフェアだなとか。ツイッターもそれと同じで。

サロンは何人までいけるか!?

様々なメディアに関する話題の中、話ははあちゅうさんが運営している会員限定のオンラインサロン『ちゅうもえサロン』『ちゅうつねサロン』に。

本田:サロンを二千人くらいにしたいなっていう気持ちはあるんですか?

はあちゅう:そうですね、私は二千人でも機能すると思っています。

本田:考えている人数の上限はあったりしますか?

田端:一万人とかいけるかな?

はあちゅう:
一万人もありだと思うんですけど、でもそれは、堀江貴文さんのサロンと一緒で、1万人の中にやじうまが入ってきたときに壊れると思うんですよ。

田端:そうですね。フリーライダーね。

はあちゅう:なので、ちゅうつねの方も堀江さんの方も、価格設定っていうのは、冷やかし気分の人が少ないコミュニティを保つためというところもあると思うんですよね。
あと、私たちがやっているサロンと、堀江さんがやっているサロン、それぞれ形態が違うんですよ。
堀江さんのサロンの場合はメンバーが投稿できるんですけど、私の運営しているサロンでは主催者か管理者にしかできないんです。
そういう中で、一番場に適した雰囲気作りの必要性はあると思います。

SNSの雰囲気づくりに一番大切なのは編集力

本田:サロンでも雰囲気は重要なんですね。
それこそ空気感というか。その場合、SNS全体にいえると思いますが、具体的には何を大事にしたらいいのでしょう?

田端:それこそ編集じゃないですかね。
誰が、アウトプットするのか、どんなアウトプットをするのかっていうのはすごい大事ですね。

本田:そういう意味では、編集者のノウハウに近いんですかね。

はあちゅう:SNSは編集力でしかないなって思います。
普段のブログにしたって、インスタグラムにしたって、自分の一日をどう切りだすかってことだと思うんですよね。
なので、編集力の強い人がSNS強者だな、って思います。

田端:何を言わないかってことが大事ですよね。
写真で言うと、何をフレームの外にだすかってことがたぶん大事で。

本田:大事ですよね。企業のブランディングの話でも、あれもこれもやったほうがブランド力があがるってよくなるんですけど、案外それも、何をやんないか決めた方が早いんですよ。
うちはこういうブランドだからこれとこれとこれはやりません!っていうのをはじめたほうが早いんですよね。

はあちゅうは過去の恋愛を編集している

田端:その何を言わないかでいうと、はあちゅうさんって過去の恋愛話はするけど、オンゴーイングで今進んでいる話ってしなくないですか?

はあちゅう:私のリアルな恋愛の話は…(笑)というかやっとイベントの本題になりましたね(笑)。
私は別に、書いてもいいんですよ。
でも、リアルタイムなことを過去っぽく書いたりとか、そこは相手が誰か特定できないようにはしてます。

本田:むしろすごい編集力。今進んでる恋愛をさも過去にあったことのように書けるっていうことですか?

はあちゅう:書けます。

本田:
明日からそういう目で読んじゃう。

一同:

はあちゅう:人物特定は絶対されたくないんですよ。
たとえば、私が田端さんと付き合ってるとするじゃないですか。
そうすると、私が書いたコラムが、誰か他の人とのことなのに、全部田端さんに変換されて想像されちゃうんですよ。

田端:でも元彼氏が見たらわかるんじゃない?これ俺のことだって。
そこに対してはぼかせなくないですか?

はあちゅう:そこに関しては、許可を得たり、わからないように誰かの話とマッチングさせたりしてます。

田端:いやー。そこの距離感っていうか、ちゃんと決してオンゴーイングの自分の心境を書くだけにはなってないからすごいなって。

本田:モノローグになってないってことですよね。
たぶん、それって客観視できる能力なんだろうね。だって普通は今現在進行している恋愛には、うわ~ってのめり込んじゃうじゃないですか。

田端:変なゆるふわ女子のツイッターは、そういう風に、うわ~ってなってますよ。

一同:(笑)

田端:僕は、そういうのを遠巻きに見るのは好きです(笑)。生温かく。

はあちゅう:もしも自分の彼女が書いていたらやめてくれって思います?

田端:やだやだやだ。絶対いやです。

本田:(笑)

【次回に続きます】

 田端信太郎さんと本田哲也さんの話題の新刊『広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。』はこちら! 「人を動かす」ことを学び、この情報爆発社会で何とか生き残りましょう!

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