世間体や勢いで結婚した先にある「自分が我慢するシステム」/山田玲司の男子更衣室へようこそ

山田玲司 恋愛相談 女子会 嫉妬 山田玲司

あんにょん。お嬢さん。今週もサランヘヨ。
夏は韓国冷麺が食べたいチュセヨ。寒い時は参鶏湯チュセヨ。あれ?
何でK気分なんだろ。
いいか。韓国料理って最高。新大久保行きたい。チャンジャーチュセヨ!

それはともかく、「1番エロいセリフ」って何でしょうね?

いきなりすみません。ニコ生が「エロ特集」なので、無駄に頭がエロモードになって自分を持て余してる「梅雨の山田玲司」です。あんにょん。

で、「1番エロいセリフ」考えたんだけど、AM的なファンキー姉さんモードで行くと
「今日パンツ履いてないの」
みたいな感じ?いえーい!
でも、昨今のジャパンボーイはシャイなので、これでは恐れて逃げるかもしれないね。
そうなると、誰か別の女の子に「あの子今日パンツ履いてないよ」ってやつか?

…俺は何を書いているんだろう。気圧のせい?政治が悪いから?

まあ結局「エロ」ってのは「恥じらい」のエネルギーから生まれるものですよね。
なんだかんだ言っても1番なのはこれでしょう。

「見ないで」

…だめだ。もうだめだ。漫画描こう。漫画家に戻ろう。
え?その前に相談?こんな俺でいいの?わかった!やる!さむぎょぷさーる!

付き合いたての彼氏が結婚してといってくる
(匿名希望・27歳・東京)

Q.
こんばんは!いつも連載楽しみにしています。
山田さんの「モテない女は罪である」のおかげで、3年ぶりにステキな彼氏ができました^ ^ ありがとうございました♪
今回山田さんに相談させて頂きたいのは、結婚についてです。
付き合って間もない頃から、時には軽い感じのノリで、時には真面目な雰囲気で、結婚して!と言われます。
付き合ったばかりの盛り上がりで言っているのかもしれないし、指輪をもらった訳ではないので、私も軽いノリで「結婚しよー♪」などと返してますが、果たしてこの返し方でよいのでしょうか…
私も彼のことは好きだし、とても大事にしてもらっているので、結婚したいと思っています。彼も私の両親に会いたいと言ってくれています。
でも、まだ付き合って3ヶ月程しかたっていないことや、話を具体的にすすめることで彼にプレッシャーを与えたら嫌だとも思っています。かと言って、実は彼の気持ちが本当に盛り上がっていたら、このタイミングを逃さないほうがいいんじゃないか、と思ったり….いろいろ考えてしまってもんもんとしています。

結婚する時って、どういう風に物事がすすんでいくのでしょうか…お力を貸していただけると嬉しいです。
これからも連載楽しみにしてます!

A.
モテちゃったね。ふふっ。おめでとう。マッコリチュセヨ。
久々に「ふざけんな、相談の体で、こんなとこでのろけんじゃないわよ」なんて(夏前の)ロンリー姉さんの怒りの突っ込みが聞こえてきそうですね。

今回は「おめでとう、お幸せにー」なんて感じで終わってもいいんだけどね。
実はちょっとこの先に「人生の崖」が待ってる感じの話なんですよ、これ。

付き合いたてで「イェーイ、らぶー」なんてイチャついてる時期には「何で?このまま一生一緒にいればいいじゃん」なんて結婚にまっしぐらになるケースが多々あります。
……でもね。一生って長いんだよね。

2人のラブを世間(親とか友人とか)に認めてもらいたいってのはいいんですが、結婚ってのは政府(国)にまで認めてくれって書類を出すわけです。

こうなると簡単には別れられない関係になりますけど、人は変わります。相手の知らなかった所も一杯知る事になります。
こんな人だとは思わなかった、と思っても、相手が認めないと別れられなかったりします。それで地獄を見た人も死ぬほどいます。

そんなわけで、貴方が感じている「なんかまだ早いかも」という感覚は正しいのです。

結婚をためらう人がよく言う「周りの既婚者がみんな不幸そう」というセリフがあります。実際「結婚して幸せです」っていう人もいるんですけど、そういう人が少ないのは実感として多いです。3組に1組は離婚してるし、既婚者は不満ばかりで、そもそも「結婚」は現代人には向いてないのではないか?みたいな検証も盛んになっています。

では、どうしてみんな「結婚」したがるのか?

僕の友人は女性誌で芸能人のスキャンダル関係の記事を書いているんだけど、記事を書く時の基本は「2人でいたら熱愛」「交際を認めたら、いつ結婚?」です。
僕が思うにどうにも価値観の基準が「昭和の日本」です。サザエさんです。
「妙齢の男女は結婚して子供を作らないとダメ」と決まっているのです。

それはその昔「結婚」が機能していた時代(常識だった時代)の名残で、時代の変遷の中で考えをアップデートできない人達の圧力だと思います。

生き方は人それぞれで「多様性の時代」にとっくに入っているのに。未だに世間(女性誌的世間)の空気は「とにかく結婚しろ」「結婚して子供を産むのが正しい女だ」「売れ残りは人間としての敗者だわ」みたいな古臭い考えが残っていて、自分の人生に成績をつけられる、というバカな事が続いているわけです。
なので、真面目な人ほど「ダメな女だと思われたくない」と、結婚して世間に(親に)いい成績をつけてもらいたいのです。(愛とかは2の次)

そんな世間のための「結婚」は「個人の幸せ」より「家の存続」という時代の価値観に基づいているので、原則として「自分を抑えて我慢するシステム」です。

つまり「らぶらぶー」状態でノリで結婚なんかすると、とんでもない崖が待っているかもしれないのです。

この方については、その手の「世間の圧で結婚しようとしている感じ」ではないのでいいんですけどね。