最高のセックスを武器に男を離れられなくすることはできますか?/山田玲司の男子更衣室へようこそ

山田玲司 恋愛相談 女子会 嫉妬 山田玲司

 憂鬱を抱えた淫らなチワワちゃん、こんにちは。お待たせしました、山田玲司です。
先週は更新がなくてすみませんでした。

 え?お前なんか待ってない?「一週休んだくらいで女が寂しがってる」とか思わないでよね?

…だよな。他にもいい男はいるもんな。いいよ行けよ。帰ってから泣くよ。
待てよ…本当にそうか?本当は俺がいなくて寂しかったんだろ?
ばーか、好きって言えよ。シャワー浴びたら、俺のシャツだけ着てベッドでアンニュイなポーズで待って…

…もう始めようかな。

 そうだ、AMから僕のニコ生チャンネルを観てくれるようになった人が増えていて嬉しいです。
最近はエロ増量のAMですが(最高です)僕も負けずにエロをテーマに放送をやろうと企んでおります。7月8日の20時からなのでぜひ観て下さい。
僕の尊敬するエロ(SM)の帝王「団鬼六特集」からエロと自由について考えます。
何をやってんだろうね僕は。面白いからいいか。

 じゃあ今週も行くぜ。待たせてごめん!

セックスがいいと離れられない、は本当にあるのか?
(あっこ・31歳・東京)

Q.
 はじめまして。
私にはいま、好きなひとがいます。彼は37歳のバツイチで、ほぼ同棲してる彼女がいます。
彼とは半年前から恋愛関係にあり、私側も正式なパートナーがいましたが、彼を好きなので別れることにしました。彼にも彼女と別れてほしいけど、自分が傷つくのが怖くて言えず。でもこんな関係はもう嫌だ!と思い先日別れ話をしました。

 私は覚悟して臨んだのですが、「お互い好きなのに何で別れるの」などと丸め込まれ、私もまだ好きなので顔を見てると流されてしまい、結局今まで通りの関係が続くのかなー、というような状況です。情けない…。

 そこで質問なのですが、その日彼に言われたことで気になってることがあります。セックスに関して、「(あっことするのが)めちゃくちゃ良すぎて、やってる最中にびんたしたくなることがある。そんな性癖は俺にはないと思うし、今までなったことないんだけど、多分興奮しすぎておかしくなっちゃうんだよね… でもそのくらい、異常にイイ」

 それを聞いたとき、こいつ私とのセックスの相性に執着してるのか?と思いましたが、それならそれでセックスを梃子にして「私でなきゃだめだ!」って思わせることも可能なのかな?と考えました。ちなみに実際にびんたされたことはないです(笑)。
男の人は、セックスがすごい良いとその女性を離したくなくなる、とかありますか?セックスを武器に彼を完全に落とすことはできるでしょうか?
教えていただけると幸いです!

A.
 お前は峰不二子か。
以上。
あれ。ダメ?「色仕掛けで本命の女になろう作戦」いいじゃん。「私の身体の魅力で男を官能の鎖で縛って完全捕獲作戦」素敵じゃん。そんなものですよ、男なんて女の身体だけが目当てだしね。
やっぱり女はセックスですよ!

 なんて言うと、またこれも「そうかなあ?」なんて思えるから面白いですよね、男女関係。

 おわかりでしょうが、男がパートナーに望むものは「セックス」だけではありません。
お互いにそれだけでいいなら「セフレ」でいいので、問題はないはずです。

 でも「自分も交際相手と別れるから、相手にも彼女と別れて自分だけを愛して欲しい」となると話は別です。

 確かに人間には性癖(好み)ってのがあります。あの女のセックスは俺にとって最高だったから忘れられない、ってのもあります。

 なので、まず、貴方の自慢のセックスで彼を離れられなくする。
そして、その次にお互いにパートナーと別れて本命相手として付き合いを始める。

 というのが貴方の考えた策なんだと思います。

 で、実際このパターンはどうなるかと言えば、男の本音の論理ではやっぱり「最高のセフレ」にしかなりません。

 男女を逆にして考えると「他に良いところはないけど、セックスだけは最高な男」を本命の男として見られるか?というと、やっぱり「セフレ」止まりにならないでしょうか。
女の人の方がその辺厳しいので、「セックスしか能のない男とはセックスもしたくない」という人が多いと思います。
男はその辺「サル」ですから「セックスしか能のない女」とは「セックスだけをする」となるケースが多いのです。

 つまり貴方の「峰不二子作戦」は、ほぼ確実に「セックスだけの女」コースに向かうのです。
おまけに何かとうるさい事を言っていたら「セックスだけしか能がねえくせに」と思われます。
そしてある日「やっぱりめんどくせえ」となる可能性もあります。

 男も快楽は大好物です。でもその快楽を得るのに障害があると、快楽と障害を克服する面倒くささを秤にかけて、人によっては面倒なら彼女との「快楽」は諦めて「楽(ソロプレイ)」に走るのです。

 おそらくこの37歳男はそれなりに「女の面倒くささ」を味わってきたのだと思います。
彼が特に「面倒くさい」と感じるのは「私だけを見て」という強烈な女の要求でしょう。

 そんな「女に疲れた男」は簡単には1人の女を愛せないものです。
ましてや「セックス」や「料理」などの「餌」で彼の心を釣ろうという作戦はバレます。
いくら正論でも「あなたはずるい」という議論(攻撃)も彼の心を遠ざけます。

 話し合いに応じている時は目の前のセックスが欲しいだけで、そこで語られる全てのセリフに心はないでしょう。「丸め込まれた」と言う貴方の考えは正解だと思います。