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  • 2015.06.10

「エッチの前ですらダメ出しばかりする彼」は本当に私のことが好き?/山田玲司の男子更衣室へようこそ

「違うファッションの方がいい」「もっと引っ張ってほしい」、挙句の果てには「こういう子の方が好き」!?好きで付き合ってるはずなのに、彼は一体私に対して何を求めてるの?

 こんばんにゃ。
夏の気配がぎゅんぎゅんしてきましたね。山田玲司です。
どうでもいいけど、世の中が「夏だ夏だ」とか言い始めると、何だかわからないけど「恋をしなくては!」みたいな気分にさせられますよね。

 どこ行く?出会いある?今年こそビキニ?その前にダイエット?なんて、やってるうちに秋になって、とたんに「クリスマスまでには彼を!」なんて女子も騒いでおられますけど、大変ですよね。何なんでしょうね、この季節ごとに訪れる「世間の圧」。

 女も大変だなあ。なんて言いつつ、男も大変です。
あからさまに見せると引かれるので隠してますけど、男も「やべえ、夏だし、女抱きてえし、そんなの無理だし」なんて心はお祭りです。「夏の欲情祭り」です。

 そして今年も、彼女がいない夏が来る…そんな状況に慣れていく俺がいる…。そしてそんな事を悩んでいる時期も過ぎて…「恋愛って何スカ?」なんてね。きゃー。
「もう2次元しか無理ッス俺」なんてね。きゃきゃあー。

 そんなの嘘なんですけどね。そんなふうに「自分防衛軍」揃えてガラスのハートを防衛しないと泣いちゃうんです。男子。夏は本当にご用心ですね。

 そんなこんなで男も女も「あんな恋しなきゃ良かった…」みたいな事になったり、「夏の圧」に焦らされて、変な人と燃えちゃうのも困ったものですけどね。

 まあ全部夏のせいにして、骨まで溶けるよな、真夏の果実になって波乗りジョニーと、背中まで45分とか、いっちゃってもいいですけどね。(若い世代置き去り)

 そういえば最近僕の恋愛指南漫画「モテない女は罪である」を読んで彼氏が出来たよ、と言う報告が増えてるんだよね…なのでもし「真夏の果実」になる勇気がない人はぜひ読んでみてね!
そんな宣伝いらない?OK上海ハニー、今週も行くぜシャワー浴びてベッドで待ってな!
(謝罪)

指摘ばかりしてくる彼の気持ちが分からない
(なつ・26歳・神奈川)

Q.
 こんにちは。いつも面白くて参考になる記事をありがとうございます!
相談です。指摘ばかりする彼の気持ちが分かりません。

 彼は私に対して、こうしてほしい、こっちの方がいい、と言うことが多いです。
「違うファッションの方がいい」とか「もっと引っ張ってほしい」とか。
私も最初はその方が、彼の好みに近づけるからと全く気にしていませんでした。
けれど、最近それが悩みの種になっています。
「電話していい?」と確認してから電話したら、「確認しないですぐ電話してくれる方がよかった(そういう子の方が好き)」とか。めちゃくちゃ細かいんです!
しかもそういう「こういう子の方が好き」みたいなことをエッチ前とかでも平気で言います。
あんまり言われると、正直「なんで私と付き合ってるの?」
「彼の周りに彼好みの女性がいないから今付き合えてるんじゃないか」
という気持ちになってきます…。

 彼も私に指摘してほしいみたいですけれど、私は相手の短所は、逆に愛しくなったり、ポジティブに捉える方です。
だからこそ、余計に彼の気持ちが分かりません。

 細か過ぎる指摘をやめてほしくて先日「そういうこと言わないでほしい」と言ったのですが、
上手く伝わってる気がしません。
それどころか彼がイライラしやすくなった気がします。
どうしたら彼は分かってくれますか?
また彼は私のことが本当に好きなんでしょうか?

山田玲司 恋愛相談 女子会 嫉妬
©山田玲司

A.
 出ました「ダメ出し男」ですね。
申し訳ないんだけど、僕はこのタイプが個人的に苦手なんですよね…。
「ダメ出し女」もいらっしゃいますけど、そういう人に会った時は「笑顔で距離を取る」事にしてます。

 僕は細かい事をいちいち否定されると「生きるエネルギー」が奪われるので、こういう「ダメ出し」タイプの人とは一緒にいられないし、お付き合いもお勧めできないんですよね。

 とは言いつつ、こういうタイプの人にも言い分がある事も存じております。
こういうタイプの人は大抵「自分の理想」を強く持っていて、相手は「その素材」だと考えているのです。

 まだまだ理想には及ばないけど、この「素材」を成長させれば「理想の相手」になるであろう、と考えているのです。
厄介な事に、そういう人は自分にも「理想の自分」があって、相手に指摘してもらうなり、話し合うなりして、自分も努力して、「理想」に近づきたいと思っているのです。

「そのままの自分」でいるなんて甘えてる!もっと自分を高め合おう!というわけです。

 よく海外のドラマとかに出てくる「キャリア組姉さん」とかの「話しあいましょう」「私たちお互いをもっと高め合える関係でいたいじゃない」なんて言ってばかりの「あの人たち」ですね。(Sex&TheCityのミランダとか)

「昨日よりマシな自分になりたい」というのは悪い事ではないんですけど、相手に対しても同じように「常に昨日より成長しろ」というのは考えものです。
なぜならそれは「今の自分の否定」に聞こえるからです。
もう十分頑張ってるし、これでいいと思っている事にまで「努力が足りない」とか言われて否定されていたら、素材を補正して「理想」に近づける以前に「その人の存在そのものの否定」になりかねません。

 おそらくこういうタイプの人はダメ出しをされながら育っていて、自分はまだ「完璧」ではないから、「許されていない」と思っているのだと思います。

 これまた「親の刷り込みの問題」で、簡単には解決できない類の問題です。
本当は、彼は彼と同じような「ダメ出しをし合いたい人間」と付き合うほうがいいと思うんですけどね。

 そんなわけで、僕は、あなたの「好きになった相手の短所は、逆に愛しくなったり、ポジティブに捉える」という考えに大賛成です。
それはあなたの素敵な所なので大事にして欲しいし、その考えは必ずあなたを幸せにしてくれると思います。本当に最高!

対策:1つだけ指摘返してみよう

 ここまで書くともう道は「お別れ」しかない感じだけど、まだ好きならしょうがないんで、いつものように対策を書くね。

 彼はあなたに「僕にも指摘して欲しい」と言っていたなら、1つ「指摘」してみましょう。

「あなたの指摘はありがたいんだけど、指摘が多すぎて自分に自信がなくなってきて辛いから、指摘は10分の1にして欲しい」ってね。

「指摘が辛い」という指摘です。

 それを言うと彼は、おそらく火がついたようにガタガタとつまらない理屈を投げてくるでしょう。
その時は「嫌いになりたくないから…」と、一発入れて彼を置いて帰っちゃって下さい。
それで彼が変わる可能性が(わずかに)あります。
まあ、できる事はそれくらいでしょうね。

 僕は「そのままの君が好き」と言ってくれる人のほうが、貴方にはふさわしいと思うんですけどね(笑)

Text/山田玲司

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ライタープロフィール

山田玲司
マンガ家。インタビューマンガから新書まで幅広く手掛ける。

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