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  • 2014.10.10

メールのやり取りにある異性の“会いたい”サインを見逃すな!(7)


 こちらのコラムはmixiグループ運営、日本最大級の婚活サイトyoubrideの提供です。

 市場を制するものは、恋愛を制す?
消費者トレンドをつかむマーケティング専門家のヨツモト先生が、ニシイ助手とともに恋愛市場の“いま”を読み解きます!
前回の「男女の結婚観の違いを知ることが婚活成功への近道」も合わせてどうぞ。

会うまでに時間をかけた方がうまくいく!?

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ヨツモト先生:「筒井筒 井筒にかけし まろが丈 過ぎにけらしな 妹見ざる間に」……。

ニシイ助手:あら、ガラにもなく短歌なんて詠んじゃってどうしたんですか? 間違って変なキノコでも食べました?

ヨツモト先生:違うよ! 人のことをなんだと思ってるんだい?
これは『伊勢物語』に出てくる、在原業平が詠んだ歌だよ。
小さい頃、“背丈が井戸の高さを越えたら結婚しよう”と誓っていた幼なじみの女性に、「あなたと長く会わないうちに、僕の背丈は井戸を越しましたよ」とアプローチをかけている歌なんだ。

ニシイ助手:へえ~、ロマンチックだけど、なんだか回りくどい告白ですね(笑)。女性はなんと返したんですか?

ヨツモト先生:「くらべ越し 振り分け髪も 肩を過ぎ 君ならずして 誰があげなむ」。
これは「あなたと長さ比べをしていた髪の長さも、今や肩を過ぎました。あなた以外の誰がこの髪を結いあげてくれるのですか?」という意味だよ。

ニシイ助手:髪上げって、たしか結婚適齢期に入った女子の成人式のこと。つまり、これは結婚OKの返事ということですね?

ヨツモト先生:うん、こちらも負けず劣らず気の利いた返し方だね(笑)。

ニシイ助手:でも、平安時代の貴族たちは、こうした短歌のテクニックが恋のゆくえを左右したんですよね。

ヨツモト先生:その通り。この時代の主な出会いは、お互いの顔を知らないまま、まずは短歌のやりとりを交わすのが一般的。
そこで相手の教養や感性を確かめ、お互いの気持ちが高まったところで、初めて実際に会える決まりだったんだ。

ニシイ助手:あら? それって“短歌”を“メール”に代えれば、婚活サイトでの出会いと似ていませんか?

ヨツモト先生:いいところに気が付いたね!
歌の中に掛詞(かけことば)や喩えを使って、気持ちを読み込むのが短歌のテクニック。
これって、メールにひと手間かけることで相手に“共感・共有”と“特別感”を込めるという前回のポイントとそっくりだよね。

ニシイ助手:それに、相手の返歌からOKサインを読み取って初デートに持ち込むのも、メールと同じ。
日本人って、昔からこうやって遠回しに気持ちを読み取り合う文化が大好きなんですね。

ヨツモト先生:でも、男性にとっては「そろそろ会ってみませんか?」といつ申し出ていいのかわからないから、厄介なんだよな。

ニシイ助手:そこで今回は、初デートまでのタイミングときっかけ作りについて考えていきませんか?
実は、youbride会員の方を対象に、初デートに関するアンケートをとってみたんです!

ヨツモト先生:ふむ、「お相手と実際に会って初デートするまでに、何往復くらいメールをやりとりしたいですか?」という質問をしたところ、男性は「9回以上」がもっとも多くて50.8%。
一方で、5回以下でもいいと思っている人が3割近くいたのか。

ニシイ助手:はい。それに対して女性は「9回以上」が76.3%と圧倒的。5回以下はわずか1割程度しかいませんでした。

ヨツモト先生:男女ともに、会う前のメールのやりとりには十分時間をかけたいけど、女性のほうがその傾向はより顕著みたいだね。

会うまでに時間をかけるだけで、女性の反応が違う?


ニシイ助手:おそらく女性は、メールをやり取りする中で、一種のネガティブ・チェックが強く働くんだと思います。

ヨツモト先生:相手を好きになるときって、「長所や素敵なところが多いから好き」という積極的な動機と、「短所や嫌いなところが少ないから好き」という消極的な動機があるからね。

ニシイ助手:ええ。女性の場合、結婚を見据えて「間違いのない相手を選びたい」と思う人が多いので、より慎重にメールを重ねて、“嫌いなところが少ない”と確証してから会いたいんじゃないでしょうか。

ヨツモト先生:それに、女性は一般的に男性よりも“集団的強調性”が高いと言われているよ。
「それ、いいよね」とか「かわいいよね!」みたいに、“同意と肯定”によるコミュニケーションが好きだから、相手にあまり「ノー」と言いたくないんだ。

ニシイ助手:いきなり男性と会って、「ダメです」「イヤです」と断るリスクを少しでも減らしたい。
だから、事前になるべくメールでネガティブ・チェックをして、ふるいにかけておきたいのかもしれませんね。

ヨツモト先生:あと、男性はつい「会ってみなけりゃ始まらない」と焦ってしまいがちだけど、会うまでにある程度時間をかけたほうが、実は男性にとっても有利なんだよ。

ニシイ助手:え、どうしてですか?

ヨツモト先生:前回話したように、女性は自分のために“お金”よりも“時間”をかけてくれた男性に愛情を感じるもの。
それは自分の行動に対しても同じで、やりとりに時間をかけた相手ほど、それまでの時間を「無駄にしたくない」という気持ちがはたらいて、相手のことを良く評価しようとするんだ。

ニシイ助手:つまり、同じ場所、同じシチュエーションでデートしても、会うまでに時間をかけておいたほうが、うまくいく可能性が高いということですね?

ヨツモト先生:そう、だから男性は戦略として、“自分が思っているよりもメールのやりとりは長く続けよう”と思っておくといいかもしれないよ。
ただし、ズルズルとデートに誘うタイミングを伸ばしてしまうのもNGだ。

ニシイ助手:女性がせっかく「そろそろ会ってみてもいいかな」というOKサインを出しているのに、気付けなかったせいでせっかくのご縁がそこまでになっちゃうかも……。

ヨツモト先生:そこで、次回は“自然ななりゆき”で初デートに誘うための見きわめ方を見ていこうね。

自分から“自然ななりゆき”に持ち込もう

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ヨツモト先生:さて、いざ相手の女性と「会ってみたいな」と思っても、向こうが同じようにそう思ってくれているかわからないし、なかなか初デートを申し込むタイミングがつかめない、という男性は多いみたいだね。

ニシイ助手:youbrideの女性会員に、「どのような流れで、実際に会うことになるのが望ましいですか?」とアンケートをとってみました。
すると、多かったのが「お互いが会いたい気持ちになったとき」「自然な会話の流れで」といった回答ですね。

ヨツモト先生:全然答えになってないよ!
そのきっかけがわからないから、男性は困ってるんじゃないか(笑)。

ニシイ助手:誘って断られるリスクはもちろん辛いですけど、誘われてお断りするのも精神的に同じくらいしんどいんですよ。

ヨツモト先生:そうか、だから直接的に“誘う/誘われる”という手順をなるべく踏まずに、“自然ななりゆき”で会いたいという気持ちが強いのかもしれないね。

ニシイ助手:その代わり、女性は「そろそろ会ってみてもいいかな」と思ったら、メールの中でなんらかのOKサインを出しているはずなんです。

ヨツモト先生:ほほう、具体的には?

ニシイ助手:趣味や共通点の話をしていて、「○○っていいですよね」「○○に興味があるんです」「前から○○に行ってみたいと思ってました」といった言葉が出てきたらチャンスですよ。
「それなら、今度行ってみませんか?」と誘ってくれたら、「はい」と言いやすいですよね。

ヨツモト先生:まさに“自然ななりゆき”でデートの約束ができるわけだ(笑)。

ニシイ助手:アンケートでも、初デートの理想的な流れでもっとも支持が高かったのは、「共通の趣味で盛り上がったとき」や「私の好きなものに誘ってくれたとき」でした。
そういう意味でも、“共感・共有”できる話題をメールのやりとりの中で探っていくことは絶対必要なんですよ!

ヨツモト先生:そうだね。男性には、他愛ないやりとりを延々と続ける習慣がないから、メールを9回以上やりとりしろと言われても、「何を書けばいいの?」と思っちゃう人は多いと思うんだ。

ニシイ助手:そこをグッとこらえて、「相手が共感してくれるポイントをリサーチするんだ」という気持ちでいれば、やりとりが続かないなんてことはないと思いますよ。

ヨツモト先生:ただし、共通の趣味があるからと言って、オタク的な知識を上から目線で“教えてあげよう”という態度はNGだよね?

ニシイ助手:はい、女性が求めているのは“知識・情報のやりとり”ではなくて、“感情の共有”なんです!

ヨツモト先生:女性は認められたい、褒められたいという承認欲求が強いので、最初はたとえ一致する趣味がなくても、「わかるわかる」「いいね」といった共感の姿勢を示してあげると距離感が縮まって、その後共通の話題も探りやすくなるんじゃないかな。

ニシイ助手:まずは「共感してもらえて気持ちいい」「共有できる話題で盛り上がれた」という実績を積み上げていって、「なんかこの人いいな」と思ってもらうことが大事なんじゃないでしょうか。

「フット・イン・ザ・ドア」という交渉術をつかえば、断られない


ヨツモト先生:もうひとつ、覚えておくといいのが“フット・イン・ザ・ドア”という交渉術。これは、セールスマンが営業で使う心理テクニックのひとつなんだ。

ニシイ助手:フット・イン・ザ・ドアって、セールスマンが「お話だけでも……」と言って訪問先に玄関を開けさせ、足を踏み入れてドアを閉められなくしちゃうことですよね。

ヨツモト先生:そうそう。それが転じて、最初に小さな頼みごとをしてイエスと言わせると、徐々に大きなお願いをしても受け入れてもらいやすく、最終的に本命の要求を通すことができるというテクニックを指すよ。

ニシイ助手:どうしてそんなことが可能なんですか?

ヨツモト先生:それはね、人間には“自分の言動に一貫性を持たせたい”という心理があるからなんだ。
「Aを受け入れたんだから、Bも承諾しないとおかしい。Bにオーケーしたのに、Cにノーとは言いづらい」という考えが働くんだね。…あ、A・B・Cといっても、いやらしい意味じゃないよ。

ニシイ助手:わかってます! これを女性とのメールにも応用できるということですね?

ヨツモト先生:その通り。話の流れもないのに、メールでいきなり「今度、食事でもどうですか?」と誘われたらどう思う?

ニシイ助手:「はい」とは言いづらいし、いきなり会いたがるなんてアヤシイな……と思っちゃいますね。

ヨツモト先生:それなら、次のようなやりとりを経て誘われるのはどうだい?

男性 「おいしいもの食べるのが趣味なんですね」
女性 「はい、そうなんです」
男性 「どんな料理が好きですか?」
女性 「イタリアンですね」
男性 「あ、イタリアンは僕も好きなんですよ」
女性 「ほんとですか!」
男性 「最近、A店とかB店っていう新しいお店ができたの、知ってます?」
女性 「ああ、話題になってますね」
男性 「どのお店が気になりますか?」
女性 「私はB店かな」
男性 「あ、僕もです! B店おいしそうですよね」
女性 「ええ、気になってました」
男性 「じゃあ今度、一緒に行きませんか?」
女性 「はい、ぜひ!」

ニシイ助手:ひとつひとつのメールには、同意したり、選択肢に答えているだけなので、無理やり誘われている気はしません。
むしろ、話題が盛り上がったから一緒に行く、という自然な流れになっていますね!

ヨツモト先生:このやりとりには、実はさりげなく共通の話題を提示したり、共感できるポイントに同意したりと、相手が気持ちよくなる要素が詰まっているんだ。

ニシイ助手:それに、イエスorノーを迫られる質問じゃなくて、選択肢を選ぶ聞き方をしてくれているので、まるで自分から進んで行きたがっているような気分になります。
「そのお店、気になってました」という“OKサイン”も出しやすいですしね。

ヨツモト先生:うん、そこで相手の反応があまりよくなければ、また別の話題を探ればいい。これなら男性にとっても、断られるダメージやリスクが少なくて済むと思うんだ。
さあ、次回はいよいよ、初デートの約束を取り付けて具体的な日時や場所を決めるポイントを考えていこう。

【「初対面では“安心感”と“清潔感”がマスト!」につづきます】

編集:福田フクスケ
イラストレーター:ながれださわ
協力/youbride(ユーブライド)    

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