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  • 2014.09.19

現代の女性は収入の高さよりも「共感・共有できる」相手を探している!(4)


 こちらのコラムはmixiグループ運営、日本最大級の婚活サイトyoubrideの提供です。

 市場を制するものは、恋愛を制す?
消費者トレンドをつかむマーケティング専門家のヨツモト先生が、ニシイ助手とともに恋愛市場の“いま”を読み解きます!
前回の「結婚条件は“3高”から“3合”の時代へ」も合わせてどうぞ。

“共感・共有”がパートナー探しのカギ!

婚活 結婚 youbride


ニシイ助手:ぐもももも……。すぺぺぺぺ……。ふしゅるるるるる~…。

ヨツモト先生:…ニ、ニッシー? どこから出てる音なのかわからないけど大丈夫かい? …変身? 変身するの?

ニシイ助手:いえいえ、違うんですよ! 前回までの記事を読んだ男性から、「女は結局、お金で男を選ぶのか…。シビアだよなあ……」と言われて、憤慨してるんですよ! ふしゅるるるる~…。

ヨツモト先生:うん、その音こわいからやめようか。
その男性は、「女性は、経済的価値観が同じ(近い)男性を求めている」ということについて、少し勘違いをしているみたいだね。

 たしかにVol.01では、youbride会員へのアンケートから、女性が交際相手を選ぶ条件として、「経済的価値観」「恋愛観・結婚観」「将来へのビジョン」の3つを重視していることがわかった。
つまり、結婚したその先の“安心”や“安定”を求めているというわけだ。そのため、女性は男性よりも、交際相手に明確で厳格な条件を設定しているのは事実だろうね。

ニシイ助手:でも、「経済的価値観」というのは、決して「収入が高い男のほうがいい」という単純な話ではないのに……。

ヨツモト先生:そうだね。そのことを証明するために、次のアンケート結果を見てみようか。

女性が求める「経済的価値観」とは?

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ヨツモト先生:図2は、Vol.01で挙げた「交際相手を選ぶ条件」の10項目について、「これが同じ(似ている)だととくに嬉しい」と思う優先度の高い項目を3つ挙げてもらった結果だよ。

ニシイ助手:女性の場合、「3.経済的価値観」、「8.恋愛観・結婚観」が高いのはわかるとして…。「1.趣味や余暇の過ごし方」、「6.食べ物や料理の好み」もそれと匹敵するくらい高くなっていますね。

ヨツモト先生:それに対して次は、10項目のうち、「これが合わないとお付き合いはしたくない」と思う項目を3つ挙げてもらったアンケート結果(図3)だ。

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ニシイ助手:これまで目立たなかった「5.性的な嗜好や相性」が、「8.結婚観」に次いで高いです!

ヨツモト先生:そうなんだ。興味深いのは、いずれにおいても「4.ファッションの好みやセンス」「7.容姿やスタイルの好み」といった自分の主観的な好みについては割合が低いということ。

ニシイ助手:それに対して、「1.趣味や余暇の過ごし方」や「6.食べ物や料理の好み」また「5.性的な相性」も……いずれもお付き合いにおいてパートナーと価値観を共有するものですよね!

ヨツモト先生:そう、それともうひとつ。Vol.02では、人気のある男性会員のプロフィールの傾向の1つに、プロフィールに「一緒に●●してほしい」などの記載がある、つまり体験の共有を望む男性が多かったことを忘れちゃいけない。

ニシイ助手:つまり女性は「共感・共有を共にできるパートナー」をより強く求めているんですね。

ヨツモト先生:うん、そう考えると、結婚条件に求める「経済的価値観」の正体も徐々にわかってくるよ。
最近の若い人は、全般的にお金を使わない節約傾向にあるんだけど、自分がこだわりたいところにはお金をかけるという「メリハリ志向」が強いんだ。

ニシイ助手:服はユニクロやH&M、FOREVER21で安く済ませているのに、趣味の本やCDに月何万円も使っていたり。食費は1日数百円で慎ましく自炊しているのに、ヴィンテージものの洋服に平気で何十万円も注ぎ込んだり……。人によってこだわりたいポイントは全然違いますね。

ヨツモト先生:そんなこだわりポイントがパートナーと合わなかったら、お金の使い方が変わってしまうよね。
つまり、彼女たちが結婚条件に求めている「経済的価値観」とは、ここにはお金をかけたい/かけたくないというこだわり(=価値観)をパートナーと共有できるかどうか、なんだ。

ニシイ助手:昔は結婚相手に“3高”(高学歴・高収入・高身長)を求める時代もあったけど、今はそもそも正社員で安定した収入の男性を見つけること自体が難しい時代。
そこで婚活市場においては、人柄や仕事、経済状況が“安心・安定”していることと、自分と相手の価値観を“共感・共有”できることが優先されはじめているんですね。

ヨツモト先生:その中でも、特に「経済的価値観」「恋愛観・結婚観」「将来へのビジョン」の3つが自分の考えと合っていることが、結婚相手の必須条件になっているんだな。現代は、“3高”の時代から、いわば“3合”の時代になったと言えそうだね!

ニシイ助手:いま、日本では交際相手のいない人が男性で6割、女性で5割と言われています。ひょっとしたら、自分の考えや価値観を相手に受け入れてもらえるだろうか……と遠慮したり、臆病になっているのかもしれませんね。

ヨツモト先生:お付き合いや結婚の相手を真剣に見つけたいのなら、相手の知りたがっている“3合”をきちんと自分の言葉で語れるようにならなきゃ!
そんなこともできずに、結婚を見据えた信頼関係なんて築けないよ。
次回は、勇気を出して自分の価値観をプレゼンするための心構えについて、僕が講義しよう。

自分をプレゼンするということ

ヨツモト先生:プレゼンテーション[presentation]を辞書で引くと、「見せること」「提示」「披露」などと説明されている。
間違っちゃいないけど、ちょっと無味乾燥かなぁ。
プレゼンテーションの語源を辿ると、実はプレゼントに行きつく。
つまり、相手に喜んでもらうために何かを提示するというのが理想のプレゼンなのである。

 その逆に悪いプレゼンとは、相手のことを考慮しないで自分の好き放題に語ってしまうこと。
いくら雄弁でも、相手を思いやる気持ちがこもっていなければ、気持ちは伝わらない。

 従って自分のプロフィールも、誰か好きな女性を思い浮かべながら思案すると良いだろう。
元カノでもいいし、告白できなかった憧れの女性でもいい。それだけで、プロフィールの質が劇的に変わるはずだ。

 何故なら人の心理には互恵性のルールがあり、貴方が好きな相手は自然と貴方のことも好きになるものだから。
好きな人をイメージして生まれた自己紹介プロフィールは、女ゴゴロを動かす力が自然と宿るものなのだよ。

プロフィールの掟

 そのうえで、今回の分析から浮かび上がった、女ゴコロに刺さる「プロフィール作成の5つの掟」を参考にするといいだろう。

<① 語りかける文体>
 相手の目を見つめながら語りかける自分をイメージしながら、自然に出てくる言葉を大切にしよう。
モテようとして無理に恰好をつけたい気持ちもわかるが、裏返すとそれは自分に自信が無い証拠。自然体でいることが、結局、女性を安心させることになる。

<② 包容力をさりげなくアピール>
 一般的に女性は男性よりも相手に合わせようとする同調性が強く、なかなかNOと言えない人が多い。だからこそ、最初からガンガンと迫ってくる強引な男性は遠慮したいというのが、女性の本音だ。

 むしろ、女性の気持ちを大きな心で受け止めて、愚痴の一つや二つ、いや、百や二百を嫌な顔をせずに聞いてあげるくらいの包容力のある男性を、ストレスフルな現代女性は望んでいる。

 ただし将来もしも二人が親密になれば、むしろガンガンと男性にリードしてほしいと思うのだから、女ゴコロは難しい。受け身からリードへ転換のタイミングを見極められるようになれば、立派なプレイボーイだな(笑)。

<③ 譲れない要望点を明示>
 女性に人気のプロフィールには「これだけは譲れない」という要望点が織り込まれている点にも注目したい。
もちろん要望が多すぎる、厳しすぎるとか、「○○はダメ」的な物言いは高圧的と受け止められて逆効果だが、適度な要望は真面目で誠実な人柄を連想させてむしろ好感を持たれるようだ。

 特に「一緒に○○して欲しい」という要望は、付き合った後のことをイメージしやすいので非常に有効。さりげない巧みな自己アピールの戦術として、未来志向の要望を積極的に活用してみてはどうだろうか。

<④ NO自虐>
 お笑いの世界で自虐ネタは定番だが、婚活の場では基本的にNGだ。
親しくなれば「本当はそんなことないでしょ(笑)」と女性が突っ込んで会話も弾むが、よく知らない相手に対しては黙るしかない。

 加えて「この人、イタイ」とドン引きされるのがオチだ。
謙遜と自虐は、似ているようで大違い。コミュニケーションに謙虚は潤滑材だが、自虐は自爆テロと心得えられたい。

<⑤ お金観・恋愛観・将来観を語ろう>
 そして最後が、「お金の使い方・恋愛観・将来の暮らし方」を簡潔に表明すること。この3点に関して、女性はある程度一致していることを最重視していると言っても大袈裟ではない。

 バブル経済のころは「3高」、その後の不況期には「3低」が付き合う男性に求める条件だったが、いずれにしろ女性から男性への一方的な通牒。
ところが今は、二人の価値観の合致を求めているのだから、女性の当事者意識が強まったという意味で好ましい変化なのかもしれない。

 さて、女性に受け入れてもらうために、君ならどうする?女性受けしそうな脚色をするのかい?

 答えはNO。自分の気持ちを偽る必要は全くない。

 お読みの男性諸君に尋ねる。あなたは変人や変態ですか?多くの人は「いいえ、普通です」と答えるだろう。
そう、ほとんどの人は普通の人だし、同時代の普通の人同士はだいたい似た価値観を共通している。

 だから自分の価値観を正直に表現すれば、あなたと同じ普通の女性がきっと共感してくれるはずだ。臆してはいけません!

最後に

 自己紹介プロフィールは未来の彼女、もしかしてお嫁さんへの最初のラブレター。

 以上のツボは押さえつつも、ニコニコしながら肩の力を抜いて書こう!
君がニコニコして書けば、きっとそれを読んだ誰かさんもニコニコしてくれるものなのだよ。

【「プロフがパンフレットなら、メールはプレゼン!」につづきます】

編集:福田フクスケ
イラストレーター:ながれださわ
協力/youbride(ユーブライド)    

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