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  • 2014.07.29

「風呂の水飲めよ!」幼児化した彼氏に、たんぽぽ・川村がプッツン/二村ヒトシ×川村エミコ対談(前編)

AV監督ながら非モテ男女への指南書も人気の二村ヒトシさんと、人気お笑い芸人たんぽぽ川村さんの対談が公開です。男性とお付き合いすることまではできても、そこからなぜかこじれてしまう男女の関係、自分を愛してくれる人の好きになり方・・・などなど、見所満載です。


2014年6月6日に開催された『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか?』の著者であり、AV監督としても活躍されている二村ヒトシさんと、お笑い芸人たんぽぽ・川村エミコさんの対談をダイジェスト版にてお届けします。
二村ヒトシさんの大ファンだと言う、川村さんの真剣な恋愛相談に注目です!

二人っきりなのにセックスしてくれなかったのは、したいのがバレてるから?

二村ヒトシ 川村エミコ


二村ヒトシさん(以下、敬称略):この本の最初のほうに思わせぶりにチェック項目を書いたんですが、どれかが引っかかった人には、ぜひ本文も読んでいただけると……。
この中だと川村さん、どれか当てはまりますか?

二村ヒトシ 川村エミコ たんぽぽ なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか?


川村エミコさん(以下、敬称略):じつは、事前にチェックしてみたんですよ。

二村:ありがとう、すばらしい対談相手……(笑)

川村:「冷たい人を好きになる」「彼を甘やかしてしまう」「いい感じの彼と二人っきりになったのにセックスしてくれなかった」あたりかな。

二村: 最後のは、川村さんがセックスしたいって思ってたからですよね。

川村:えっ? それが相手にバレていたから?

二村:それで引いちゃうのは、まあ、そこまでの男ですよ。
それはいいんですけど、問題なのは女性って「してほしかったのに、してくれなかった!」って記憶が強く残ったりするじゃないですか。そのことで「やっぱり私には性的魅力がないんだ」って悩んじゃったり。そんなことないのにね。
自己否定感って強いほうですか?

川村:強いですね。
けっこう昔に、人には期待しないということを覚えたので。相手に期待しないとこっちも傷つかなくてすむじゃないですか。

二村:「レベルが高い男が好き」というのは?

川村:あります。それは、いいに越したことない(笑)

二村:でも川村さんの「レベル高い」って、顔とか収入みたいな世間でいうスペックに関係ないでしょ?

川村:関係ないですね。
それよりは、人をまとめられるとか、こんなことを知っているんだとか、変な研究者みたいな人の方が好きです。カビの研究をしているとか(笑)

二村:オタクっぽい人っていうか、自分の世界を持ってる人が好きなんですね。そういう人で、えらそうじゃない人は、いい男です。

川村:それこそ自分の知らないことを知っている人がよくて。自分の知らない世界を知りたいと思っちゃうから。

二村:川村さんって「どんな男が好きか」って話をしていると、どんどん可愛くなっていきますね(笑)

川村:やだーもう。じゃあ、なんで私、一人なんだろう(笑)
二村さん、私に惚れちゃいました? あっ、苦笑い!(笑)

二村:だから、僕はヤリチンなので気をつけたほうがいいですよ(笑)

川村さんは彼氏から「菩薩化」されがち

二村ヒトシ 川村エミコ たんぽぽ なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか?


二村:嫌われるのが怖くてワガママや本音を言えないとこって、あります?

川村:それはあります。
この前数えたら一番直近の彼氏と別れてからちょうど550日ぐらい経っているんですけど(笑)
その人は7年ぶりにできた彼氏で、「今度付き合う人とは結婚だ!」と思っていたんです。私はなんでも我慢できるし、恋愛は歩みよりだ、オッケーオッケーって(笑)
ところがどっこい付き合ったら、私ってこんなに怒りっぽかったっけ?ってぐらいイライラしたりして、全然うまくいかなかったんです。

二村: 川村さんのことを振り回して最終的にはムカつくことになる男を、なぜか最初は川村さんのほうから好きになっちゃうケース多いですか?

川村:尽くしたいという意味では、あるかもしれない。

二村:尽くし甲斐のある、ダメな部分がある人の方が好きなのかな。

川村:そっちの方がいいですね。
役者さんとかバンドマンとか、そうじゃないですか。ステージの上ではあんなに輝いていて、でも普段何もできなかったときにセクシーだったり、男の色気を感じてなんでもしてあげたくなって好きになったりとか。
それはいけないなとわかっているんですけどね。

二村:それをやっちゃうと、男が「この人は、なんでも自分のこと許してくれる」と思っちゃって川村さんのことを“菩薩(ぼさつ)化”しちゃうんですよ。
そうすると川村さんのほうにストレスが出てきてしまうでしょ。

川村:あー、確かに彼がどんどん小学生みたいになっていって、服脱ぎっぱなしだったりとか、私がご飯作ったのに私の分を残さないで全部食べてしまったりとかありえないでしょ、みたいなことが沢山起こって(笑)それで、さよならしたんですけど。

 途中までは、彼が子どもで、私が彼のお母さんなんだと思おうって我慢していたんですよ。
別れるきっかけになったのは、彼が一人でお風呂に入っているときに「水もってきて」って言われて、そのとき突然「うわー、こいつに水もってきたくねぇな。なんだよ、風呂の水飲めよ」って思って(笑)
それで彼のこと好きじゃないんだと思って、「ごめんなさい」って言ったんです。
なんで自分が思っていること、こんなにも言えないんだろうって最後に思いました。それまでは、お付き合いってこういうものだと思って我慢していたんですよ。

二村:ある日ささいなきっかけで、ふと疑問が湧いちゃったんですね。
なぜこの人は私に水を持ってこさせようとしているんだろう? なぜ私は支配されているんだろう? なぜ私は彼を甘やかしているんだろう? なぜ彼は風呂の水道の水を飲まないんだろう?(笑)

川村:本当に嫌だったんですよね。自分が我慢をしているのに、それまで気づかなかったんですけど。

恋愛する意味は、
「なぜ自分は、そういう恋をしてしまう人間なのか」を知れること



二村:そこで気がついて、よかったですよ。
そのまま結婚して子ども産んで育てて10年後に「なんで私、風呂場の夫に水を持ってっているんだろう?」って気づく人が多いですから。

川村:私、付き合って9ヵ月で気づいてよかったです!(笑)

二村:いや、でも、いつ気がついても別にいいのかな。
いま言ってて思ったんだけど、子ども産んでから離婚したって、それでも別に「不幸」じゃないし「手遅れ」でもないよね。
人は必ず、気づくべき時に気づくし、変わるべき時に変わるれるし、そうじゃない時には変われないし。子どもの人生は子どもの人生だし。

 恋って、どんな恋でも必ず苦しくなるんだけど、あらゆる恋は「なぜ自分は、そういう恋をしてしまう人間なのか」を知るという意味があるよね。ていうか、恋にはそういう意味しかない。

川村:恋愛って尽きないですよね。
今でもちょっと「かわいい子しか恋愛する資格はないんじゃないか」って思っているんですけど、二村さんの本って、顔のクオリティが低い私のような人でも恋愛がやりやすくなるヒントが沢山書いてありますよね。

【後編へつづく】

Text/AM編集部

二村ヒトシ なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか?

「苦しい恋」にはわけがある。「心の穴」と「自己受容」をキーワードに、なぜ「楽しいはずの恋愛」が苦しいのか、の秘密に迫ります。