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  • 2017.02.08

マジメないい子(38歳)が5歳年下のパートナーを射止めた理由/受け身なオクテ女子の婚活成功記③

「アルさんの著書やコラムを参考に婚活して、結婚が決まりました!」と報告をくれた読者のYさん(38歳会社員)は、なぜ婚活に成功したのでしょうか?マジメが故に生じた恋愛の失敗などを基に「男を射止める理由」を探ってみました。婚活に悩んでいる貴女にとって光となりますように…

恋愛デスマッチ アルテイシア
by joel carter

「アルさんの著書やコラムを参考に婚活して、結婚が決まりました!」と報告をくれた読者のYさん(38歳会社員)。
に続き、受け身でオクテな彼女がモラハラ恋愛から卒業して、5歳年下の素敵なパートナーを射止めた理由に迫ります。

彼に理由を聞いてみると

Y:彼は年下だしスペックもいいし、37歳の私は断られるだろうなと思いながら、ダメモトでメッセージを送ったんですよ。

アル:ちなみに彼は年上好きだったの?

Y:いや、べつに年上好きじゃないそうです。20代の女子からもいっぱいメッセージがきてたらしくて。

アル:おーその中からYさんと結婚を決めたんだ。アラフォーにとって希望のもてる話だなあ!
彼はなぜYさんを選んだんだろう?

Y:理由を聞いてみたら、1つは「人の好きなものを否定しないところ」だそうです。

アル:うんうん、それは特にオタクにとって重要だよね。

Y:彼は一見オタクっぽくないんですが、実は『ラブライブ』の熱狂的なファンなんですよ。そういう話をすると女子に引かれるから隠してたらしくて。でも私は偏見とかないので、ラブライブを試しに観たら自分もハマっちゃって(笑)
始めはメンバーを個体識別できなかったのが、今では全員フルネーム言えるし、一緒にラブライブの聖地巡りもしました。

アル:それは理想の彼女だな~!

Y:彼も嬉しかったみたいです(笑)。カラオケに行くと二人で振り付けしながら盛り上がってますね。

アル:私も夫とカラオケで『シャアが来る!』をデュエットして「『シャア!シャア!シャア!』とこんな上手に合の手を入れてくれる男は初めて…」と感動したもん。
オタクに限らず、自分と趣味が違っても、相手の好きなものを否定せず尊重する姿勢は大事だよね。

Y:2つめの理由は「ちゃんと働いて自立してるところ」だそうです。
私は専門職でそれなりに収入があるので、男性に経済力は求めてないんですね。彼はたまたま私より高収入なんですが、相談所でメッセージを送ってくるのは、家事手伝いやフリーターの女性が多かったらしくて。
養うのがイヤなんじゃなく、「はなから養われる前提」の女性がイヤだったみたいです。

アル:昨今、専業主婦希望の女性は敬遠されるよね。

Y:彼も「もし自分に何かあった時に生きていけない女性は困る」と思ってたそうです。

アル:私も妻が死んだら生きてけないような、家事能力のない男は困るもん。あと「夫が妻を養うべき!」みたいな男は性別役割分業意識が高そうだから、自分には無理だと思う。

Y:私も専業主婦の母が亭主関白な父と結婚して苦労する姿を見てきたので、「自分は自立しよう」と思ってました。だから女性が働くことに理解のある相手じゃないと無理ですね。

アル:Yさんは両親を反面教師にして「自立しよう」と思ったことで、結果的に彼とマッチングしたんだから、その点はよかったよね。

ハゲかフサフサか問題

エリツィンとゴルバチョフ―1500日の政治対決
「エリツィンとゴルバチョフ―1500日の政治対決」
M. ゴルシコフ (編集), 佐藤 利郎 (翻訳), 村田 優 (翻訳)
出版:新評論

Y:ただうちの兄は逆というか、父の価値観をインストールされたことで結婚できない感じですね。兄は42歳独身なんですが「女は男に従うべき」「浮気は男の甲斐性」ぐらいに思ってるんですよ。

アル:ほほう~平成になってもう28年もたってるのに。それも親父殿の教育が裏目に出たのかな?

Y:そうですね。父から「男は若いうちに遊べ」と教えられて、20代30代はさんざん遊んでたみたいです。肩書き的にはハイスペなので、そこそこモテてたみたいですし。

アル:それが40越えてモテなくなったと。

Y:そう!でも本人は「自分はまだまだイケる、20代の女子と結婚できる」と勘違いしてるんですよ。「40歳のおばさんを紹介するとか言われてさ~」とか言ってて「お前もおじさんだろうが!」みたいな。

アル:それは一番イタいパターンだなあ。「自分は選ぶ側」であり「選ばれる側」という視点が欠けてるんだね。基本、20代女子は42歳を結婚相手には選ばないよね。今後の生涯年収や子育てや介護のこととかもリアルに考えるし。

Y:私は兄に会うと「老けたな…」と思うけど、本人は「俺はまだまだ若い!」と自信満々なんですよ。

アル:お兄さん、髪はフサフサ?

Y:はい、フサフサですね。

アル:男は「ハゲかフサフサか」が基準みたいよ。女は総合的に老化を判断するけど、男は遠視気味で細かいものが見えないから「髪があるかないか」しか判断できない。だから彼らにとってエリツィンは若くてゴルバチョフは年寄りなんだよ。

Y:マジですか(笑)?!

アル:喩えにエリツィンとゴルバチョフが出てくるのが年寄りだよね(笑)

Y:兄もハゲたら謙虚になるのかもしれませんね…。
私は相談所に入会した瞬間、40代の男性から申し込みが殺到したんですよ。あんまり多すぎて対応できないから、42歳以下で切ったんです。37歳の私ですらそうだったんだから、20代女子には相手されませんよね。

アル:それに20代女子は家事育児分担がデフォルトだから、お兄さんみたいなタイプは無理だと思う。

Y:ですよねえ…ってすみません、ただの悪口になっちゃいましたが。

アル:悪口はどんどん言った方がいいよ。

Y:そうなんですか(笑)?

過去の自分にアドバイスするなら?

図説 日本呪術全書
「図説 日本呪術全書」
豊島 泰国 (著)
出版社: 原書房

アル:「女子会で男の悪口を言う女は幸せになれない」とか言うけど、現実は逆だから。
「私はこんな男が嫌い!」とハッキリ言う子の方が幸せになってて、「悪口なんて言っちゃダメ」というマジメないい子がモラハラやヤリチンに狙われる。

 マジメないい子は「彼の言葉を信じなきゃ、疑うなんてダメだ」と考えがちだし、自分がひどいことしないから、理不尽にひどいことする男の心理を理解できなくて「自分が悪いからだ」と思いがちだよね。

Y:たしかに…私も「元彼を信じたい、いつか変わってくれるはず」と期待してしまったし、モラハラは「お前が悪い」と洗脳するのも得意ですから。

アル:しかもマジメないい子は、男にひどいことされても「相手を恨んじゃダメ、許すのが正しい」と思ってますます苦しむよね。

Y:私もそうだったので、アルさんの「傷つけられたら恨んで当然、許さなくていい」という言葉に救われました。

アル:怨み川柳を読むぐらいがちょうどいいよ。
過去の自分にアドバイスするなら何て言う?

Y:うーん、「もっと真剣に人生を考えろ」ですかね。
30代前半まで仕事に追われて「人生でほしいもの」をちゃんと考えてなかったんですよ。子どものことを考えると「もっと真剣に考えていれば、もっと早く動いていれば」と思いますね。

アル:もともと子どもはほしかったの?

Y:ほしかったんですけど「いつか自然に結婚して出産できるかも」と甘い夢を見てました。我ながらウカウカしてたな~と思います。

アル:20代女子は「結婚したけりゃ婚活して当然」という認識だけど、アラフォー世代はそういう女子が多いと思う。我々が20代の頃は婚活・妊活という言葉もなかったし。
あとマジメないい子は「遊びも不倫もせず、マジメに生きてれば自然にチャンスがやってくるかも」と思いがちかもね。

Y:そうなんです!でも現実は遊んでる子の方が結婚してて「理不尽だ!」と憤ってた時期もありました(笑)。過去の自分に「受け身で動かなければ当然だろう」と言いたいです。

アル:勉強や仕事はマジメに努力すれば結果が出るけど、恋愛や結婚はそうとは限らないもんね。それに婚活は自分で「やるぞ!」と決めて、スケジュールも目標もタスクも考えなきゃいけないし。

Y:マジメなタイプは自分を追い込むといいかもしれません。私は飲み会で「今月中に結婚相談所に入会する!」と宣言して、無理やり期限を作りました。いざ入会したら「それなりの金額払ってるし動かなきゃ損だ」と動けたので。

アル:それで「37歳でも動けばいい出会いがある」と証明したわけだもんね。
私はYさんの「粘り腰」が勝因の1つだと思う。彼から誘われなくても「もういいや」と諦めず、自分から誘い続けたという粘り強さがスゴイなと。

Y:たしかに粘り強い性格かもしれません。勉強や仕事でも「すぐに結果が出なくてもコツコツがんばろう」と思う方ですね。

アル:そこはYさんのマジメさがプラスに出たよね。Yさんの事例は「女は年をとると価値が下がる」という呪いに苦しむ女子の救いになると思う。

Y:ありがとうございます!うちの兄みたいに「女は若くないと」って人もいるけど、婚約者みたいに「女性の年齢にこだわらない」って人もちゃんといますよね。

アル:いるいる。フサフサの兄には悪いけど、後者の方がマトモだよ(笑)。女を記号で見ずに、ちゃんと中身のある人間として見ているわけだから。

「30過ぎた独身女は不幸」というタラレバ的価値観に脅迫される女子は多いけど、独身で幸せに生きてる人はナンボでもいるし、40や50になって最高のパートナーに出会う人もいる。他人のモノサシで「自分は不幸」と思い込むのが一番不幸だよね。

Y:自分のモノサシを持たないと、他人の評価にずっと振り回されてしまいますよね。

アル:たとえ結婚しても「子どもを私立に入れなきゃ不幸」「高級マンションに住まなきゃ不幸」と振り回されて、永遠に幸せを感じられないよね。

Y:私はモラハラの元彼と別れて「他人に振り回されるのはもう真っ平、自分の幸せは自分で決める!」と思えてよかったです。だからって元彼に感謝はしてないし、『59番目のプロポーズ』のアニマルパニックでリベンジしたいですけど(笑)

アル:彼と草むらにカマキリの卵を探しに行くといいよ!

Text/アルテイシア

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ライタープロフィール

アルテイシア
作家。

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