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  • 2017.01.11

「それ人質やないか!」受け身なオクテ女子の婚活成功記①脱モラハラ編

オクテ女子が捕まってしまいがちなのが…「モラハラ男」。今回、アルテイシアさんの元にやって来たのは、そんなモラハラ男の被害を被ってしまった女性。モラ男に捕まった彼女が婚活を成功に導けた要因とは一体何なのでしょうか?

恋愛デスマッチ アルテイシア
by Pixabay

「アルさんの著書やコラムを参考に婚活して、結婚が決まりました!」と報告をくれた読者のYさん(38歳会社員)。 受け身でオクテな彼女が優しいパートナーを射止めるまでには、幾多の困難がありました。 というわけで、前半は脱モラハラ編をどうぞ!

父親の教育が全て裏目に

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Y:『59番目のプロポーズ』の頃からずっと読んでます!当時の私は「セックス」と口に出すのも恥ずかしかったので、エロエロキャンディとか衝撃でした。

アル:エロエロキャンディは反響が大きかったよ。

Y:お陰で下ネタに耐性がつきました(笑)
私は筋金入りのオクテ女子だったんです。中高と女子校で男子と接点がなくて、アルさんが言うところの「喪というより無」の状態でした。
あと親がすごく厳しかったんですよ。子どもの頃に『らんま1/2』の告白シーンを見てたら「こんなふしだらなモノ見るな!」と父親にテレビを消されたりとか。

アル:おお~、らんますら検閲に引っかかるのか。

Y:うちの父は亭主関白のモラハラ夫でしたね。大学時代、同級生の男子から連絡網で電話がかかってきても勝手に切られたりとか。手紙や日記を勝手に見られたりもしました。

  アルさんはジェンダーフリーな家庭で育ったと仰ってましたが、うちは真逆でしたね。私には「おまえは女なんだから」と厳しくしながら、兄には「男は若いうちに遊べ」と言ったりとか。

アル:「その遊ぶ相手も誰かの娘なんだぞ!」と言いたいよね。

Y:アルさんが「親のダブルスタンダードに傷つく女子は多い」と書いてるのを見て「これって私のことだ」と思いました。
うちの親も「恋愛はふしだらでいけないもの」と刷り込んでおいて、30過ぎると「結婚しないのか」「早く孫の顔が見たい」とか言いだして。

アル:女子校の同窓会に行くと、昔遊んでた子は結婚してて、真面目でオクテな「いいお嫁さんタイプ」が独身なんだよ。遊んでた子は積極的に男を落とせるから。

Y:私も「女から積極的に行くなんてありえない」と思っていたので、つねに受け身で相手から言い寄られて付き合うパターンでした。でもまさに「肉食系は落とすまでが楽しい男」で、付き合ったら扱いが雑になって、浮気されたりとか。
初めての彼氏も「自分のモノは大きいからゴムつけるとキツい」とか言って、避妊してくれない人でした。

アル:ホルマジオのスタンドで小さくして瓶詰めにしてやりたいな。

Y:五部のホルマジオですね。

アル:あら、ジョジョいけるのね!

Y:はい、いけます!(笑) 私は「モラハラな父とひたすら耐える母」がイヤだったのに、自分も結局モラハラ男ばかり引き寄せてしまって。「従わないと怒らせるんじゃないか」と我慢しちゃうんですよ。

アル:モラハラ男はノーと言えない女子を狙うもんね。私みたいに「モラがハラってる連中はぶっ殺す!」と闘気を発してる女は狙われにくいけど。

 それにYさんは見た目も小柄でおとなしそうだもんね。
チカンとかに遭いやすいのも、露出度の高い派手な女子じゃなく、地味でおとなしそうな女子なんだよ。奴らは抵抗しなさそう子を狙うから。
だから茶髪にしてパーマをかけたり、派手な服やメイクに変えた途端、チカンに遭わなくなったという話もよく聞く。

Y:私も見た目が地味でおとなしそうとよく言われます。父に「派手な格好をするな!化粧なんかするな!」と言われて育ったので。

アル:うーむ、父親の教育が全て裏目に。「お父さんに怒られないように」を基準に考えてきたクセも恋愛に影響したのかもね。

Y:そうですね。「彼氏を怒らせるのが怖いから、逆らわないようにしよう」と考えるクセがついてました。その集大成のような感じで、35歳から2年間付き合ってた元彼が、史上最悪のモラハラ男だったんです。

史上最悪のモラハラ彼氏

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「人質の経済学」 著:ロレッタ ナポリオーニ
出版社:文藝春秋

Y:元彼は5つ下の会社の後輩だったんですが、完全に相手が上の立場でしたね。
たとえば仕事が大変な時も絶対労わってくれないし、むしろ「最近太ったんじゃない?自己管理ができてない」とか責められて。少しでも反論するとキレられるので、いつもビクビクしてました。

アル:そいつ瓶につめて蜘蛛に食わせてやりたいわ。でもモラハラとわかりつつ2年も付き合ったんだよね。

Y:当時はそこまでひどいと思ってなかったんですよ。モラハラと付き合うと自尊心を削られて「自分が悪いのかも」と洗脳されるので。
でも今の婚約者と付き合って、自分がいかにひどい扱いを受けていたか気づきました。それこそ、セックスとか180度違うし。

アル:どんなふうに違うの?

Y:「電気消して」って言ったら消してくれるとか。

アル:えっ、そこ?

Y:元彼には「注文多いな」とキレられたので。あと私はアルさんの本で“イラマチオ”という単語を始めて知ったんですが、元彼は巨根自慢で、無理やり喉の奥につっこんで喜んでましたね。

アル:それは噛みちぎっても法的に許されると思う。

Y:私がノーと言えないから、どんどんエスカレートしていって…最終的には、猿ぐつわに目隠しをされて手錠をかけられたりとか。

アル:それ人質やないか!

Y:あまりにも辛くて「私って肉便器なの?」と聞いたら「フッ、かもな」って。

アル:凌辱系のエロ漫画か!

Y:元彼は私が痛がってたら喜ぶ感じだったけど、今の彼は「痛くない?」とか聞いてくれるので、優しくて涙が出ます。

アル:そうか…それまあまあ普通のことやけどな。

Y:モラハラと付き合うと基準が狂うんですよ(笑)
元彼は私の体なんかろくに触らず、自分がイッたら即シャワーを浴びにいったけど、今の彼はちゃんと腕枕もしてくれるし、「自分はべつにイカなくてもいい、Yちゃんが気持ちよくなってくれるのが嬉しい」と言ってくれます。

アル:前がひどすぎたとはいえ、優しい彼と出会えてよかったねえ…!!

スーパーサイヤ人方式

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Y:私がイヤなこともイヤと言わないから、元彼も「こいつには何しても許される」と思ったんでしょうね。

アル:イヤなことはイヤと言うのは、自分を守るための鉄則だよね。
「本命に選ばれたければ男の要求を受け入れろ」なんて大嘘だから。ノーと言えない女子は「こいつには何してもオッケー」とどんどんナメられていくのが現実。

Y:私も頭ではわかっていたけど、「この人と別れたら次はないかも」「もう次の人を探す気力もないし」と思って我慢してました。

アル:「この人と別れたら次はないかも」と考える時点で、本心はその人と別れたいんだと思う。でも「結婚したい」って焦りや「1人になるのが怖い」って不安が、本心や現実から目をそらさせるんじゃないかな。

Y:私もとにかく結婚がしたくて、現実から目をそらしてました。アルさんの言う「結婚は単なる箱で、中身は約50年の共同生活」という現実をちゃんと考えてなかったです。

アル:元彼と結婚したら「箱の中身はウンコみっしりコース」だっただろうね。

Y:確実にみっしりコースでしたね(笑)。でもどこかで「彼が変わってくれるかも」と期待してしまって。 それにモラハラの典型でアメとムチを使うんですよ。こっちが我慢の限界で離れようとしたら「結婚したいと思ってる」とか言ってきて。

アル:相手が離れると執着するパターンね。

Y:バカですけど、私はその言葉を信じて「37歳の誕生日にプロポーズしてくれるかも」と期待していたら、誕生日自体を忘れられてました。

アル:勝手に期待して裏切られるパターンね。

Y:相手は年下だし重いと思われるのが怖くて、ハッキリ言えなかったんですよ。でも誕生日の翌日、勇気を出して「結婚したいって言ったよね?」と聞いたら「あの時はそう思ったけど、今はその気はない」と平然と返されて…その時、脳内でブチッと音がしたんです。

アル:おお、ついに堪忍袋の緒が切れる音が!

Y:腹の底に貯めこんでた怒りが爆発して「クリリンのことかー!!!」みたいな。

アル:あはは(笑)、ドラゴンボールもいけるのね。

Y:兄のジャンプを読んでましたから(笑)
その時に「もう男に振り回されるのは沢山だ!自分で人生の主導権を握るべきだ!」と思って。アルさんはずっとそう書いてたけど、頭ではわかってても出来なかったんですよ。でも「今変わらないでどうする!うおおおおおっ!」みたいな。

アル:限界を超えて強くなる、まさにスーパーサイヤ人方式。

Y:それまでは離れると優しいメールがきて元サヤに戻ってたけど、キッパリ着信拒否しました。それで「とにかく1年、婚活をがんばろう」と決めて、ちょうど1年で結婚が決まったんです。
婚約者に対しては、生まれて初めて自分から告白して、プロポーズも自分からしました。

―次回「はじめての告白&プロポーズ編」をお届けします!

Text/アルテイシア

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ライタープロフィール

アルテイシア
作家。

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