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  • 2016.11.02

タラレバ病の特効薬はコレだ!/闇落ちした元オクテ喪女に婚活カウンセリング①

恋愛の泥沼にハマリ、婚活も迷走中の元オクテ喪女にアルテイシアさんが斬り込みます。最低ヤリチン野郎との出会いから、恋愛に対して懐疑的になってしまい、路頭に迷ってしまっている読者に対して一筋の光は見えるのか?

 元オクテ喪女が沼にハマって闇落ち。衝撃的な出来事によって目が覚めるも、婚活は迷走中。

 そんな現状を何とかしたい!とメールをくれた、読者のKさん(29歳会社員)に婚活カウンセリングしてきました。

初彼をビンタからの、セフレ沼

恋愛デスマッチ アルテイシア
by RebeccaVC1

K:もともと私は女子校出身でオクテな喪女だったんです。コンパに誘われても「どうせカワイイ子がモテて自分は相手にされない」と思って、ワーッと盛り上げて終わる女芸人ポジションでした。

アル:Kさんはすごく愛嬌があるし、サービス精神旺盛な感じだもんね。

K:典型的な「面白いけど、女として見れない存在」でしたね(笑)
それで恋愛に縁がなかったんですが、23歳の時、男友達の車に乗ってたら、突然相手がさかってきて。「やめてよ!」って抵抗したけど、押し負けたというか…結局ホテルに行ったんです。

アル:そいつ最低のチンポ野郎だな。ただ、Kさんの中にも「処女を捨てたい」的な思いがあったりした?

K:それもありました。「このままじゃ一生処女かも、だったらやっとくか」みたいな。
でもいざ挿入したら超痛くて、ベッドが血まみれになって。相手は強引に入れてきたくせに血を見て引いてるし「なんなのコイツ?」みたいな。
しかもその後、3日ぐらい血が止まらなかったんですよ!

アル:うーん、今は平気っぽく話してるけど、ショックだったでしょ。

K:当時はすごくショックでしたね…最悪の初体験で落ち込みました。
それで逆に「もういいや」と思ったというか、その後、13歳年上の36歳バツイチ子持ち男と付き合ったんです。女友達にも「初めての彼氏でそこに行かなくても!」と言われたけど(笑)。

アル:Kさんはその彼のこと好きだったの?

K:いや、好きじゃなかったですね。でも「どうせ私を好きになってくれる男なんて、こんなのしかいないんだ」と思っちゃって。
その彼はつねに勃起してる感じの人だったんです。手をつないでも勃つ、みたいな。それがほんとキモくて。

アル:36歳でそれはキモいな。冴羽遼はカッコいいけど、あれは特別だもんなあ。

K:全然冴羽遼みたいにカッコよくなかったです(笑)。会うたびに即やりたがって…一回、ゴムをつけずにやろうとしたから「ふざけんな!」ってビンタしたんですよ。

アル:おお、偉い!立派だ!

K:相手は唖然としてましたけど(笑)。それで結局「おまえみたいな怖い女はイヤだ、もっと女の子らしい子がいい」と言われて、別れました。

アル:そんなゴムつけない男と付き合っても、良いことは何もないよ。ビンタできた自分を誇りに思おう。ていうか、100トンのハンマーで頭をかち割るといい。

K:ありがとうございます(笑)。でもその後、さらに迷走してしまって…。
25歳の時、すごく好きな人ができたんです。見た目も好みだし、会話も面白いし、デートの時もスマートだし。

アル:それはモテるし、遊んでる男でしょ。

K:はい(笑)。私とも遊んでセックスするだけの関係で、そういう存在が他にも何人かいたみたいです。

アル:本命彼女はいたのかな?

K:よくわからないんですよね。私も「付き合ってほしい」と言ったけど「今は仕事忙しいし彼女作るのは…」とゴニョゴニョはぐらかされて。

アル:セフレ男のテンプレだのう~。

K:ほんとそうですよね(笑)。でも私は本気で好きだったから、付き合えるかもと期待しちゃったんですよ。彼が地方に転勤してた時もわざわざ会いに来てくれたり、クリスマスにデートしたりもしたので。

アル:それもテンプレだのう。わざわざ会いに来る・誕生日や記念日を祝う・悩みを打ち明ける…といったエサを与えて「キミは特別だよ」と本命感を演出し「付き合えるかも」と期待をもたせてキープする。それがセフレ男の手口だから。

K:当時は「最後に選ばれるのは私だ、辛くても我慢しよう」と思っちゃって、でもやっぱり辛くて寂しいから、他の男と一夜限りのセックスを繰り返すようになったんです。
それでますます「私なんて誰からも愛されない、セックスだけの女だ」とコンプレックスが膨らみました。

アル:セフレ沼からの闇落ちパターンか。ゴムつけない男をビンタできるKさんでも、その彼にはハマっちゃったんだね。

K:惚れた弱みというか、彼と離れるのが怖くて、4年ぐらいズルズルしてましたね。
でも「もうこんなのはイヤだ!!!」と目が覚める出来事があったんです。

スポッ!で目が覚めた瞬間

恋愛デスマッチ アルテイシア
『妖怪男ウォッチ 単行本』
ぱぷりこ (著)

K:彼の部屋でセックスしてた時、射精してスポッと抜いた瞬間「帰って」と言われたんです。

アル:えっ、スポッと抜いた瞬間?股も乾かぬうちに?

K:私も「まだゴムも外してないのに?!」と驚きました(笑)。キゲンが悪かったのかもしれないけど、ほんとショックで衝撃を受けて。

アル:そりゃそうだよ。こっちは感情のある人間だから、空気人形じゃないんだから。そいつマジで頭おかしいな。

K:やっぱおかしいですよね?

アル:体を1センチずつ刻んで殺してやりたい。なるべく苦しんで息を引き取ってほしい。ごめんね、一度は惚れた男なのに。

K:いえ、私もようやく目が覚めたんで(笑)。あの瞬間「もうこんなのはイヤだ…愛がほしい…!!」って思いが爆発したんです。でも「どうせ私なんて誰からも愛されない」と自信をもてない自分がイヤで。

アル:それは当然だよ。初体験・初彼・セフレ男とチンポ男どもに傷つけられて、尊厳を踏みにじられて、自信を奪われてきたんだから。

K:自分が最低の女だから、そういう最低の扱いを受けるのかな…と思っちゃうんですよ。

アル:それは違う。自分は他人に最低なことをしないから、最低なことをする人間の心理がわからないんだよ。
突然ぶん殴られたら「なんで?普通そんなことしないよね?!」とショックを受けるよね。それで「自分が悪いのかも、自分に原因があるのかも」と思ってしまう。

K:そっか…なんか救われました(笑)。でもやっぱり、男を見る目がないのは事実だと思うんです。

アル:女を利用する男や傷つける男は、経験値の低い初心者を狙うからね。初心者じゃなくても、毒キノコと安全なキノコは見分けがつきにくい。毒キノコは、美味しい安全なキノコに見せるのが上手いから。

 なので、ぱぷりこちゃんの『妖怪男ウォッチ』を読もう!これは毒キノコ図鑑のような本で、多種多様な毒キノコについて詳しく解説してるから。妖怪退散のお札も玄関にはってね。

K:はい、本を読んでお札をはります!

タラレバ病の感染力

恋愛デスマッチ アルテイシア
『結婚さえできればいいと思っていたけど』 (幻冬舎単行本)
水谷さるころ (著)

K:『オクテ女子のための恋愛基礎講座』を読んで「パートナーに求める譲れない3つの条件」を考えた結果、「①尊敬できて、お互いに成長できる人」「②周りの人を大切にして感謝できる人」「③嘘をつかない人」でした。もし嘘をつくとしたら、絶対バレないようにしてほしい。

アル:いや、それは「嘘が上手い人」だから真逆になっちゃうよ。そんな風にブレるのはよくない。

K:そっか、じゃあやっぱり「嘘をつかない人」で。

アル:②と③は具体的にイメージできるけど、①が曖昧だよね。

「尊敬できる人がいい」「一緒にいて楽しい人がいい」とかいう女子は多いけど、「自分はどんな人を尊敬できるのか?」「どんな人と一緒にいると楽しいのか?」を具体的に考えた方がいい。

K:なるほど、私が尊敬できる人ってどんな人だろう…うーん(思案中)

アル:実際にKさんが尊敬している人はいる?

K:それでいうと、一番に思い浮かぶのは母ですね。
母はバツイチのシングルマザーで、会社を経営しながら子どもを育てたんですよ。周りからはバリバリ仕事のデキる人と思われてるけど、実はコツコツと地道に努力する人なんです。そういう母の姿を尊敬してきたから、私も地道に努力しようと思うようになりました。

アル:なるほど。「コツコツと地道に努力できる人」だとわかりやすいし、具体的にイメージできるよね。

K:実際に人物を思い浮かべるといいんですね!…うーん、でもな~。

アル:ブラマヨの吉田みたくなってるぞ(笑)

K:そんな人と結婚なんて無理じゃないか、高望みしすぎでは?と思っちゃうんです。

アル:なんで?「ハイスペのイケメンがいい」という条件なら、そんなの超絶レッドオーシャンだし厳しいと思うよ。でもKさんの条件はべつに高望みじゃないよね。
しっかり優先順位を整理して、譲れない条件を明確にしないと、パートナーは選べないよ。

K:「妥協しなきゃ結婚できない」と刷り込まれてるのかも。

アル:50年一緒に暮らす相手なんだから、こだわって当然だし、妥協して結婚して不幸になっても、誰も責任とってくれないよ?

K:たしかに…。

アル:Kさんがそんな風に思うのは「焦り」が原因じゃないかい?

K:あ、そうですそうです!「来年30になるし、結婚しなきゃヤバい!こだわってる場合じゃない!」みたいな。

アル:タラレバ病に罹患しているのだね。タラレバ病とは「30までに結婚しなきゃヤバい」「結婚しないと不幸になって地獄に堕ちる」と強迫観念に襲われる病です。

K:あーもう完全にタラレバ病にかかってますね!感染力もすごいじゃないですか?
周りもみんな「どうしよう、結婚しなきゃヤバい!」と焦ってて、「今の仕事は忙しくて婚活できないから、会社辞めようかな」と迷ってる子も多いです。

アル:いや会社は辞めたらアカン!結婚に賭けるのはリスクが高すぎるし、仕事を続けてキャリアを積む方がよっぽど確実だから。

対談でぱぷりこちゃんも『下の世代は「いい大学を出ても一般職で就職して婚活しなきゃ、じゃないと負け犬になってしまう」ぐらいにプレッシャーが跳ね上がってます』と話してたけど、ほんとそんな感じだよね。

K:私は母を見て「結婚=幸せじゃない」と知ってるはずなのに、結婚しなきゃヤバい!というプレッシャーの方が強くて。周りもみんな焦ってるから、自分も焦らなきゃヤバい!みたいな。

アル:その焦りが一番ヤバイよ。そんなあなたにタラレバ病の特効薬を紹介します。
水谷さるころさんの『結婚さえできればいいと思っていたけど』を読んでほしい。
さるころさんも「30までに結婚!!」と焦って結婚して離婚して、今はパートナーと事実婚を選択しているんだけど、その10年の歴史がみっしり描かれているから。

 結婚はただの箱で、肝心なのは中身=約50年の共同生活なんだけど、「あの箱がほしい!あれさえ手に入れば幸せになれる!」と思い込むと、中身を考えられなくなるし、現実を見て見ぬフリをしちゃうよね。違和感を感じても「大丈夫、結婚さえすればどうにかなる!」ってふうに。

K:私もそうでしたね…。セフレ時代も現実から目を背けて「我慢すればいつか結婚できる」「結婚すれば彼は変わってくれる」と自分に言い聞かせてました。結局、スポッで爆発しましたけど(笑)

アル:スポッで爆発してよかった!!ぱぷりこちゃんとさるころさんの本をアラサー女子の必読書に挙げたいです。

次回、Kさんのこんがらがった現状を解きほぐします!

Text/アルテイシア

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次回は…
<妥協・花びら占い・ひとり相撲はNG!/闇落ちした元オクテ喪女に婚活カウンセリング②>です。

恋愛の泥沼にハマリ、婚活も迷走中の元オクテ喪女にアルテイシアさんが斬り込みます。射精してスポッと抜いた瞬間「帰って」と言われた「スポッ事件」を経て恋愛から遠ざかっていたKさん、最近2つの出会いがありました。けれどKさんは恋愛ではひとり相撲をしがち。そんな彼女が進むべき道をアルテイシアさんが示します!

ライタープロフィール

アルテイシア
作家。

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