• love
  • 2016.07.13

幸せになりたいなら「都合の悪い女」を目指せ/アルテイシア×ぱぷりこ対談⑤

人気ブロガー、ぱぷりこさんとアルテイシアさんの対談第5弾!「男性の年収に頼る婚活は、あらゆる意味で厳しくなる」、「男の提唱するモテる女=都合のいい女」など、目から鱗が落ちる名言が連発です!

男性の年収に頼る婚活は、あらゆる意味で厳しくなる

恋愛デスマッチ アルテイシア ぱぷりこ
©Chiara Cremaschi

アル:ぱぷりこちゃんが読者に一番言いたいことは何?

ぱぷ:「結婚するなら、男のスペックに惑わされるな」ですね。表面的なスペックは魅力としてわかりやすいけど、結婚して一生を共にするには、人間性や生き方といった部分が重要になってくるので。

アル:私も『アンパンの皮じゃなくアンコに注目』、つまり「表面的なスペックじゃなく本質を見極めよ」と書いてるけど、それは阪神大震災を経験したのが大きい。

収入や学歴は、いざという時に役に立たないと実感したから。むしろ温室育ちのエリートは極限的な状況に弱くて、「草や虫を食ってでも生きてやる」みたいな人が強いんだよ。

ぱぷ:私の「走れる菌類が最強」も同じですね。会社が潰れたり、地震で家が倒壊したりしてゼロベースに戻された時に「この人なら大丈夫だろう」と思える人かどうか。
だって、今の収入が10年後も同じとは全然限らないじゃないですか?

SONYやシャープがこんなことになるなんて誰も予想しなかったし、10年後には現在ある仕事の半数がAIにより代替されると言われているし。この不確定な時代では、柔軟性や適応能力、状況を冷静に判断する観察能力を重視しないとサバイブできないですよ。

アル:そもそも夫の稼ぎだけに頼るのはリスクが高すぎるよね。
「一生、夫の会社が潰れず、リストラにもあわず、心身ともに健康で、浮気もDVもせず、自分を愛し続ける」という条件がそろって成り立つ話だから。
しかもそれって全て相手次第だから、自分でコツコツ稼ぐ方がよっぽど安心だと思う。

ぱぷ:男の稼ぎに頼らないと決めたら、自分の好きな男を選べるし、選択肢の幅も広がります。「好きな男と結婚したい」と言いつつ「自分より年収の高い夫がいい」と望む上昇婚志向の女子はとても多くて、選択肢を狭めてしまっているのがもったいない。

アル:首都圏の25~34歳の未婚男性で年収600万円以上は3.5%。地方だと年収400万円以上で2.6%まで下がるらしい。上昇婚狙いがどれだけレッドオーシャンかって話だよね。

ぱぷ:統計でも周りを見ても「年収400万以下は無理」という婚活女性は多いですが、「かけがえのないパートナー+年収もおまけでついてくる」と考え方を変えたら、年収はマスト要件ではなくベター要件になりますよね。自分ひとりで数百万単位の収入アップは難しいけれど、夫婦合算値でなら世帯年収を増やせますし。

アル:すばらしい!みんなその考え方を導入するといいよ。

ぱぷ:一方で、日本は育児負担が大きい上にキャリアを大きくダウンさせる要因になるので、リスクヘッジとして「夫にはある程度の収入を」という気持ちも分からなくはないんですけど。でもそれだって「貯金する」「絞れる支出は絞る」「子供を生む前に自分のベース年収を上げておく」といった方法は取れるわけですが、そこらへんを「夫に丸投げ」しようとする子が多すぎる。そういう負担を強いるそぶりを見せるから、男性側も「結婚できない」「結婚したくない」と意欲が下がるのだと思います。

ここ数十年で物価は上がっているのに男女ともに年収総額が減ってきているというシビアな現実があるので、「男性に頼る」ではなく、「共にこのウンコのような現実を生き延びる」と方針転換しないと難しい。

社会の激動とシビアさを考えると「自分の足で立たずに誰かに頼りたい」という婚活はもう、あらゆる意味で厳しいと思います。どこかで破たんする可能性が大きすぎて、私はそんなリスクは怖くて取れませんね。

アル:そもそも自立して働いてる女は、人のお金で生きるのが苦手だと思う。「おねだり」みたいな感覚が全然わからないやん?

ぱぷ:わからないですね。もちろんプレゼントは嬉しいですけど(笑)、自分の欲しいものを買えない、自分のやりたいこともできない、誰かに依存しないと生きていけない、その不自由さに耐えられないです。あと単純に「自分で買う」行為が好き。

でも、そういう自分をわかってない女子も多いですよね。不自由さに耐えられないのに「専業主婦が羨ましい」「だから稼ぎのある夫がいい」と言う子もいますし。

アル:女子校マインドの記事でも書いたけど、「自分の人生の舵は自分がとる!」と生きてきた女が、他人に舵を渡すなんて無理なんだよ。

ぱぷ:無理ですよ。そもそも「おねだり」って言葉が気持ち悪くて無理!

アル:女性誌には「彼氏におねだりジュエリー」とか載ってるよね。ちょっと昔だと「おねだリスト」。それを読んで「ケッ」と思う女は専業主婦に向いてないと思う。あと「自分へのご褒美ジュエリー」とかも載ってるけど、私は「べつに褒美もらうようなことしてねえし」と尻を掻きながら読んでるわ(笑)

男の提唱する「モテる女」=都合のいい女

ぱぷ:私も若い時に王道モテを目指したこともあったけど、違うなと気づきました。でも「モテればすべて解決する」と思ってる女子は多いですよね。自分もそうだったし、モテてウハウハみたいな夢を見ている(笑)

アル:男性誌の広告にある、札束の湯船でギャルの腰を抱いてるみたいな(笑)

ぱぷ:そうそう。やっぱりモテとマッチングは違うって話なんですよ。
でも恋愛本や婚活本は「モテましょう」ってセオリーが多いので、その沼にハマってる女子は多いです。モテが全てを解決する魔法のような気になるものの、まだ人類は魔法を使えるステージに到達していないですからね。

アル:特に男性の提唱する「モテる女」って、単に都合のいい女やん?

ぱぷ:都合のいい女ですよー!!!ごほっ。

アル:叫びすぎてワインをむせてる(笑)

ぱぷ:グハグハ。都合のいい女やセフレ状態で振り回されつつ、「いつか本命になれるかも」と期待を捨てらないまま、闇落ちしていく女子があまりに多くてですね…。

アル:都合のいい女を続けても、我慢が報われるどころか「ここまでやってもオッケーな女」とどんどんナメられるよね。

ぱぷ:そうなんです!「重くない風」「相手に求めない風」に振舞うのって、二次元では「俺は君のことわかってるよ、支えてくれてありがとう」ってビューティフルなクローズをしますが、現実世界では違う。自分の希望をきちんと伝える女がクロージングしてますよね。

アル:現実世界で本命になるのは「自分はこうしたい」「これはしたくない」とハッキリ言う女。男にとってむしろ「都合の悪い女」だよね。

そういう子は1人の男に大切にされて愛され続けるし、「キミじゃないとイヤだ」と替えのきかない存在になる。幸せになるために必要なのは、モテ力じゃなく求心力だと思う。

ぱぷ:「イヤなものはイヤ!」とハッキリ自己主張しない女子は、都合のいい女ポジションに収まって抜けられないですね。逆に相手まかせにせず、きちんと意思決定できる女子が、パートナーと対等で幸せな関係を築いている。

アル:自己主張が苦手で流されがちな女子が、セフレ穴や不倫穴にハマりがちだよね。
結局、都合のいい女を求める男は、少しでも都合が悪くなると一方的に去るでしょ?
知り合いの女性は「セフレにイラマチオされてもイヤだと言えなくて我慢してる」と言っていて、本命になりたくてひたすら尽くしてきたけど、「重い」の一言で振られていた。

ぱぷ:そういうウンコみたいな男の餌食にならないためには、「訴訟も辞さず!」という強さが必要ですね。

アル:現実を見ると、男が優しくて女が強いカップルのほうが幸せだと思う。

ぱぷ:私の周囲の結婚した男性も、目じり下げながら「男は決めるの苦手だから言ってもらえないとわからないんだよね~」なんてノロケてますね。

アル:男が強いカップルって、女の子が気をつかってビクビクしてるでしょ。

ぱぷ:そういう男はモラハラだから。自己主張が苦手で流されがちな女子は、モラハラの格好の餌食だし、付き合った後も地獄が続きますよ。

アル:知人女性はセフレから本命に昇格して、結婚して子どももできたけど、夫のモラハラや浮気癖は変わらなくて。「専業主婦だから別れられない」と悩むうちに、鬱病になってしまった。

ぱぷ:本命昇格を願う前に、「イヤなことをイヤとも言えない、言いたいことも言えない関係が本当に幸せなのか?」と現実を直視しないと。それを避けて我慢し続けると、精神を蝕まれていく。結婚すると子どもも巻き込みますからね…つらい…。

アル:ぱぷりこちゃんはモラハラに狙われなさそう。

ぱぷ:モラハラセンサーが敏感なので、恋愛関係になることはないですね。ちなみに私、不倫のお誘いも一度もなかったんですよ。

アル:顔に「だが断る!」と書いてあるんだな(笑)
ちなみに私は、イラマチオとかされたことは一度もない。「絶対に、絶対に、絶対に噛みちぎる」と思ってるから。

ぱぷ:顔に「噛みちぎる」と書いてあるんですね(笑)

自分を害するものを拒絶し、自分を守ってあげることが自尊心

恋愛デスマッチ アルテイシア ぱぷりこ スターウォーズ 帝国の逆襲
「スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲
リミテッド・エディション」

アル:「『付き合わないとセックスしない』と言う女は萎える」なんてヤリチンの戯言を鵜呑みにする女子は、セフレ穴まっしぐら。そもそも「セックスを断って、俺と付き合える可能性がゼロになってもいいわけ?」とか抜かすウンコと付き合っても、幸せになれるはずがない。

ぱぷ:ヤリチンは自分に都合のいい超論理で丸め込もうとしますよね。幸せになれる女は「私はそれはイヤだから」と拒絶するんですよ。

結局、自尊心や誇りって「自分を傷つけるものや嫌なものを拒絶して自分を守り、自分を大事にする」ことだと思うんですよ。よく「自尊心が持てない」とか「自己評価が低いけど、こんなに何もできない自分を認めたらダメになる」という相談を受けますが、自尊心って能力やスペックなんか1ミリも関係ないです。「自分を傷つけるものから自分を守ってあげて、自分を害してくる人間がいたら怒ること=自分を大事にする」ってことですから。

だから、自分を大事にするには「私はそういうことはやりません」「傷つける人とは付き合いません」とノーや自分の意見を言えること、自分のためにきちんと怒ることが超重要なんです。

「拒絶も自己主張せず、男に合わせて受け入れる女=モテる女」と刷り込まれている女子には「それはモテてない、カモられてるだけ!」と言いたいです。

アル:カモられないために、スターウォーズのルークばりに「ノー!!!!!!!!」と叫ぶ練習をしましょう。

次回に続く!

NEWS!
AMの姉妹サイト『TOFUFU』でもアルテイシアさんの連載がスタートしました!
≪私がペーパーウェイトを手に入れるまで/59番目のマリアージュ≫

書籍発売中!

オクテ女子のための恋愛基礎講座 アルテイシア
『オクテ女子のための恋愛基礎講座』/著:アルテイシア/出版社:幻冬舎

新刊『オクテ女子のための恋愛基礎講座』発売中
自信がない・出会いがない・付き合えない・好きにならない・もう若くない・幸せな恋ができない・SEXしたことがない・女らしくできない・結婚できない…そんな悩みを解決する一冊♪

Text/アルテイシア

ライタープロフィール

アルテイシア
作家。

今月の特集

AMのこぼれ話

アンケート

AM読者に聞く!恋愛以外で今ハマっているもの調査2016

音楽、アイドル、本、映画…みなさんは恋愛以外でどのようなことに今、ハマっていますか? AMをより楽しいサイトに改善するため、ぜひご意見お聞かせください!

アンケートはこちら